大学院臨床心理学専攻では、年に数回、心理臨床の現場でご活躍の先生をお招きして、臨床研修会を開催しています。この研修会は、日常の学習のみでは学ぶことのできない心理臨床の幅広い知識や技術を補うことを目的として設定されています。また、大学院生にとっては、心理臨床家の大先輩に出会い豊かなモデルを持って学んでいくための貴重な機会となっているようです。

　今回は、保健医療分野や教育分野を主なフィールドとしてご活躍の平尚江先生（たいらカウンセリングオフィス／本学修了生・臨床心理士・公認心理師・特別支援教育士）をお招きして、『粕屋町の就学に係る教育支援と発達検査について』をテーマにご講義いただきました。先生のご経験や臨床の知恵を惜しみなく教えていただいたあっという間の２時間でした。大学院生は、ご活躍の先生を前にして緊張しながらも、懸命にお話しに聞き入っていました。後半のグループワークにおいても、事例を検討していくことで多くの学びが得られたと思います。大学院生のみなさんは、これからの臨床に活かしていけるよう、今回の研修会を良い機会とし、今後も学びを深めていくことと思います。

　平尚江先生、ご指導いただきありがとうございました。