1年生全員が参加するオムニバス型の授業「グループ・プロジェクト」の第2回は、伊藤文一学長による講話とワークショップでした。
（前回の授業はこちら）

今回は、伊藤学長監修『Teacher’s Teacher 2　ー学校・学級風土づくりのトータルデザイン』（櫂歌書房、2012年）で紹介されているグループワークに取り組みました。

一人ひとりが断片的にもっている情報を共有し合い、力と知恵を出し合って課題を解決する全員参加型のワークショップで、グループワークではあるものの、グループはたった１つ。つまり、全員が必ず協力しなければ達成できないという難しい実践でした。

制限時間内ではすべての回答にたどりつくことはできませんでしたが、完成させることがこのワークショップ自体の目的ではありません。全員で協力して課題に取り組むなかで、学生たちは多くのことを学んでくれたようです。
学生の感想を紹介します。

・今回の授業は、単に考え抜く力だけではなく、一人ひとりが協力し合って団結することが大切なのだと感じました。（Ｈ・Ｙさん）

・みんなの個性が感じられた1時間でした。（Ｋ・Ｍさん）

・それぞれが持っている40以上の情報をまとめることができたのは、皆のおかげがあってこそだと思った。まとめ役として立候補した3人の他にも指揮をとる人がいて、協調性やコミュニケーションは本当に大事だなと思った。（Ｎ・Ｋさん）

伊藤学長からは、「活気ある1時間でした。真剣に考える表情から、コミュニケーション力やエネルギーを感じました。これからさらに成長してほしいと思います」とのコメントが寄せられました。

（学科Today編集担当）