金沢ゼミでは、企業との協働プロジェクトを通じて、社会に出て仕事をする上で必要な基礎的な能力を身に付け、将来社会で活躍できる女性になること、また自らの将来を自らの力で切り拓ける女性になることを目的に活動しています。

2年ゼミでは、将来社会に出ていくことを見据えて、「社会人はどんな人と一緒に働きたいと思っているか」をテーマにディスカッションを重ねてきました。また実際の社会人の意見を聴く機会としてゼミの卒業生とお会いしたり、今年度一緒に活動させていただいている株式会社ピエトロの社員の皆様との懇談会を実施して、考察を深めてきました。

そして先日、このテーマに対する学生たちなりの意見をまとめ、懇談会にて数多くのご意見をいただいた株式会社ピエトロの皆様に、最終プレゼンテーションを行いました。

ゼミ生たちが考えた、社会人が一緒に働きたいと思う人物像は、

　①経験を次に活かし、その経験を経験で終わらせない人
　②相手の立場に立って物事を考えられる人
　③失敗を恐れず、何事にも全力で取り組む人
 

だそうです。これらのイメージは、学生たちが意見をまとめていく過程で出会った、多くの社会人の方々に影響されて出来上がったもの。学生たちの頭の中には、これらのイメージを持った人物がはっきりと存在するのでしょう。

そして、そんな人物になるためにこれから心掛けていくこととして挙げていたのが、以下の「３つのシン」。

　①自分の中に強い軸を持つ『芯』
　②心の中に存在する、人を思いやる気持ち『心』
　③物事を肯定的に考え、強く前に向かっていく『進』

とてもいいですね。これらを忘れずに、これからの大学生活を充実したものにしていってほしいと思います。

学生からの感想です。
「プレゼンテーションの振り返りから学びがあり、考えを深め広げることにつながりました。そう思ったのは質疑応答でピエトロの皆様から頂いた質問内容から、自分を振り返ることが多かったからです。「なぜ大学に入ったのか」「ゼミで一番印象的な場は」などの質問について振り返ることで、今行動している目的・意味やこれからの自分につながる回答がゼミ生から出されていたと思います。そしてピエトロの皆様は私たちの答えから、さらに社会人目線の考えでお話をくださっていました。またその中で、広い視点や違った視点のご意見をくださり、それらが大切だということを教えてくださったようにも思います」。

株式会社ピエトロの皆様には、引続き食育活動でお世話になります。今回、大変ご多忙の中お時間をいただき、学生たちの発表に関して思いやりと優しさに溢れた数々のアドバイスを頂戴したことに対し、心より感謝申し上げます。