一年次の必修科目である「入門ワークショップI・II」では大学で学んでいくうえで必要な論理的および批判的な思考力・表現力を学びます。現代社会におけるさまざまな問題についてクラスメイトとのディスカッションなどを通して深く掘り下げて考え、かつ各自の意見をレポートや口頭で発表するといった実践を積み重ねながらこれらの力を磨いていきます。
後期の授業では、学生たちは指定されたテーマについて考え、作成したレジュメに基づきプレゼンテーションを行いました。
「女性と政治」や「大学」などクラスによってテーマは異なりますが、自身の身近な経験と社会の問題をうまく結び付けた興味深い発表が多くありました。
女性議員の少なさを女性教育の歴史という観点から問題提起したものや、身体を休めて授業に集中するために休憩室設置を大学に提案しようと呼びかけるものなど、いずれも考えさせられるものばかりでした。
とはいえ自分が調べて理解したことを、聴き手にわかりやすく伝えることの難しさを痛感した学生も多かったようです。練習はしたものの、大勢の前での発表は緊張してうまく自分の言葉で話すことができなかったと悔しがる学生もいました。この授業で感じた手ごたえや悔しさを、これからの学びにぜひ繋げていって欲しいと思います。
（学科Today編集担当）
