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2023.01.16 授業紹介

【授業紹介】「舞台制作Ⅱ」公演を終えて②

「舞台制作」とは、戯曲を読み、実際に演技をし、あるいは舞台技術の実際にふれることを通して、戯曲と演技・演出・舞台効果(音響・照明など)の関係を学ぶ授業です。また、集団創作を通して、臨機応変に対応する力やコミュニケーション能力を養います。

 

先月12月17日、後期「舞台制作Ⅱ」の公演『ハルとベルの希望の魔法』を無事終えることができました。

お越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。公演を終えての感想を、各スタッフのチーフにインタビューしました。

キャスト

——前回のインタビュー後からどのようなことをしましたか。

衣装で早着替えのある場面をメインで稽古したり、時には音照さんとの合わせを重視したりと、キャストのみではなく他の部署と一緒になって稽古をしました。

——上演を経てどんな風に思いましたか。

自分含めところどころミスがあり完璧な公演とは言えませんでしたが、そこもみんなで何とかカバーしてたので、みんなの本番の強さに感心しました。ミスと言われればミスなのですが、ハプニングもふくめ、演劇ならではの面白さだったのではないかなと思います。

——稽古と上演で演技をしている最中の意識の違いはありましたか。

場面にもよりますが、基本的に変えずにいました。本当は意識を変えた方がいいのかも知れませんが、「本番だっ!」って思ったら多分空まわるので、あえて変えずに練習と同じようにやりました。
ですが、ハロウィンの場面では小道具を忘れてしまい、めっちゃ焦りました…。それをお客さんに悟られないように必死になっていました(笑)

——そんなことがあったんですね、気づきませんでした。後期の舞台制作ではチーフをされていました。やりがいはありましたか?

自分はキャストのチーフをさせていただいたのですが、人が多い分、前期と比べてもやはりとても大変でした。でも、その分色々なことをすることができて素敵な作品ができあがったので、とてもやってよかったなと思います。

——具体的にはチーフとして大変だったことはどのようなところですか?

チーフとして大変だったことは……報連相をちゃんとしなきゃいけなかったことです。基本、怠け者な性格なので、何でもかんでも後回しにしたりわすれたりしてしまいます。ですが、チーフ会議や個人間でキャストに共有するべき情報をなるべく早く共有しないといけなかったことは、当たり前のことだし、分かってたことではありますが、なかなか大変でした。文章力も乏しいので、たくさんの連絡事項をどうしたら分かりやすく文面で伝えられるかも苦戦しました。

——いつかそのチームを経験する人へ

キャストに限らずどの部署も他学年他学科の人と関わることができますが、特にキャストは作中で掛け合いがあることを口実に、より他学年他学科の人にコミュニケーションしやすいと思います。最初は緊張するかもしれませんが、蓋を開けてしまえば面白くて良い人たちばかりなので、存分に人との輪を広げつつ楽しんで単位を取得して下さい(笑)

演出

——前回のインタビュー後からどのようなことをしましたか。

全ての動きをつけ終え、キャストへの細かいところの注意やアドバイスをしました。
舞台美術やテクニカル面でも演出の方向性を共有して最終的なプランの監督をしました。

——いろんなことをやったのですね。上演を観てどんな風に思いましたか。

今までの練習がよく表れていた上演だったと思います。たくさん練習していたところはその成果が出ていて、やったかいがあったと思いました。
全体的にもまとまりがあって、みんなが一丸となって作ったものなんだと改めて思い感動しました。

——確かに、皆さん当日の上演がいちばん良かったと仰ってました。後期舞台制作を、演出として動いてみてのやりがいは?

やりがい、達成感は大きくて、演出を申し出て良かったと思いました。
みんなをまとめつつ、物語の演出を付けていかないといけないのはかなり大変でした。しかし役者のみんなやスタッフのみんなで同じものを作り上げる楽しさから頑張れたように思います。

——いつかそのチームを経験する人へ

言っておきますがとても大変です! 適当に行えば方々からクレームが来るしまとまらないし、かと言って、自分のやりやすいようにしたいことを押し付けるのも違います。
人数が多いぶん、色んな人の意見があります。それを聞き入れて改善したり話し合ったり、大変でしんどいですが楽しいこともあります。
真剣にやればやるほど楽しくならないものはないです。演出はそれをだれよりも楽しむことが出来ます!
頑張ってください!

舞台監督

——前回のインタビュー後からどのようなことをしましたか。

各班終わってないところをまとめ、小屋入り、当日のタイムスケジュールを決めました。

——公演を終え、色々な思いがあると思いますが、上演を観てどんな風に思いましたか。
キャストさんの練習をあまり見れていなかったので、練習初期とは見比べられないですが、直前の通しを見て上演も成功するだろうなと思っていました。実際、当日の上演が1番キャスト側も見てる側も良かったと思いました。

——舞台監督さんは大変な役職だとおもいますが、後期舞台制作を、舞台監督として動いてのやりがいは。
沢山ありました。チーフ会議をやったことでトラブルや伝達ミスがなく、今までの舞台制作で1番スムーズだったのが大きかったと思います。
衝突しないことがいいとは限らないのですが、今回の個人的な目標が「言いたいこともいいつつ、褒めつつ、肯定感が溢れる現場にすること」だったので、最後の授業でみんなが感想を言っているのを聞いて、目標は達成出来たと思いました。

——では、逆に「これはやっておけば良かった!」と思ったことはありますか?
リハーサルの時間を増やしかったですね。音響、照明、キャストの合わせる時間をもっと作ればよかったです。
なかなか時間がなく、事前に終わらせればよかった打ち合わせを残してしまっていたことは少し心残りです。

——最後にいつかそのチームを経験する人へお願いします!
舞台監督だからといって、1人で進めるのではなく、周りに頼りまくって支え合いながらやると成功するのではないかと思います!

文芸

——前回のインタビュー後からどのようなことをしましたか?
文芸としては台本を書き終えたので、気になる点を微修正しつつ、衣裳小道具など他の部署の手伝いをしていました。

——上演を終え、色々な思いがあるとおもいますが、実際に観てどんな風に思いましたか。
自分の書いたパートで泣いてくれた人がいてくれたことが嬉しかったです。自分の書いた言葉が、誰かの心を動かす瞬間に立ち会うことができました。

——今回の作品は魔法学校の一年間の物語でした。後期舞台制作で、チームとして動いてみてのやりがいは?
書くことはもともと好きだし、自分の担当した場面が、実際に立体的に立ち上がる機会を持てることがやりがいだと思います。

——物語を書くのは大変なことだと思います。実際ここは難しいな、大変だなと思う部分はありますか。
今回はパートごとに分担しての作業でした。自分1人で好きな起承転結をつけられたらいいけど、そうではないし、みんなでひとつの作品を創るからこそ、コミュニケーションを取るのが大変でした。

——最後にいつかそのチームを経験する人へお願いします!
まず台本を製作しなければいけないので、最初の方に作業の大詰めが来ることが多いですが、その後は自由な時間があるので他部署の大変なところを手伝ったり見たりすることができます。頑張ってください!

上演を経てのインタビューだったからか、皆どこかスッキリしたようにも見られました。キャストチームは稽古、上演を通してずっと楽しそうにやっていたのが印象的でした。演出は大変さもあったようですが、その分やはり達成感が大きかったことがコメントから感じられます。

これまで制作班は、後期「舞台制作Ⅱ」の様子を紹介してきました。私たちもインタビューをすることで、各チームの雰囲気を肌で感じることができました。各班の受講生のインタビューには、活動中の気持ちが滲み出ています。制作の私自身、今回の本番を終えると、これまでのインタビューにもチームそれぞれの秘話が詰まっていたんだと感じました。集大成となる当日の上演には、各チームの一体感や世界観を感じることができて、私も作品に惹き込まれました。

これまで、授業の様子や多くのチームについて紹介してきました。
この回で、今期「舞台制作」の記事は終了となります。
この記事を通して、舞台制作について少しでも魅力を感じて頂けていたら嬉しいです。
これまで読んで頂き、ありがとうございました。

(担当:「舞台制作Ⅱ」制作チーム)