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2022.11.22 授業紹介

【授業紹介】「舞台制作Ⅱ」④ ― スタッフの役割(照明・音響)

 「舞台制作」とは、戯曲を読み、実際に演技をし、あるいは舞台技術の実際にふれることを通して、戯曲と演技・演出・舞台効果(音響・照明など)の関係を学ぶ授業です。また、集団創作を通して、臨機応変に対応する力やコミュニケーション能力を養います。

 

今回も、後期「舞台制作Ⅱ」の様子についてご紹介します。

後期授業では、受講生全員で1本の作品創作を行います(公演案内はコチラ)。演劇には様々な役割があります。今回は、10のチームに分かれてそれぞれ分担して作業をしています。10のチームは、キャスト、演出、舞台監督、衣装・小道具、メイク、音響、照明、制作、宣伝美術、舞台美術、文芸… と多岐にわたります。

今回は、音響と照明の2つのチームを紹介します! 実際にどんな作業を行っているかインタビューを行いました。

音響

音響は、音楽、SE(効果音)のプランニング、オペレーションを担当。講師の塚本先生の指示も仰ぎながらプランニングを進めていく。

— これまでの間、どんな準備をしてきましたか?

音響の仕事は台本があってこそ成り立つ仕事なので、台本ができてきて、どういう音がいいのかなどの話し合いを行っていました。音で舞台に幅をもたせることで場面の変化などを見ている人により印象的に伝えたいと思っています。元々決まっていたチャイムの音などを集め、「西洋風」の学校ということでそれに合うチャイムを探していました。

— 今は何をしていますか?

台本にある、スポーツ大会でのシーンの効果音を探しています。演出から具体的なリクエストを頂いたので、それに応えるために音を探しています。
歓声のSEで合う音がなかったのでスタッフで声を出すという案がでました。それについて、みんなで話し合っています。

—  今後どのような活動をされますか?

基本的には音を探す活動を行います。音響のスタッフは舞台中は表に出ることはないけど、音を通して、観客の方により感情を伝えたり想像力を働かせるような、舞台に深みを持たせるのが役目なので台本が出来上がるにつれ、音が増えるのでそれも合わせて探します。文芸チームや演出チームと協力して雰囲気づくりを行います。例えば、室内だけど天気や季節がわかるようにしたりするなど、音から感覚が伝わるように工夫します。

— 上演中は何をされますか?

主に音響卓の操作や、効果音、BGMの操作をします。ミキサーで音量調節や効果音をさらに加工、技術的なことなども行う予定です。

― 今回の舞台制作にあたって、音響班の1番の注目ポイントは何ですか?
音響は失敗しないと気づかれないので、完全に舞台と馴染ませることに力を入れています。音で舞台の演出を手助けし、舞台の飾りとしてどこまで舞台に幅を持たせるかが注目ポイントです。

照明

舞台照明のプランニング、オペレーションを担当します。舞台照明家の磯部先生の指示も仰ぎながらプランニングを進めていきます。

― これまでの間、どんな準備をしてきましたか?

まだ台本が完全に出来上がっていないので、できることは限られているのですが、照明のデザインや考え方を講師の磯部先生に教わり、主なイメージ作りをしていました。特に光の当て方やタイミングなどを話し合って考える活動をしていました。また、稽古を見ながら本格的に照明のデザインを決め、設計していました。

― 今は何をしているんですか?

実際に稽古に参加し、役者の動きを見ながら大まかにタイミングや、どの役者に当てるかなどを考えています。

― 今後どのような活動をされますか?

照明の機材や仕込み図、どの灯体(照明機材)を使うかなどを考える活動をしていきます。色や演出を考え、プランが終わったら本格的に仕込みをします。そして、実際に光を当ててイメージ通りになっているかの確認作業に移ります。

― 本番は何をされますか?

照明卓で操作をします。オペレーターの3人は、ピンスポットや照明卓を操作します。舞台袖でオペレーターに指示を出したりもします。

― 今回の舞台制作にあたって、照明班の1番の注目ポイントは何ですか?

照明は、決して目立つポジションじゃないけれど、演者がより際立って見えるように狙った光の演出が注目ポイントです。演者を引き立てつつ舞台を盛り上げていくのが照明の仕事です。

今回、二つのチームにインタビューしました。音響や照明の仕事はなんとなく想像はつきますが、インタビューすることで実際に主にどんな仕事をし、活動をしているのかがわかりました。

音響班は、コツコツと舞台の振り幅を広げる工夫を。照明班は、演者を引き立てるための工夫を。

それぞれ違う面から舞台を盛り上げていきます。どちらのチームも、舞台を創り上げるにあたってのアイディアや発想が欠かせないと思います。チームワークを深めながら活動していました。

(担当:「舞台制作Ⅱ」制作チーム)