大学生活の集大成となる卒業研究の成果を、メディア・コミュニケーション学科の忠聡太ゼミでは論集としてまとめています。卒業式の日にゼミ生に配布するだけでなく、在学中に先輩たちの研究になるべくたくさんふれてもらうために、学科内で共有する機会をつくっています。サイズは持ち運びやすさを優先した小ぶりなA5サイズ。枕元に置いたり、かばんにサッと入れたりするのにも便利な大きさです。

さらに忠ゼミの論集では、表紙のデザインをゼミ生に考案してもらっています。そのときに課すルールは以下の3点。ゼミ全体の成果が一目で伝わるように試行錯誤を重ねます。

1. 既視感のあるデザインにする
2. ゼミ生全員がちょっとずつ参加できる仕組みにする
3. 収録された研究のテーマを表紙に反映させる

過去の例としては、宅配ピザのハコに着想を得てキーワードを散りばめたり、それぞれの卒論のテーマにつながる体験談を集めて履歴書のように仕上げたりと、表現方法はさまざまです。
忠ゼミの卒業研究集は、オープンキャンパスなどのイベントでも展示しているので、足を運ばれた際にはぜひ実物を手にとってご覧ください。

（報告：忠　聡太）