LOVE FMや大分ゆふいんラヂオ局など福岡内外のラジオ番組で長年DJとしてご活躍のTOM.Gこと、伊佐智史さんを「メディア表現A（放送）」の授業にゲスト講師としてお迎えしました。
TOMさんの自己紹介から始まった講義は、大学卒業後のアメリカ留学や、現地でラジオを担当していた体験、人生に大きな影響を与えてくれた方々との出会いなど、たくさんの刺激にあふれており、学生のみなさんは夢中で耳を傾けていました。
またラジオという音声だけのメディアでどのように「映像」を表現するのか、その一例として空気の澄んだ阿蘇山の絶景を音声だけで表現してくださいました。映像がないからこそ、その声は私たちの想像力をかき立て、心に深く響きわたるようで、ラジオというメディアの持つ可能性や力を改めて感じることができました。
TOMさんは「マークイズ福岡ももち」の館内アナウンス（日本語・英語）や福岡市営地下鉄の構内アナウンス（日本語・英語）をされているほか、東京2020オリンピック・パラリンピック卓球競技の会場アナウンスなど、幅広いフィールドでご活躍されています。そんなTOMさんから学生におくられたメッセージのひとつが「これから先の人生思いも寄らぬことがたくさん起きるが、自分の目指すものに向かって恐れずにチャレンジを続けてほしい」でした。TOMさんのお話は、めぐり合う人との縁のかけがえのなさ、強い信念と情熱を持って生きることの大切さなど、どれも力強いメッセージであふれていました。講義の最後には、多くの学生からの質問に一つひとつていねいに、そしてまるでラジオ番組を聞いているかのような軽快なテンポでお答えくださいました。学生のみなさんにとって、多くのことを学ぶ機会になったのではないでしょうか。
TOMさん、貴重なお話を本当にありがとうございました。
（学科Today編集担当）
