福岡女学院大学では、教育力向上のための様々な取り組みを行っています。そのうちの一つに授業公開制度というのがあります。他の教員の授業を参観することでお互いに学び合う貴重な機会です。今回短期大学部では抽冬先生が教える「英語のしくみ」にお邪魔してきました。

この科目では英語学や語用論の知見にもとづき、英語についてのさまざまな理解の仕方を学ぶのを教育目標としています。当日の授業のテーマは英語のpoliteness (礼儀)。

会話では思っている事をそのまま表現すると相手を傷つけたり不快な気持ちにさせたりすることがあります。例えば突然髪型を変えた友人に感想を聞かれた場合、「全然似合っていないよ。」と本心を伝えてしまうと人間関係がぎくしゃくするのは英語でも同じ。無駄な衝突を避けつつ嘘はつかないにはどうしたらいいか。学生は用意されたスライドを見ながら興味深そうに授業を聞き、配布されたプリント教材の複数の会話例における言外の意図について考えました。

授業終了後、学科教員全員で公開授業参観に関する意見交換を行いました。以下参加した教員からのコメントです。

「授業開始のSmall Talkから自然に授業の本題に入っていた。」
「Slides were nice!」
「例が日常的で分かりやすい。」
「重要な箇所に下線を引くなど指示が的確。」
「前回の授業との関連性が分かった。」

授業公開制度は自分の癖を知ったり、同僚の教員の技を盗んだりできるとても貴重な機会でした。今後も短期大学部では学生に満足してもらえる授業作りを目指し努力を継続していきます！