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2022.06.17

メディア・コミュニケーション学科

授業紹介:私たちの「暮らし」と社会的背景 ~炭酸飲料の歴史から考える~

「グループ・プロジェクト」の各教員からの講義も終盤を迎え、池田理知子教授が登壇しました。「私たちの暮らしと社会的背景~炭酸飲料の歴史から考える~」と題した講義は、マンガのワンシーンや『暮しの手帖』の記事の抜粋を多用したものでした。資料作成のお手伝いをしていたとき、それらがどう使われるのか気になっていたのですが、講義内容をしっかりと補完していてなるほどとうなずかされました。

『週刊漫画TIMES』(芳文社)に連載されていた佐藤秀峰のマンガ『特攻の島』で回天特攻隊員の主人公が待機中にサイダーを飲んでいるシーンから、潜水艦のなかでは水がいかに貴重なのかがわかったり、『ヤングチャンピオン』(秋田書店)などに載っていた魚乃目三太の『戦争めし』の「銃後のまんじゅう」に描かれている砂糖が手に入らない庶民の生活と比較して当時の配給のアンバランスがみえてきたりと、興味深い内容でした。

人間魚雷と呼ばれた兵器「回天」のレプリカ(池田先生撮影)

講義の最後、「私たちは嗜好品として自分の気に入った飲み物を選んでいると思いがちだが、一歩引いたところで考えてみると、そうとばかりはいえないのかもしれない」というメッセージには考えさせられました。身近な飲み物にも、なぜそれが私たちの手に入りやすくなったのか、その社会的背景には何があったのかを見ていく必要があると思いました。学生たちも同じように感じたのではないでしょうか。

(学科Today編集担当)