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2022.04.21

国際英語学科

コロナ禍後、そしてwithコロナを見据えた国際英語学科の多彩な学びのプログラム(前編)

いよいよ、新学期がスタートしました。今年度はこれまでとは異なり、授業は感染対策を徹底させた上での対面形式を基本とする形態が取られています。

昨年度、一昨年度には目にすることができなかった学生、教員の皆さんが醸し出す賑わいを、今はキャンパスの至るところで見ることができます。

私たち国際英語学科の教員7名も、キャンパスに満ちる賑わいに大いに力をいただきながら、日々の授業、そして学生たちとの課外活動に精力的に取り組み始めています。

■イーグル・リベラル・アーツ

国際英語学科は、英語呼称ではdepartment of English As a Global Languageです。この頭文字をとって、私たちは自分達の学科をEAGL=イーグルと呼んでいます。国際英語学科では、英語を基軸として幅広い教養教育プログラムを提供し、学生たちが国際人としての豊かな教養を習得できることを目指しています。こうした一連の教育プログラムを、私たちはイーグル・リベラル・アーツ(EAGL Liberal Arts)と呼んでいます。このイーグル・リベラル・アーツが有するプログラム内容を、ここで少し具体的にご紹介しましょう。

国際英語学科での学びは、教室での座学に留まるものではありません。学生が国内外の学外他地域へ飛び出し、英語を駆使して実社会との接点にも触れることのできるさまざまな機会を提供しています。イーグル・リベラル・アーツは、大学教室での学び、学外(国外)プログラム、学外(国内)プログラム、ビジネスプログラムの大きく4つのカテゴリーに分かれます。

■大学教室での学び

国際英語学科のカリキュラムは、1)高度な英語力養成、2)英語教育分野、3)国際関係論・国際協力論、4)学術研究(英語学)を基軸とした科目で構成されています。

1)高度な英語力養成

教室では、ネイティブの先生を含む国際英語学科の教員によるwriting、reading、discussionの、一連の英語でのコミュニケーション能力を磨く上での実践的英語スキルの習得科目が提供されます。授業では、学生は自らスピーチ原稿を作成しそれをもとに教室内でのプレゼンテーション、ディスカッションに参加するという、極めて能動的な受講姿勢が要求されます。それだけに、教室は常に活気と緊張感に満ちており、充実した授業内容となっています。また、国際英語学科では全ての学生が卒業までにTOEICスコア、730点以上を取得することを学科目標としており、目標達成を見据えた授業内容となっています。

※ゼミのプレゼンテーションでは「英語で学ぶ」を実践しています

2)英語教育分野

国際英語学科では、中学校・高等学校での教員免許状取得のための教職課程を設けています。加えて、小学校児童などを対象とした児童英語教育指導員養成コース(本学独自資格)も設けており、特別なカリキュラムを用意しています。これらは将来、英語の先生を目指す学生のためのコースです。2021年度の国際英語学科卒業生のうち4名が教員採用試験に現役合格し、近隣県の教育現場(福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、大分県教育委員会、佐賀県教育委員会)へと巣立っていきました。

3)国際関係論・国際協力論

国際政治や国際協力分野の最新の動向や課題について、実務家教員から学びます。それらにはアジア、アフリカなどの発展途上国の貧困問題や成長戦略、国連平和維持活動の現状、国連、世界銀行、アジア開発銀行などの国際機関の役割と活動実績について、実際に現場に足を運んだ経験のある実務家教員の体験談をもとにした、リアルな学びの機会をお届けします。
※いずれも本学科教員が、パキスタン、バングラデシュの現地滞在期間中に撮影

4)学術研究(英語学)

世界共通語としての英語を、言語学の視点から少し学究的につき詰めます。例えば、英語の成り立ち、アメリカ英語とイギリス英語の相違点、歴史、社会言語学的観点からの探求など、研究対象としての英語学習の深掘りを目指します。このプログラムによって英語学に関心を深めた学生で過去、大学院への進学を果たした先輩も居て、現在はより専門的な学究生活を満喫されています。

■学外(国外)プログラム

国際英語学科では、長期の Study Abroad (SA) Program(1学期約5ヶ月間、または2学期約10ヶ月間)と短期のShort Overseas(SO) Program(約5週間)の海外留学プログラムを、履修科目として提供しています。2014年の本学科開設以来、既に211名の学生が長期・短期の留学に参加しています。留学参加率は九州の大学でも突出して高くなっており、世界8カ国・地域、14の海外提携校での学びの機会を活用しています。

また、10日間程度の短期海外フィールドワーク(International Fieldwork)も、選択履修科目として提供しています。過去には、ベトナムに於いてアジアの異文化体験を実現させました。

■学外(国内)プログラム

学外活動は、海外のみにとどまりません。国内他都県でのフィールドワークも提供されており、東京での国際機関訪問や、模擬国連会議全日本大会への参加(任意)などのプログラムが提供されています。

■ビジネスプログラム

国際英語学科では、2014年の学科開設以来、毎年100%近い就職率を誇っております。そして、それを支えているのが高度な英語コミュニケーション力と、さまざまな学びの機会を通して獲得した幅広い教養です。そこを土台としつつも、本学科では国内外企業へのインターンシップ・プログラムの提供をはじめとして、日々の就職相談などの親身のサポートを行います。過去、卒業生の5割以上が東証一部上場企業やその傘下企業に就職しており、中でも客室業務職、地上職などの航空業界へは、卒業生の12%強が就職を果たしています。

 

今回の「前編」では、イーグル・リベラル・アーツの内容を中心にご紹介致しました。「後編」では、今年度の新一年生の皆さんの声として、本学科に進学された皆さんの夢とその夢の実現に向けて本学科に期待すること、そして、大学4年間の学生生活の中でチャレンジしたいことをご紹介したいと思います。