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2022.05.02

メディア・コミュニケーション学科

学科2年のT・Kさんが奨励賞を受賞~ACジャパン広告学生賞・ テレビCM部門

「第18回ACジャパン広告学生賞」テレビCM部門で学科の2年生T・Kさんの作品「『仲直り』と『いってきます』」が奨励賞を受賞しました。

全国から260点もの作品が寄せられた中での受賞、本当におめでとうございます!
30秒という限られた作品の中に、T・Kさんのメッセージがしっかりと込められています。

【作品紹介】
とある日の朝。母と口喧嘩した娘は「もういい!」と言い放ち、振り返ることなく家を出ていき、そのまま帰らぬ人となる。
時間が巻き戻り、再びとある日の朝。「もういい!…やっぱ、ごめん!」「…いいわ、気をつけていってらっしゃい」「はーい…いってきます」娘は照れくさそうに家を出る。
夕方、玄関のチャイムが鳴り、娘が帰ってくる。「ただいま」

受賞を受けT・Kさんがコメントをよせてくれました。

この作品のテーマを決めるきっかけとなったのは中学生の頃に国語の先生が授業中に話してくれた、お話でした。先生が子供の頃、友人とケンカをしてしまい、仲直りをすることなくそのままお互いに帰ってしまったそうです。そして、その帰り道に友人が事故にあってしまい、亡くなられてしまったそうです。先生はこのことをすごく後悔しており、私達にこうおっしゃったのです。「友達や家族とケンカをしてもいい。でも、離れる前に必ず仲直りをしなさい。そして、どんなに仲が悪くても家を出る前には必ず『いってきます』を、家に帰ってきたら『ただいま』を言いなさい。」先生のお話は私の心の中にとても強く残っており、先生のように後悔してしまう人が1人でも少なくなるように、この作品を通して想いを伝えられたら良いなと思い、制作しました。私自身、先生のこの言葉を胸に生活しています。皆様がこの作品とコメントをきっかけに、しなくていい後悔をしないように、と願っております。

私は受賞のメールを受け取ったときは自分宛てに届いたものか信じられず、何度もメールを確認しました。本当に自分に宛てたものだと分かったときは、嬉しさや喜びが4割で戸惑いや恥ずかしさが6割という気持ちになりました。今回の受賞は、大変光栄なことで、とても嬉しく思います。また、ご指導してくださった先生、テーマのきっかけとなるお話をしてくださった中学時代の先生、撮影に協力してくれた母、制作に必要な環境を提供してくれた福岡女学院大学、そして、この作品に触れてくださった皆様に心から感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。

T・Kさん、本当におめでとうございます。

(今回の作品制作は、学科の選択科目「映像表現演習」(担当:二瓶晃先生)内において取り組まれたものです。)

【ACジャパン広告学生賞について】

「ACジャパン広告学生賞は、若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、「公」への意識を育むことを目的に2005年に設立されました。学生ならではの新鮮な表現力、発想力、訴求力が選考のポイントとなっています。」

https://www.ad-c.or.jp/campaign/cm/recruit.html

(公益社団法人ACジャパンホームページより)