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2021.11.19

大学院

からだとこころの心理療法 サートを学ぶ

 右の写真は、大学院臨床心理学専攻、授業中のひとコマです。ヨガマットを引いて、まるでヨガ教室?、のように見えるかもしれませんが、そうではありません。体を通しておこなう心理療法「サート」を学んでいます。院生同士ペアになり、実際にサートを体験し、自分の体を通して学びます。人の心、その理解と支援の仕方を学ぶため、様々な形態の授業があります。

 

サートとは??

サート(SelfActive Relaxation Therapy;主動型リラクセイション 療法、以下サート)は心理療法のひとつである「動作法」から発展し、大野博之先生(元福岡女学院大学教授/九州大学名誉教授)により考案されました。サートは、主動型リラクセイションの原理により、動作課題を介しておこなわれ、体を動かす当人の体の動きを活かし、自分でゆるめる・自分でコントロールする、を目指した心理治療の理論・技法です。医療・教育・福祉等さまざまな領域で実践が行われています。高齢者の健康維持や子育て支援、学校現場や震災後のストレスケアなど、日常の健康サポートにも活用されています。