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2021.05.06

現代文化学科

新任教員・金沢英樹教授(経営学分野)のご紹介

 現代文化学科では、2021年度より金沢英樹教授(経営学分野)をお迎えし、主に観光文化分野の科目を担当されています。そこで今回は金沢先生による自己紹介をお届けします。

 4月に新任教員として着任しました金沢英樹です。よろしくお願いいたします。

 私は大学卒業後メーカーに就職し、25年間勤務した後大学教員になりました。広島の女子大学に勤務し、さらにこのたびご縁をいただいて福岡女学院大学に勤務させていただくことになりました。

 専門は、長い企業勤務経験をもとにした経営学・ビジネス実務とキャリア教育です。本学ではマネジメントやマーケティング関連の授業、並びに女性のキャリア形成の授業を担当しています。

 経営学というと、本学科の学生にとっては関心を持ちづらい学問かも知れませんが、世の中に存在する企業活動を見つめ、科学的に分析しようとする社会科学の一つです。学生の多くが卒業後企業に就職する現実を踏まえると、ビジネス関係の知識は大学で学ぶべき教養の一つと考えて良いと思います。企業の日常の活動を、できるだけ平易に、わかりやすく伝えることをモットーにしています。

 またキャリア教育については、何より学生が大学卒業後社会で元気に活躍できるよう、その準備をお手伝いするという思いで取り組んでいます。

 学生は誰しも就職活動で苦労しますが、それでも奮闘の結果、自らの進路を選択します。そして希望を抱いて社会に巣立ちますが、その社会に適応していくということは、決して容易ではないように見えます。卒業後3年以内に3割の新卒社員が退職してしまうという実態が長く変わらないというのも、学生の社会適応の難しさを示しているといえるでしょう。苦労の末進路を決め、希望を抱いて就職したというのに、とても残念なことです。

 私としては、学生が大学生活のうちに少しでも社会を知り、社会で生き抜いていく力を備え、また社会の中で活躍する自分の姿や自らの人生をイメージしていただいて、自信を持って大学を巣立っていただきたいと願っています。

 教育活動、特にゼミにおいてはこれまで、地元企業や地元で活躍する社会人の方々にご支援をいただきながら、新製品開発をはじめとして様々なプロジェクトに取組んでまいりました。その中で、まずは学生がひとりの人間として大切なことを実践できるように、さらには社会で生きていくための基礎的な力、すなわち「社会人基礎力」を身に付けられるように、心がけてきたつもりです。今後も地元福岡のみなさまと一緒に、地域の宝ともいえる学生たちが希望ある未来を自ら切り拓いていけるよう、サポートしてまいりたいと思います。

 今後ともよろしくお願いいたします。

≪学生たちが自分たちで考えた新作パンを紙粘土で形にしたもの。上手ですね≫

紙粘土細工をもとに、パン屋さんに試作品を作っていただきました。おいしそうです