言語芸術学科では、３年次に卒業論文を完成させ、４年次では「言語芸術研究」という授業で、その内容を外部に向けて発信をします。
今回はMさんの卒業制作作品を紹介します。
Mさんは「歌舞伎の伝統と革新 三代目市川猿之助の活動を中心に」というテーマで、卒業論文を書きました。
歌舞伎がこれまでどのような変化を遂げてきたのかその歴史をたどり、なかでも三代目市川猿之助が創り上げた「スーパー歌舞伎」を取り上げ、その意思が現代にどう受け継がれているのかを考察しています。
４年生では卒業論文の内容を踏まえて、歌舞伎の魅力を紹介するネットラジオ番組を製作しました。
卒業制作は、論文とは違って発表の媒体も自分たちで考えます。Mさんは、この学科todayでも紹介しているネットラジオの活動を続けているので、声によるラジオ形式の発表を選びました。
歌舞伎を見たことのない人に、声だけでどのように歌舞伎の魅力を伝えるか。ラジオでは、Mさんが観劇したエピソードなども交えながら、丁寧に紹介されています。この製作は録音や編集も学生自身で行います。そのための試行錯誤もまたこの授業では新しい学びや気づきにつながると考えています。
「舞台ではきっとこういう風に役者さんが動いてるのかな…」と想像しながら聴く楽しみはラジオならでは。よろしければぜひお聴きください。
