メディア・コミュニケーション学科では、毎年、学科全体での卒業研究発表会を行っています。
今年は1月末にオンラインで開催しました。
メディア・コミュニケーション・デザインを学際的に学ぶ本学科の卒業研究は、音楽やドラマ、報道番組に関する分析調査や、私たちに身近なジェンダーやペット問題を考えるもの、アナモルフィック・アートを応用したデザインや家族のお弁当をテーマにしたZINE（ジン）の制作など、今年も多岐にわたっていました。
（写真は左上から時計回りに、N.Mさん、K.Nさん、M.Yさん、I.Mさんの卒業研究作品です）
下級生も参加した発表会では、オンラインという制約の中でも白熱した議論が交わされ、持ち時間を過ぎてしまう場面もありました。発表した4年生のコメントを抜粋して紹介しましょう。
「今回はオンラインの発表形式でしたが、特に発言しやすい環境だったと思います。チャットに『言葉で残す』ことによって、タイミングを厳密に考えることなく発言することができました。またそれを読む側も、質問をしっかり理解できていたように思います。」 「自分の論文に対する様々な意見から、研究中には思いつかなかった考えがあり、更なる追求と発想力を膨らませることが今後の課題だと思いました。」
たくさんの気づきがあったようですね。また、下級生からはこんな声が寄せられました。
「先輩方がどんな研究をしているか知ることができ、発表会の雰囲気も分かって良かったです。まだ少し先ですが、卒業研究のテーマを考えるきっかけになりました。」 「早い段階でアイデアを固めないといけないなと思いました。自分も納得のいく研究ができるよう頑張ります。」 「（研究の）苦悩の跡がレジュメの下絵に表れていて、たくさん考えられたのだろうと思いました。完成の３D作品がとってもきれいで、画面越しに思わず拍手しました。」
7月に開催された構想発表会では、質問にうまくこたえることができず、思わず言葉に詰まる場面もありましたが、今回の発表会では、それぞれの研究について自分の言葉で堂々と語るみなさんの姿に、頼もしさを感じました。4年生のみなさん、本当にお疲れ様でした。そして、下級生のみなさん、来年の発表を楽しみにしています！
（報告：学科Today編集担当）