5割以上が大手企業に内定。 業種別では 12 %が航空業界へ。
2019年度の卒業生のうち、20％近い9人が東証一部上場企業から内定を頂き、参加企業を加えると50％の学生が有力企業に就職を決めています。特に強いのは航空業界で、過去5年間の平均就職率が2割を超えています。総合的な学力に加え、英語力の高さが決め手になっていると考えられます。2020年度は新型コロナウイルス感染の影響で旅行・航空関係の採用が厳しい状況ですが、近い将来コロナは収束し景気は必ず回復します。4年後を見据えた学びを学科全体で支えます。
「客室乗務員になる」夢を実現し、現在、全日本空輸(ANA)で活躍している国際英語学科一期生、K.R.さん（福岡女学院高等学校出身）からのメッセージをご紹介します。
大学での学びについて教えてください。
私の学生生活は、主に教員免許取得、語学留学、創作舞踊部での活動に力を注いだ4年間でした。
大学入学当初は、中学校・高等学校の英語の教師を目指していたこともあり、教職課程を履修しました。模擬授業や介護等体験、特別支援学校での研修、教育実習等を通し、学部や学科の壁を超えて、教職に関する専門知識を磨くと同時に、同じ目標を持つ仲間と共に学びを深め合うことの楽しさを分かち合うことができました。
2年次には、ニュージーランドへ約4カ月間の留学を経験しました。英語力の向上はもちろんのこと、様々な価値観を持った人たちと接することで、新たな発見があり、刺激的な毎日を送っていました。今でも当時同じクラスで授業を受けていた海外の留学生と連絡を取り合うこともあり、私にとってこの4ヶ月間は、決して忘れられない時間です。
放課後には、部活動に専念し、3年次には部長を務めました。部員全員で同じ目標に向かって努力することの大切さや、目標を達成することの素晴らしさ、組織をまとめ上げることの難しさを学び、この経験が、今の私の人生において活かされていると思います。
4年間を有意義に過ごすことができたのは、いつも支えてくださった教職員の方々、部活動の顧問、コーチ、先輩、友人、後輩のおかげです。
現在、客室乗務員として日々感じていることを教えてください。
全日本空輸(ANA)で客室乗務員として、国際線・国内線ともに乗務をしています。
約3ヶ月間の新入訓練を経て、様々な機種の乗務資格を保有し、入社2年目には、国際線ビジネスクラスでのサービス資格を取得しました。現在、入社して3年が経ちますが、チーフパーサー資格取得の為に、代行業務を重ね、キャリアアップを目指しています。
日々のフライトでは、「お客様を安全に目的地までお届けする保安要員」として、また、「機内でお客様が快適にお過ごしいただける為のサービス要員」として主にこの2つの役割を十分に発揮できるよう努めています。
飛行機にお乗りになるお客様は、ビジネスマンの方、ご旅行の方等、様々な背景をお持ちです。お客様一人ひとりの機内での過ごし方は異なり、お客様の表情や会話、仕草から何を求めていらっしゃるかを引き出す必要があります。入社当初は、少し難しく感じておりましたが、乗務を重ねるたびに、自身の観察力が磨かれていることを実感しています。狭い空間でいかにお客様が快適にお過ごしいただけるかを考え、同じ便のクルーと話し合い、最高のサービスを提供できるよう心がけています。
現在は、コロナウイルスの影響で、乗務機会が減り、お客様との接点も少なくなってしまいましたが、自分にできることを見つけ、少しでもお客様の心に残る時間になるよう、初心を忘れず、日々のフライトを大切にしていきたいと考えています。
客室乗務員を目指している後輩や受験生へのメッセージをお願いします。
また、少人数制度の為、先生と学生との距離が近く、授業内で感じた疑問点はその場で解決し、活発な意見交換を行う授業スタイルも特徴的です。
そしてやはり最大の魅力は、充実した語学留学制度があることだと思います。短期留学から長期留学まで選択肢の幅があり、長期留学でも卒業が遅れることなく、安心して海外での生活を謳歌できるプログラムです。
このように、福岡女学院大学の魅力は一言では語り尽くすことはできませんが、個性を大切に受け入れ、のびのびと成長できる環境が整っています。英語教育や宗教行事、芸術活動、そしてキャリア支援と幅広い分野に注力しています。女性としていかに人生を生きるか、といった方向性を示してくれる点も魅力の一つだと思います。様々なご経歴をお持ちの素晴らしい先生方の元で、素敵な学生生活を送ってみてはいかがでしょうか。
