12月8日（火）と10日（木）に、本学大学院臨床心理学専攻の進学ガイダンスをオンライン上で実施しました。これまでに数多くの臨床心理士を輩出してきた本学大学院臨床心理学専攻に対して、関心をもっている学部生はたくさんいます。そうした関心を持ってくれている学部生を対象に、心理学科では、毎年、大学院進学ガイダンスを実施してきました。今年度は、開催時期が例年よりも遅くなりましたが、オンライン上で実施したところ、1年生から4年生まで、多くの学部生が参加してくれました。
ガイダンスでは、最初に参加者全員が集う全体会を実施しました。全体会では、現役の大学院生がスライドを作り、学部時代の過ごし方や大学院進学後の院生生活等について、自身の体験を踏まえながら、具体的にお話をしてくれました。また、学部生が気になる質問に対して、Q＆A方式で答えてくれました。また、全体会終了後、個別相談会を設け、希望した学部生は、院生に直接、質問してお話しを聞くことができました。
今年度のガイダンスでお話をしてくれた院生が、大学院進学ガイダンスの感想と学部生へのメッセージを届けてくれましたので、紹介します。
大学院生の感想と学部生へのメッセージ
◆今回進学ガイダンスに参加して、まずとても懐かしい気持ちになりました。学部の時に、自分も大学院の先輩方から色々と説明を聞いていたので、先輩にしていただいたように、自分も後輩の皆さんの力になれればと思い、役割を引き受けさせていただきました。
個別相談では、予想通り試験の内容や、試験勉強に関する質問が多かったです。今年度は、大学に来る機会が少なく、例年よりも情報にアクセスできる機会や相談できる機会もあまりなく、不安になっていたのではないかと感じました。その不安が今回のガイダンスで少しでも軽くなっていれば嬉しいです。
学内の学生は、3回受験のチャンスがあります。後輩の皆さんには、諦めずに最後まで頑張ってほしいと思います。そして、これからの授業や生活面で得られるものがたくさんあると思うので日々を大切に過ごしてください。
（大学院生Yさん：福岡女学院大学出身）
◆大学院進学ガイダンスに参加して、かつての私も参加者の皆さんと同じように、大学院進学に対して不安や悩みを抱えていたことを思い出しました。大学院に進学する決意には、様々な不安がついてまわると思いますし、覚悟を決めるのに時間を要する人もいると思います。
自分が大学院でどんなことを学び、将来どんなことをしたいのか、方向性が定められたら、自ずと覚悟もついてくると思うので、しっかりと自分の気持ちを見つめ、将来の道を選んでほしいと思います。
今回のガイダンスを経て、皆さんの将来の選択に少しでも役立てていれば幸いです。また、福岡女学院大学大学院で学ぶことは、どれも貴重な学びなので、臨床心理士や公認心理師を目指す未来の後輩たちへ、少しでも大学院の魅力が伝わっていればいいな、と思います。
（大学院生Yさん：北九州市立大学出身）
