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2021.01.12

国際英語学科

【卒業生紹介】英語教諭として活躍中の卒業生M.Fさん(2017年度卒)からのメッセージ

国際キャリア学部国際英語学科で取得可能な教員免許として、主に中学校教諭一種免許(英語)や高等学校教諭一種免許(英語)があります。

教員免許を取得しても教員として実際に採用されるためには様々な試験をクリアする必要があります。例えば、福岡県及び福岡市の中学校英語教諭採用試験では筆記試験のほか、実技試験、模擬授業、面接などが実施されます。採否にあたっては、教員としての高い資質・能力が求められます。競争率も高く、難関の就職先といえます。

ここでは、この難関の英語教職に挑戦し、「英語の先生になる」夢を実現し、教育現場で活躍している国際英語学科卒業生のうち、現在、福岡市内の中学校で活躍しているM.Fさん(福岡県立古賀竟成館高等学校出身)からのメッセージをご紹介します。

現在、教員として現場で感じることを教えてください。
また、在学時持っていた教員の仕事に対する印象(イメージ)で変わったことなどがあれば教えてください。

在学時のイメージどおり、毎日とても忙しくしています。しかし、どんなに精神的、体力的につらくても、生徒たちの笑顔や成長する姿を間近で見ることができると、とてもやりがいを感じます。

大学では、できる限り英語の授業の実践を積もうと教職課程だけでなく児童英語教員の免許取得にも勤しみましたが、いざ現場で授業をするとなると、教えなければならないことが多く、限られた時間の中で生徒たちに「読む・書く・聞く・話す力」すべてを身につけさせるのはとても難しいです。今年で教員3年目になりますが、周りにいる先生方に相談したり、勉強会に参加したりしながら自分の授業スタイルを模索しています。

また、日常生活においての生徒指導や学校行事の計画・提案、人権や道徳の授業もあり、英語の授業と同じくらい大切なので、その知識ももう少し深く在学中に習得しておけばよかった...と痛感しています。

まだまだ未熟ですが、周りにいるすべての人を幸せにできる先生になれるよう日々、精進しています!

英語教職を目指している後輩や受験生へのメッセージをお願いします。

学校の先生として働くには、「愛情、やる気、根性」が大切だと強く実感します。在学中に英語力はもちろん、教職の知識もたくさん身につけ、向上心をもって色々なことに挑戦してみることをおすすめします。ともに頑張りましょう!

国際英語学科の英語教員育成の特徴:
模擬授業を通して教育現場で活かせる実践力を育成

本学科の教職課程(「英語科教育法」科目)の特徴は徹底した個人指導による実践教育です。2年次に英語教育に関する理論を学習した後、3年次に模擬授業を行います。1人20分の模擬授業をビデオ撮影し、クラス全体・個人で振り返りを行います。この学習を1年間繰り返すことで、どのようにしたら英語でのインタラクションが可能になるかを学びます。こうした高めた実践力は教育実習でお世話になっている中学校、高等学校からも高い評価を頂いています。

(在学中のM.Fさんの模擬授業の様子)

国際英語学科教授
細川博文

「英語科教育法 I~IV」担当

Oxford University Press・数研出版主催英語セミナー、TOEICセミナー等の講師を多数担当し、現場の先生方にも指導法を紹介しています。