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2020.12.18

大学院

大学院と学部の連携

福岡女学院は、「つながり」を大事にしています。学院聖句にも示され(ヨハネによる福音書15章5節)、「つながり」を大切にし、一人ひとりの人生が豊かに実を結ぶように全人教育を実践しています。

 

公認心理師・臨床心理士は、心理職としての専門を活かしつつ、チームで関わること、多職種と連携することが求められます。大学院生は、日々の実習の中で大学院生だけではなく、学部生も含めてチームで支援を行うことを体験しています。

 

また、ティ―チングアシスタント(TA)として学部生の授業支援も行います。TA体験を通して、心理学の知識を再確認し、後輩の学びをサポートする体験を通して、人を活かす関わりについて日々学びを深めています。

 

今回は、小学校の特別支援学級のこどもたちへチームで支援を行うことを体験した修士2年のYさん、TAとして後輩を支援した修士1年Iさんの二人に感想を寄せてもらいました。      

学部生の実習サポートを行った感想

学部生の実習がより実りあるものとなるために大学院生が行うべきサポートは何か、常に考えながら臨んだ期間となりました。実習の間にチームで話す機会を設けたことで、学部生の不安や疑問の共有を行うことができたと思います。またそれだけでなく、子どもたちの情報も共有し、子どもたちに必要なサポートは何か、どんな子どもかといったことを、それぞれの情報をつなぎ合わせながら一緒に考えることができました。チームで話した分、子どもたちへの理解が一層深まったと感じています。院生にとっても非常に貴重な機会となりました。

(修士2年Yさん:九州ルーテル学院大学出身)

TA体験の感想

TAを担当する前は「自分が学部生にしてあげられることはあるのだろうか」と思っていました。しかし、実際に授業に参加すると、短い期間でたくさんのことを吸収している学部生の姿を見ることで私の方がたくさんのことを学ばせていただきました。実習先で子どもたちのことを理解しようと試行錯誤する姿や自分の行動を内省して次に生かそうとする学部生たちの姿を見て「私も頑張らなくては!」と思い、実習の場に身を置く学生として大切なことを再確認することが出来ました。TAの活動は大学院生が学部生をサポートするものであると同時に、お互いが刺激し合いながら成長していくための場でもあると思います。

(修士1年Iさん:福岡女学院大学出身)