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2020.11.21

言語芸術学科

言語芸術学科「舞台制作」の公演をオンライン初挑戦で行います!

【タイトル】『転校生―オンライン版』
【原案】平田オリザ「転校生」(『平田オリザ戯曲集2 転校生』晩聲社)より
【出演】福岡女学院大学「舞台制作Ⅰ・Ⅱ」受講生20名
【スタッフ】福岡女学院大学「舞台制作Ⅰ・Ⅱ」受講生42名
【脚色】須川渡(本学講師)、受講生6名
【演出】須川渡
【スタッフ指導】礒部友紀子(照明・有限会社サム)、塚本彩乃(音響・有限会社アクト  ワン)、菅原力(制作・福岡市文化芸術振興財団)
【配信日時】 2020年12月16日(水) 17:00〜 YouTube LIVEにて配信
  ※ 終演後〜2020年12月22日(火)23:59までアーカイブ視聴が可能です。
【視聴方法】視聴料金:無料(要申込)

※不慮の一時停止や映像・音声の乱れ、インターネット回線の突発的なトラブルによる一時中断などが発生する可能性もあります。あらかじめご了承ください。
※配信内容については動画サイトやSNSなどへの無断転載・共有は固くお断りします。
※有線LANまたはWi-Fi環境での視聴を推奨します。
※ライブ配信が視聴できなかった場合、アーカイブ配信をお楽しみください。なお、アーカイブ配信を視聴の場合も、申込が必要となっております。
 

【主催】福岡女学院大学人文学部言語芸術学科
〒811-1313 福岡市南区曰佐3-42-1
TEL : 092-575-5873

【協力】(有)アゴラ企画/青年団、(有)サム、(有)アクトワン、(公財)福岡市文化芸術振興財団、枝光本町商店街アイアンシアター

【問い合わせ先】 福岡女学院大学人文学部言語芸術学科『舞台制作Ⅰ·Ⅱ』 fukujo.butaiseisaku@gmail.com

平田オリザ原案の『転校生』をオンライン授業の大学生が演じる

この作品は、現代口語演劇のパイオニアである青年団主宰・平田オリザ作『転校生』をコロナ禍で高校生がオンライン授業をしている設定へと大胆に改作したものです。
現在、オンライン授業を余儀なくされた福岡女学院大学の学生たちがおくるリアルな日常に重ね合わせながら、ビデオ通話のZOOMを使用した演劇作品を創り上げます。
平田オリザ『転校生』は、女子高校生たちの教室に「朝起きたらこの学校の生徒になっていた」と言う転校生が突然現れるところから物語がはじまります。平田オリザ戯曲特有の「同時多発」会話の他愛のないやりとりの中に「生と死」、大人になること、将来への不安などが描かれています。1994年初演以来、高校演劇のバイブル的な作品となっており、近年では映画監督・本広克行氏が演出を手がけるなど、さまざまなクリエーターによる上演が続いています。

学年を横断した団結力で魅せる、初挑戦のオンライン演劇

 『転校生ーオンライン版』は受講生が直に顔を合わせる機会が一度もないまま舞台公演を行うという、かつてない状況の中で作られます。
作中には、ダンスや、パンケーキ?モーニングルーティン!?など思わず引き込まれてしまうような場面が散りばめられています。
また、この舞台は収録とリアルタイムの両方を織り交ぜて作られます。リアルタイムならではのドキドキハラハラも、ぜひ感じていただきたいです。
原案の『転校生』に描かれる転校生の心のざわめきは、現在キャンパスに来られない学生と重なる点が多くあります。
一度も顔を合わせることはなくとも、1年生から4年生の学年を横断した団結力で、オンラインでの稽古と公演という未知なる挑戦に挑みます。その結果、どのような化学変化が起こるのかを皆さんの画面の前で見届けてください!

一年を通して、学生の力でひとつの舞台を作り上げる授業

 福岡女学院大学は、2001年に演劇をカリキュラムに取り入れた表現学科の誕生以来、演劇教育に力を入れてきました。2013年に表現学科を前身として設立した言語芸術学科は、「日本語表現(戯曲)」「英語表現(戯曲)」「身体表現ワークショップ」「舞台制作Ⅰ・Ⅱ」「舞台芸術(音響・照明)」「舞台芸術(衣裳・メイク)」などの科目を揃え、演劇を理論から実践まで学べる学科です。
中でも「舞台制作Ⅰ・Ⅱ」は、一年をかけて舞台づくりについて学ぶ実践科目で大変人気が高く、毎年50名を超える受講生が集まります。
学内教員とプロの外部講師の指導のもと、キャスト、スタッフをすべて学生が手掛けます。
前期の「舞台制作I」では、チームに分かれて舞台作品を作ります。各チーム個性を活かした作品が作られ、学年を横断した団結力も芽生えます。
そして、後期の「舞台制作Ⅱ」では、学習成果の発表の場として、全員で一つの舞台作品を作り上げます。この舞台公演は、外部の方々にも公開し、観劇していただいています。