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2020.09.11

国際キャリア学科

(授業紹介)Junior Seminar Ⅰ(蘭ゼミ、異文化コミュニケーション研究)

国際キャリア学科3年生、4年生は、国際政治経済・地域研究、国際協力、異文化コミュニケーション、経営・ビジネスの各専門分野のゼミ・クラスに分かれ、専門科目を重点的に学んでいます。

このうち、異文化コミュニケーション研究の蘭ゼミ(3年生)では対人コミュニケーションや異文化コミュニケーションについての研究を中心に行っています。コミュニケーションに関する2年次までの授業(1年次「Introduction to Communication」、2年次「Intercultural Communication」)の学習内容を踏まえて、学生自身で興味関心があるテーマを決め、文献レビューを読み、自分の研究の意味を明示し、Research Questionを立てて、研究を進めていきます。

論文を書くことは簡単ではありません。しかし、先行文献を読み、自分独自の研究テーマやResearch Questionについて深く理解して、解明すると同時に、自分の研究の意味を見つけることは、物事全般に対しても批判的な目でみて、客観性を保つ訓練になります。論文を書き上げるのは、言葉で意見を組み立て、研究結果を発表することを通して、プレゼンテーション能力を高めることも期待できます。

現3年生の研究テーマの例は次の通りです。

  • 恋愛による自己肯定感の変化及びアイデンティティの確立
  • 日本的接客サービス~訪日外国人客にとって「おもてなし」は本当に良いものなのか~
  • メンズスカートの受容性~ファッションから見る自己表現~
  • 今後の観光産業のあり方を考える〜新型コロナウイルス拡大による影響を受けて〜
  • チューター経験から考える異文化コミュニケーション
  • 日本人女子学生とスウェーデンの若者の政治意識について~なぜ日本人学生の意識は低くなるのか~

以下はゼミ生の感想(代表)です。

S. K さん(愛媛県立新居浜西高等学校出身)

蘭先生のゼミでは、ゼミ生それぞれが気づいた日常的な疑問を課題とし、独自の考察やアンケート調査などを通して論文を書き進めます。研究テーマもそれぞれ独創性があり、自分では気づかなかった疑問や新しい分野の研究結果を知ることができて、とても勉強になりました。「異文化コミュニケーション」を学ぶ上で必要不可欠な知識である「コミュニケーション」については、このオンライン授業から学ぶこともたくさんあり、今後の研究を進めていくうえでいい経験ができたなと感じます。不安と寂しさの中でのオンライン授業でしたが、蘭先生やゼミ仲間のおかげでとても楽しく充実したものとなりました!

R. D さん(筑紫女学園高等学校出身)

グローバル化の進む現在、国際ビジネスを行う上で必要な相互理解のためには異文化コミュニケーション力が必要だと考え、このゼミを選びました。蘭先生のゼミの特徴である自分で考えて研究テーマを決めることにより行動力と主体性を身に着けるとともに、ゼミ・メンバーから多様な意見を聞くことにより物事を客観的に見る力も身につけられたのではないかと思います。こうした力を少しずつ自分のものにできるように取り入れていくことができたため、とても面白かったです。

K. H さん(山口県立華陵高等学校出身)

初めてのゼミで最初は緊張していましたが、少人数制なので、たくさん相談でき、安心して受講することができました。また、ゼミ仲間の発表を聞いて新しい発見を得ることができたり、自分自身のモチベーションアップにも繋げることができました。

M. N さん(福岡県立筑紫高等学校出身)

私は今回初めて論文を書いたのですが、はじめのうちはテーマに関連性の強い文献を多く読んでいました。しかし、蘭先生のアドバイスを受け、少し視野を広げて、関連度の低いと思われるものも読んでみると、新たな視点からの考察ができることを学びました。自分の興味の強いものについて詳しく考えることができ、先生も協力してくださったため、難しそうだと思っていた論文作成もやり抜くことができました。後期のゼミも楽しみです。

R. N さん(長崎県立佐世保北高等学校出身、福岡女学院大学短期大学部編入生)

編入生である私にとって、初めて受ける授業がオンライン上だったので、不安もありましたが、ゼミで出会った蘭先生やクラスメイトが温かく迎え入れてくれたので、緊張もほぐれ、楽しんで受講することができました。自分一人の力で「論文を作り上げる」のは、初めての経験で、想像以上に苦戦しました。しかし、蘭先生からのアドバイスや、クラスメイトの発表を参考にしながら、研究を進めていくうちにテーマについてより考えを深めることができ、この経験は卒業論文を作成する上で大きな力になると感じました。後期は、前期での反省を活かして、より良い論文が作成できるよう努力したいです。ゼミが、対面で受けられる日をとても楽しみにしています。