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2020.08.17

国際キャリア学科

授業紹介 Junior Seminar I (中島ゼミ:英語学)

国際キャリア学科3年生、4年生は、国際政治経済・地域研究、国際協力、異文化コミュニケーション、経営・ビジネスの各専門分野のゼミ・クラスに分かれ、専門科目を重点的に学んでいます。

このうち、英語学研究の中島ゼミ(3年生)ではこの前期、John Hinds著『Situation vs. Person Focus』を読み、「日本語らしさと英語らしさ」について認知言語学の知見も交えながら考察しました。最終プレゼンテーションでは、Hindsの主張の中から興味のあるトピックを選び、チームごとに選んだ映画から例を探し出して検証するプレゼンテーションを行いました。一見楽しい作業に聞こえますが、実際に取り組むと中々該当する例が見つからず、膨大な時間を必要とします。けれども、4つのチームは最終的には良い例を探し出し、発表もレベルの高いものとなりました。さらに今回はオンライン授業だったため、前もってプレゼンテーションをパワーポイントと共に録画する必要がありましたが、その大変な作業もチームワークの良さで乗り越えてくれました。ゼミ生の元気で前向きな姿勢のおかげで、毎週水曜日が待ち遠しい前期授業となりました。皆さん有難う!

以下はゼミ受講生の感想です。

≪Team Cassiel≫

S.Mさん(熊本県立玉名高等学校出身)

前期の前半、英語字幕を自分たちで翻訳して日本語字幕を作成し、チームでアフレコ録音をした作業が面白かったです。直訳するのではなく、ニュアンスを汲み取りながら意訳し、かつ時間配分を考えて吹き替えをするのは想像以上に難しかったです。後半では、教科書に沿って日本語と英語での表現方法の違いを学び、とても興味深く、新たな発見がたくさんありました。オンライン授業という初めての環境でしたが、チームのみんなとも協力してプレゼンテーションを行うことができ、理解も深まったので良かったです。ありがとうございました。

N.Hさん(福岡県立新宮高等学校出身)

今まで特に意識せずに使っていた日本語と英語の仕組みや特徴というものを知ることができ、非常に興味深く、英語を学ぶ上では重要なことだと感じました。テキストは理解するのが大変でしたが、何回か読んで分かってくると、「なるほどな」と納得し、面白いと感じることができました。グループワークもたくさんあり、充実していました。前期で学んだことを活かしつつ、後期も頑張っていきます。

M.Hさん(明光学園高等学校出身)

初めてのゼミを遠隔で受けることになったので、当初は不安を感じていましたが、Meetで先生から説明をしていただいたり、チームでのプレゼンテーションに取り組んだりしながら、難しかった教科書の内容を理解することができました。また、Meetで先生やゼミの皆と顔を合わせながら、お話しできたので、主体的に授業に取り組むことができ、とても楽しく受講できました。後期も宜しくお願いします。

Y.Sさん(福岡大学附属若葉高等学校出身)

 私は映画の中でも特に洋画を観るのが好きなので、このゼミに参加できるのが嬉しく、とても楽しみにしていました。教科書の内容は予想以上に難しかったのですが、英語と日本語の違いを自分の好きな映画の台詞を引用して考えるということで、楽しみながら言語学についての知識を深めることができたと思います。これから映画を観る時は、授業で学んだことを思い出して、映画の中での台詞から英語と日本語の違いを考えてみようと思います。後期のゼミも楽しみです。

≪Team Nathan≫

K .Nさん(長崎市立長崎商業高等学校出身)

授業の内容は難しく、テキストも理解が難しいところもたくさんありましたが、先生が作成してくださった動画のレクチャーから理解を深め、それに対してストリーム上で質問したり課題に取り組んだりしました。対面授業よりやりにくいところもありましたが、チームを作ったことで4人の中で気軽に分からないことを聞くことができ、パワーポイントを使ったプレゼンテーションも遠隔でありながらしっかり作成することができました。遠隔授業に始めは戸惑いもありましたが、毎回、最初にmeetで顔を合わせたり、自己紹介や自分の好きなものについて話したり、ちょっとしたレクリエーションみたいな感じで各自がお気に入りのお菓子を用意してOnlineで話したり、とても楽しくゼミを受けることが出来ました。

C .Iさん(福岡工業大学附属城東高等学校出身)

前期のゼミで “Situation vs. Person Focus”を学び、今まで無意識に話していた日本語と英語の違いが理解できました。授業は難しい内容でしたが、先生の説明やグループで一緒にプレゼン資料を作りながらの意見交換、そして他のチームのプレゼンテーションを見ることで、だんだん理解を深めていくことができたと思います。会話の中での日本語らしさや、英語らしさについて、プレゼンテーションを通して楽しく学ぶことができて良かったです。また、前期は全てオンライン授業となりましたが、グループ活動では、オンライン上でも一人ひとりが意見を出し、協力して課題に取り組むことができたので、対面授業と変わらないくらい充実した活動ができたと思います。

Y.Sさん(九州国際大学付属高等学校出身)

ゼミを通して、英語の面白さや魅力を感じることができました。今まで、映画を見る中で英語と日本語の翻訳との間に違いのようなものを感じていたので、このゼミを通して理解が深まってきたように思います。Situation Focus, Person Focusを勉強していくうちに、今まで気づかなかったことに気づき、新たな知識を得て、英語に対する見方や考え方が変わるようになりました。オンライン授業ということで、チームでプレゼン資料を作るのはかなり大変でした。しかし、他のメンバーがと積極的かつ協力的だったので、円滑に作業を進めることができ、とてもうれしく思います。チームで意見を出し合うことで、学んだことへの理解が深まり、チーム内の関係もいい形で築くことができました。

Y .Fさん(福岡県立春日高等学校出身)

最初に「グループでプレゼンテーションを作ってください」と言われ、本当にできるのかと戸惑いを感じていました。しかしLINEやMeetを通して先生の分かりやすいご指導の下、皆と協力して困難を乗り越えることができ、またより一層団結力が生まれました。最終的にはチームで想像以上のクオリティの高いプレゼンテーションを作り上げることができました。ゼミでの学習を通じ、今までは何とも思わなかった英語の文法にたくさんの新たな発見をしました。なかでも一番、面白かったことはHigh ContentとLow contentの内容です。英語を話すときにはほとんどに主語が含まれていますが、日本語の場合は主語が省略され、具体的な内容を言わなくても日本人同士では阿吽の呼吸のように会話が成り立ってしまいます。世界共通言語である英語は様々な文化をもった国で話される一方、日本語は独自の文化を持つ島国で使用されるという背景に関係しているのではないかと考えました。英語を詳しく深堀りすることで英語の学習が今まで以上に面白くなります。小さな疑問でも大きな発見になることが言語学ならではの面白さだと感じています。中島先生のゼミはたくさんの工夫が施されていたため、分かりやすく楽しみながら受けることができ、毎回の授業が楽しみでした!

≪Team Maggie≫

S.Mさん(福岡県立春日高等学校出身)

英語らしさと日本語らしさについてなんとなく感じていたことを具体的に理解することができました。最初、教科書のイントロダクションを読むことでさえ難しく、チームのみんなと意見交換をしました。また、チームでのプレゼンテーションや授業中の問題も、簡単には答えを出すことができず、たくさん話し合いました。頭を使う、考えるということがこんなに体力を使うんだと驚きました。しかし、考えた分、自分たちで納得する答えを見つけられた時や先生の説明を受け、理解できた時は、大きな達成感を感じました。分からないことを分からないと伝えると、真剣に話し合いをしてくれるチームのみんなに助けられました。このゼミを通して、洋画や海外ドラマをさらに観たくなりました。これからまた自宅での時間が多くなると思うので、無駄にせず、学んだことを意識しながら楽しみたいと思います。オンラインでしたが、様々な工夫のされたゼミで、充実していました。後期もよろしくお願いします。

Y .Cさん(福岡市立福岡女子高等学校出身)

普段はそれほど気にしていなかった日本語と英語の微妙な違いがわかるようになりました。教科書を読むだけでは難しい内容ですが、先生がわかりやすく解説してくださったり、分かりにくい部分について質問をすると丁寧に詳しく説明してくださったので、よく理解ができました。各チームで教科書の内容に基づいてプレゼンテーション資料を作ったことで、内容をより把握できました。チームで協力しながらプレゼンテーションができあがったのもよかったです。また、自分たちで選んだ映画を見ながら例を探したのは、頭に入りやすく、復習にもなったと思います。後期のゼミもとても楽しみにしています。後期こそはみんなに会えることを願います。ありがとうございました!

F .Nさん(福岡県立宗像高等学校出身)

最初はOnline授業に不安もありましたが、Google Meetで先生やゼミ生の顔を見ながら、最近あった出来事や趣味などを話す談話の時間もあったため、次第に不安も吹き飛びました。ゼミの雰囲気も明るく、またグループワークがあったので、それまで話したことのないメンバーとも力を合わせて作業できたので良かったなと思います。授業の内容は難しかったですが、今までに考えたり、学んだりしなかった「日本語らしさと英語らしさ」や日本と英語はそれぞれどんな特徴を持っていて、類似点と相違点は何かという観点から学習したことは新たな気づきや、「なるほど」と思う点がたくさんあり、興味深かったです。さらに、学習したことを実際に自分で映画の中から例を見つけ、教科書の論点と照らし合わせることはとても難しく大変でしたが、自分なりに噛み砕いて考えたことでより理解が深まったと感じます。後期のゼミでは他のグループのプレゼンテーションから学んだ、聞き手に伝わりやすくする工夫を参考にしながら、よりアカデミックなプレゼンテーションができるように頑張ります。

K. Kさん(熊本県立玉名高等学校出身)

最初はオンライン授業ということもあり、不安でした。しかし、google meet を使って先生やゼミ生同士でコミュニケーションをとったり、画面のストリーム上で質問をすることができたので、安心して受けることができました。また、チームでのプレゼンテーションは1人で作る何倍もの苦労がありましたが、役割分担をし、協力したおかげで、良いプレゼンテーションが仕上がったと思いました。回線の不調などもありましたが、その都度、先生が対応を工夫してくださったので、安心して受けることができました。自分の近況を発表しあうなど楽しい雰囲気でゼミを受けることができて良かったです。

≪Team Seth≫

N.Nさん(福岡県立新宮高等学校出身)

オンライン授業という慣れない環境ではありましたが、友達や先生と協力し、頑張ることができ、ゼミの授業は自分にとってとてもいい糧になりました。プレゼンテーション思料の作成はかなり苦戦しましたが、チームで意見を出し合い、工夫し、納得のいくものが作れたと思います。ゼミは私が大学で一番、楽しみにしていた授業でしたが、クラスメイトと先生とが一丸となって作り上げているような気持ちになり、非常に楽しく、学びの多い時間を過ごすことができたと感じています。これも先生が毎回、わかりやすいスケジュールや内容を考えてくださったおかけだと思います。本当にありがとうございました。後期のゼミに向けて、復習などを頑張っていこうと思います。

M. Aさん(熊本県立人吉高等学校出身)

教科書が難しくて理解するのに時間がかかりましたが、クラスメイトのみんなのプレゼンテーションがわかりやすくまとめられていて、しっかりと理解することができました。個人的には、チームのメンバーと協力してプレゼンテーションを作ったことが一番、頑張ったことだと思います。リモートだったので直接会って話すよりも作業が大変だったのですが、協力することでスムーズにできたと思います。プレゼンテーションを作る際に、テキストの内容をよりしっかりと理解しなければならなかったので、何度も読んで理解を深めました。また、映画を使ったプレゼンテーションでは、セリフとテキストの内容を対応させながら進めるのが思っていたよりも大変でした。しかし、終わった後には、達成感があってクラスメイトにも良い感想を貰えたので嬉しかったです。はやくみんなに会いたいです。

O.Aさん(久留米市立久留米商業高等学校出身)

ゼミに入るまで日本語と英語の違いなんて考えたことがありませんでした。ただ、純粋にストーリーを楽しんで日本語字幕で英語を見ていました。チームで協力し、City of Angelsの映像にオリジナル吹き替えを入れたり、教科書の説明のプレゼンテーションを行ったり、最後は自分たちで選んだ映画から例を取り学習したことをまとめることができました。1人ではわからなかったところも先生の説明をはじめ、チームのメンバーやほかのチームの意見により、理解を深めることができました。夏休みを無駄にしないように、計画を立てて学習し、後期のゼミをパワーアップした自分で受けられるように頑張ります。ありがとうございました。

M. Yさん(福岡海星女子学院高等学校出身)

大学に入学した頃からずっと楽しみだったゼミがオンライン授業になり、直接、先生にご教授頂けなかったことがとても残念に思っています。しかし、オンライン授業でも中島先生が工夫してくださったおかげで、毎週、楽しみながら学ぶことができました。はじめにゼミで使用されるテキストを読んだときは、難しくて理解するまでに時間がかかりましたが、日本語と英語の表現の差や訳し方の違いを毎回、発見し、理解できたときは、楽しさに変わりました。今まで英語を話したりエッセイを書いたりする際につまずいていたのが、実は日本語を英語に直訳していたためだったのだと謎が解け、またそれがどういう理由で違うのかというところまで学べたので大変、興味深かったです。