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2020.08.11

国際キャリア学科

(授業紹介)Freshers Seminar(4クラス合同授業、アシアナ航空の横山様による講義)

国際キャリア学科1年生を対象とするフレッシャーズセミナー(Freshers Seminar、担当:中島、山口、蘭、オキーフ)の14回目の授業は4クラス合同で、ソウルでの客室乗務員研修や福岡での地上職員研修でお世話になっているアシアナ航空の横山誠スーパーバイザーをお招きし、航空産業とそれを取り巻く社会・経済環境、航空会社の業務や求められる人材などについてご講義いただきました。

横山様からは初めに航空業界を取り巻く環境について解説いただき、近年、訪日外国人誘致などインバウンドの促進が日本経済にとって重要になってきたこと、今年、予定されていた東京オリンピックを機に訪日客のさらなる増加が見込まれていたものの新型コロナウィルスの感染拡大で一転して激減し、航空産業をはじめ「人の移動」にかかわる産業は厳しい状況に置かれていることをご説明いただきました。また、厳しい状況下、航空業界では新型コロナウィルス対策に力を入れて取り組んでいることをアシアナ航空やフィリピン航空などの実例を交えてご紹介いただきました。

 

続いて、航空会社の業務について営業、貨物、客室乗務員、グランドスタッフの順に詳しくご説明いただきました。特に、客室乗務員、グランドスタッフの業務については実際にアシアナ航空で活躍されてきた社員の方々へのインタビューに基づいて、それぞれのお仕事の内容や月間の勤務スケジュール、その仕事に就いてよかったことと大変なこと、目指された理由、英語や韓国語をどのように学ばれたのかなどについてご紹介いただきました。そのうえで、外資系航空会社は客室乗務員やグランドスタッフだけでなく、営業でも女性の活躍が目立つ業界であることなどをご紹介いただき、「語学ができれば可能性は無限大です。学生時代に様々なことを経験するとともに、英語などの語学力をしっかりと身につけてください」とアドバイスいただきました。

続いて、学生時代にご友人がニュージーランドで撮影された写真に魅せられ、海外旅行に強い関心を持つようになり、オーストラリア旅行やカナダへの短期留学などを経て、旅行業界を目指されたこと、旅行会社で福岡に転勤した時に縁があってベトナム航空に転職、のちにアシアナ航空に勤務されるようになったことなど、ご自身のご経歴を紹介いただき、「学生時代の過ごし方次第で人生は変わります。夢も変わります。ここが人生の分岐点、自分の好きなことができる、自由に勉強ができる最初で最後の4年間です。いろいろなことに挑戦して下さい。皆様の明るい未来を応援しています」と熱いエールを送ってくださいました。

 

講義の後は横山様が応えきれないほど、質問が相次ぎ、1年生たちの航空業界など海外とつながる仕事に対する関心の高さがうかがわれました。以下は受講した学生の感想(代表)です。

K.Fさん(福岡県立福岡中央高等学校出身)

アシアナ航空の横山先生のお話を聞くことができ、とても良い経験になりました。特に「語学ができれば、可能性は無限大」という言葉が印象に残りました。私は将来、就きたい職業が明確には決まっていませんが、将来の夢が決まっていないからこそ、選択肢を増やすためにも大学4年間で語学の勉強に励むことが重要であると感じました。「学生時代の過ごし方で、夢も変わる」という言葉も印象に残りました。この4年間をどのように過ごすかによって今後の人生も決まると思います。後悔することがないように大学生のうちに色々なことに挑戦して、経験を積んでいきたいと思います。

 

C.Sさん(福岡県立明善高等学校出身)

航空業界に関心を持っていた私にとって、今回のアシアナ航空の横山先生の講義はとても興味深いものでした。講義を聞いて航空業界で働くにはやはり語学力や国際性が必要だと感じました。アシアナ航空のような外資系航空会社では特にそれらが大切になると思います。また、臨機応変に行動できる力、お客様のことを最優先に考えて行動できる力を身につけなければならないと思いました。自分の夢をかなえるために、大学では英語を中心に語学のスキルを高めるとともに、インターンシップなど国際キャリア学科の実践的なプログラムに積極的に参加し、接客のマナーや臨機応変に対応できる力、柔軟さを身につけたいです。今回、とてもためになるお話を聞くことができて、本当によかったです。ありがとうございました。

 

M.Nさん(福岡県立筑前高等学校出身)

私は日本と世界をつなぐ職業である国際線の客室乗務員の仕事に就きたいと思っています。今回は実際に航空会社に勤務されている横山先生からお話を伺うことで、お仕事での素晴らしい経験やご苦労など、初めて知ることがたくさんありました。特に印象に残っていることは、横山先生が学生時代の体験を交えてお話しされていた「語学の重要性」についてです。語学力(特に英語)は、どの職業においても必須になりつつあることが分かりました。私も一度、海外研修に行ったことがあるので、耳が英語に慣れてくるという感覚がなんとなく分かります。だからこそ、毎日、英語に触れることが大事だという言葉に説得力を感じました。国際キャリア学科には、同じ志の友人たちがたくさんいますし、国際色豊かな先生方がいらっしゃるので、この学習環境に感謝して、自分を高めていきたいです。今回の90分の講義で自分の将来に対する視野が広がりました。色々なことを吸収できたので、実際に現場へ行って働かれている方々の肉声が聞けるインターンシップにも積極的に参加することで、更に自分の可能性を広げられるのではないかと思いました。3、4年後の自分が後悔しないように、日々の大学生活を充実させ、スキルアップにつながる体験を積み重ねていきたいと思います。横山先生、新型コロナウィルスの感染が拡大している大変な時期に講義をしてくださり、ありがとうございました。

 

H.Yさん(福岡県立香椎高等学校出身)

横山先生の講義を聞いてより航空業界に関心を持ちました。講義のなかで横山先生が語学力の重要性について何度も説明されていたのがとても印象的でした。お客様への対応や事務作業については仕事のなかで慣れていくものかもしれませんが、語学力は基礎を地道に作っていかなければならないのだと改めて思いました。国際キャリア学科に入学し、語学力を高められる環境をいただいている以上、語学を意欲的に学び、国際社会で役に立つことのできる人になりたいと思いました。今まで外国の文化に触れたいと思いながらも語学力やコミュニケーション能力に自信が持てず、諦めの気持ちが少しありました。ですが、横山先生のお話を聞いて、今から少しずつ準備を始めれば良いのだという気持ちに変わりました。外出が制限されている今だからこそ、インターネットで興味のある国を調べたり、ネイティブの英会話を聞いて英語の発音に慣れる練習をするなど、できることに取り組んでいきたいと思いました。大学生活の限られた時間と今、自分が置かれている状況を有効に使っていきたいと思います。

 

Y.Fさん(福岡県立香住丘高等学校出身)

特に心に残ったことは、私たち学生は勉強に惜しみ無く時間を使うべきだということです。大学に在学している間は、自由に語学の勉強はもちろん、自分が興味あることを気の済むまで学ぶことができるということを改めて実感しました。私には兄弟がいないので、大学生活でしておけば良かったことなどを聞くことができたことは大変、貴重な機会でした。時が過ぎ、福岡女学院大学を巣立つ4年後、現段階よりもより広く深く学んでいるようになりたいと考えます。今回の講義を聞いて、改めて私は世界を舞台に活躍する人間になりたいと思いました。横山先生、この度は貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。

 

L.Tさん(福岡県立久留米高等学校出身)

今回の講義を通して特に印象に残った点が三つあります。一つ目は航空会社の仕事内容で、価格管理、販売戦略、機材整備、広報など様々な業務があることを学びました。二つ目はインバウンド需要についてで、新型コロナウィルスの感染拡大により、航空業界だけでなく、飲食業、宿泊業やレジャー・サービス業などのインバウンド需要が期待できる業界が厳しい状況下にあることを学びました。しかし、アシアナ航空では検温や消毒はもちろん、マスクや手袋の着用も徹底しており、食事も個食個包装で提供されていて、さらにホームページに機内感染防止の動画まであげられており、このような配慮や工夫でお客様とスタッフの安全を考慮されている会社なら信頼して、働けると思いました。三つ目は国際キャリア学科がアシアナ航空と提携して実施している客室乗務員研修についてです。身嗜み、化粧、機内サービス、非常着水訓練、姿勢や歩き方、ボイストレーニングまで資格を持たれている先生に教えていただくとができることを知り、素晴らしいと思いました。横山先生の講義を通して、改めて自分のキャリアプランを考えることができました。とても有意義な講義でした。本当にありがとうございました。

 

M.Iさん(聖和女子学院高等学校出身)

私は将来、客室乗務員などの航空関係の仕事に就きたいと考えています。航空関係と聞くと、客室乗務員やグランドスタッフ、整備などの仕事が頭に浮かびます。しかし、航空会社の仕事はこれらだけではなく、営業、予約、管理など様々な仕事があることを学び、将来に向けての視野が広がりました。アシアナ航空は、韓国や日本、台湾などのアジアを中心として、他にもホノルルやサイパンなどにも就航されています。外国人社員が多く働いておられ、多国籍な文化や言語を学ぶことができるところに魅力を感じました。国際キャリア学科にはアシアナ航空と提携した客室乗務員研修などの機会があるため、積極的に参加し、たくさんの経験をしてより視野を広げたいです。また、英語や韓国語などの検定はもちろん、国際ボランティアなど、学生生活でたくさんの経験をしたいと思います。

 

M.Sさん(熊本県立第一高等学校出身)

アシアナ航空は将来、働きたいと考えていた航空会社であったため、とても興味深い講義でした。客室乗務員に求められることは多くありますが、私は主に語学力、柔軟な対応能力、体力の三つを重点的に伸ばしていきたいです。新型コロナウィルスの感染拡大の影響で旅行関連の業界は大きな打撃を受けています。航空会社も航空機を飛ばしたくても飛ばすことはできず、客室乗務員も在宅勤務になっているという状態です。採用を中止した航空会社も多くあります。一年後、二年後に世界がどのようになっているか分かりませんが、不安になるのではなく、語学の勉強や航空会社の情報収集、オンライン授業などにこれからも真剣に取り組んでいきたいと思います。

 

Y.Hさん(大分県立大分鶴崎高等学校出身)

アシアナ航空の横山先生のお話を聞き、より航空業界に対する関心が深まりました。これまで航空業界の仕事といえば客室乗務員やグランドスタッフというイメージが強く、その他の職種について知識がなかったからです。しかし、横山先生の講義で航空会社、航空業界には様々な職種があると知り、改めて自分でも調べてみました。横山先生のような営業や広報、総務、経理などの部署があること、様々な専門職があり、たくさんの人が関わって航空業界が成り立っていることを改めて実感しました。また、航空会社によって個性があり、採用の基準や社員に対する特典、規則が異なるのは面白いなと思いました。私はまだ将来の希望進路が決まっていませんが、大学生活の中でぜひアシアナ航空客室乗務員研修に参加するなど様々な経験を積み、それを将来に役立てたいと思います。未だ大学に通えないことや、留学についてなど不安は大きいですが、この苦しい状況が終わることを信じ、横山先生のおっしゃっていたインバウンド需要の高まりを見据え、英語力や第二外国語の力も着実につけ、積極的に様々なことにチャレンジし、後悔のない大学生活を送りたいです。

 

R.Tさん(大分県立日田高等学校出身)

今回のように企業に勤められている方から講義を受けた経験がなかったので新鮮でしたし、とても勉強になりました。横山先生やアシアナ航空で働かれている客室乗務員、グランドスタッフの方々からは「大学生活を有意義に過ごし、多くの挑戦をしてほしい」とのメッセージをいただきました。このフレッシャーズセミナーの授業で大学4年間でのキャリアプランを作成しましたが、さらに内容を濃くしていきたいと思いました。また、そのキャリアプランに沿って、一ヶ月のような短い期間でも達成目標を自分で立て、キャリアプランを実現できるようにしていくことが必要だと感じました。もう前期も終わり、1年生の半分が過ぎました。とても時間の流れが速いように感じます。大切な時間を無駄にしないように一日一日を過ごしていきます。横山先生には私たちの質問にも丁寧に回答して下さり、本当に感謝しています。大学の4年間で、何を経験し、そこから何を得、学び取るかということを一番に考え、行動していきたいと思いました。とても有意義で貴重な時間でした。ありがとうございました。   

 

C.Kさん(島根県立益田高等学校出身)

航空会社の仕事はとてもやりがいがあり、誇りを持てる仕事だと感じました。講義のなかでは国際キャリア学科がアシアナ航空と提携して実施している客室乗務員研修のご紹介もあり、非常着水訓練やアナウンス実習に加えて、ウォーキング練習や機内サービス実習といったとても貴重な体験ができるプログラムであることに興味を持ちました。特に非常着水訓練が楽しそうです。今、私は韓国語の授業を取っているのですが、難しくて、時々、心が折れそうです。しかし、アシアナ航空の客室乗務員やグランドスタッフの方々が入社後に韓国語の勉強を始められたと聞き、少し安心しました。かと言って油断はできませんし、語学を学んでおいて絶対、損はないと思うので、一生懸命、頑張りたいと思います。英語の学習も毎日、触れることが大事であるとおっしゃっていたので、地道に勉強を続けていきたいです。横山先生のお言葉の通り、今が一番、勉強ができる時期で頑張り時だと思います。今回の講義で将来の仕事の選択肢が広がった気がします。また、自分を見つめ直す良い機会になりました。

 

M.Oさん(福岡女学院高等学校出身)

私はアシアナ航空に以前からとても興味を持っており、韓国旅行に行くときはよく利用していました。そんな憧れの企業で働かれている横山先生のお話を聞くことができ、とても嬉しかったです。横山先生は、アシアナ航空はサービス面に力を入れているとおっしゃていました。その通りだなと思いました。これまで様々な韓国の航空会社を利用してきましたが、アシアナ航空のサービスがとてもよかった印象があります。機内での客室乗務員の方々の姿を見ても老若男女、全ての人に平等にそれぞれお客様に最適なサービスを提供されていると感じていました。グランドスタッフの方々も搭乗口でお客様お一人一人に適した言葉や視線で声をかけられており、私もこんな人になりたいと思い、とても憧れました。航空業界、そしてなかでもサービス、安全、安心を第一とされているアシアナ航空に就職したいと強く思いました。貴重なお話をいただき、本当にありがとうございました。

 

K.Aさん(九州英数学館国際言語学院出身、ネパール出身)

私は以前から客室乗務員か、通訳になりたいという夢を持っていましたが、インドに旅行した際に客室乗務員の方々のお仕事を見て、客室乗務員を目指すようになりました。母も将来、私が客室乗務員になるのを見たいと応援してくれています。この夢を実現するために日本語と英語の学習と、文化や価値観が異なる人とポジティブなコミュニケーションがとれる能力を高めていきたいです。横山先生、貴重な講義をいただき、ありがとうございました。

 

      アシアナ航空客室乗務員研修(ソウル:2019年度)  

2017年度研修に参加したM.Yさん(左:佐賀東高等学校出身)は日本航空の客室乗務員として活躍中 

2017年度研修に参加したE.Sさん(左:久留米商業高等学校出身)はマカオ航空の客室乗務員として活躍中、N.Sさん(中央:柏陵高等学校出身)はアイベックスエアラインズの客室乗務員として活躍中

2018年度研修に参加したA.Kさん(右:佐賀商業高等学校出身)は全日本空輸の客室乗務員として活躍中

2018年度研修に参加したM.Yさん(伝習館高等学校出身)はジェイエアの客室乗務員として活躍中