心理学科を卒業後、本学大学院で学び現在臨床心理士として活躍中のⅯさんに、現在の仕事と後輩へのメッセージを紹介してもらいます。

スクールカウンセラー／適応指導教室　指導員

小学校のスクールカウンセラーとして、児童や保護者の相談を受け、学校や関係機関と連携しながら取り組みを行っています。適応指導教室では、学校に行きたくても行けない児童・生徒に対する居場所づくりを行っています。どちらも、子ども達が心の安定を保ちながら、その子らしく過ごしていけるよう、気持ちに寄り添った関わりを大切にしています。

大学で学んだ知識は、仕事はもちろん生活の様々な場面で活かされています。例えば、日常生活の中で誰かに気持ちを伝えたい時、伝え方に迷ってしまうことはありませんか？自分の言いたいことをストレートに表現するとトラブルになってしまうかもしれないし、だからといって自分の気持ちをおさえてしまうと苦しくなってしまうかもしれません。そのような時、大学の授業で“アサーティブな自己表現”について学びました。これは「自分も相手も大切にした自己表現」の方法です。相手とコミュニケーションをとる時は、このアサーティブな自己表現を心がけるようにすると、相手の気持ちを尊重しつつ自分の気持ちもうまく伝えられるようになっていきます。このように、心理学科では私たちがより良く生活していくためのヒントを教えてくれる学びが沢山あります！ 

大学や大学院での時間は、長いようであっという間の限られた時間ですが、どのように使うかは自分次第です！勉強はもちろん、興味のある事や好きな事に精一杯取り組んでいけば、かけがえのない時間になるかと思います。福岡女学院には、成長をサポートしてくださる先生方がいます。皆さんの夢が形になるよう、応援しています！

（修了生：Mさん）　　

※掲載している写真は、2020年3月以前のものです。