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2020.03.12

現代文化学科

2019年度卒業生130名への祝辞(学科教員一同)

◇現代文化学科長 日野資成先生
現代文化学科卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。4年前、ハウステンボスで一泊研修をしました。レンブラントホールでフランス料理のマナーを習ったとき、4年後のどんな自分を思い描きましたか。4月からは社会人としてスタートです。ときには辛いときもあるかもしれません。そんな時には、一泊研修出発式で一緒に賛美した「いつくしみ深い」を思い出してください。「うれいも罪をもぬぐい去られる」。力強い一歩を踏み出しましょう。
 
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以下、アイウエオ順に掲載します。
 
◆池田拓朗先生
ご卒業おめでとうございます。先生の好きな言葉の1つに“心外無別法”というものがあります。これは幸せや不幸せというものは、そのものが形として表れるものではなく、自分の心が作り出した現象であるという意味です。これから社会に羽ばたく皆さんにとって、たくさんの出会いや出来事があるでしょうが、そのすべてが自分のために起こり、すべて自分自身を成長させてくれます。皆さんの益々のご活躍を心よりお祈りしています。
 
◆伊藤文一先生
「人生に消しゴムあり」ということばがあります。確かに、消しゴムって、便利なものです。間違って書いてもすぐに消すことができます。人生にも消しゴムがあるといいと思います。神様にも仏様にも慈悲の心があります。間違ったら、「消しゴム」で消して、きれいな心で生きていけばいいのではないでしょうか。間違った言葉を語ったり、間違った行動をしたりして、悪しき過去を背負ったとしても、それを消す「消しゴミ」がきっとあるはずです。それが反省ということだと思います。
 
◆浮田英彦先生
求む!至難の旅。わずかな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証無し。成功の暁には名誉と称賛を得る。南極大陸横断に関する人員募集広告です。これで人は集まるのかと思いますが、記録には5,000人程が集まったようです。人が仕事をする動機は決して「お金」という対価だけではないというメッセージをこめた広告だと絶賛されました。これからの長い人生、ぜひ「成功の暁には名誉と称賛を得る」挑んでください。
 
◆大國眞希先生
微笑をもって正義を為せ。小説「正義と微笑」の冒頭は、兄からマタイ6章16節以下を読んでもらい、日記の巻頭第1ペエジにこの言葉を書きつける主人公の姿から始まります。Gente allegra il ciel l'aiuta.これから社会に出て、困難な状況に陥ることもあるかと思いますが、見ているひとは必ず見ていて、苦しみのなかで微笑もうとするひとに手を差し伸べてくれるもの。前途に幸多からんことをお祈り申し上げます。ご卒業おめでとうございます。
 
◆岡本裕子先生
ひとつの出発の日が来ましたね。私の授業で、それまでの思い込みに少しでも気がついたり、目から鱗が落ちたりしたのなら、皆さんと一緒に勉強したことが私自身の励みになります。「知恵」や「勇気」を得ること、他人の気持ちをくむこと、そして希望をかなえるには、これからも「学び」を続けることが大切です。私もそのことに最近になってやっと気がつき始めたのです。卒業は始まりです。お元気で。またお会いしましょう!
 
◆小林賢太先生
ご卒業おめでとうございます!努力の成果として学位を取得し、社会に羽ばたいていく皆さんに心からお祝い申し上げます。新たな門出を共に祝う場が持てないことはとても残念ですが、健康な身体で4月から活躍されることを何よりも祈っています。女学院で身につけた知性をもって、溢れる情報に惑わされず、ご自身で判断することを大切にしてください。皆さんの前に輝かしい未来がひらけますように!
 
◆小宮芳幸先生
この度は御卒業おめでとう御座います。今年は御承知の事情から本学だけではなく全国的に平常の卒業式などがないので御座いますが、このことはその生涯において諸子の心には思い出深いこととして忘れることができないと思います。若い諸子には卒業後楽しいことが多くあります。あえて申し上げますが、今後は過去を振り向かないで、過去を忘れ、ただ将来だけを見つめて日々過ごして下さい。
 
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◆佐島顕子先生
ご卒業おめでとうございます。
幸せな人生を目指すより
幸せに生きてくださいね。
いいことがいっぱいありますように!
 
◆高戸聰先生
ご卒業おめでとうございます。
皆様の未来が順風満帆であるようお祈りしています。
それでも、人生には善事ばかりでなく禍事もあるでしょう。そのような時には「人間万事塞翁が馬」、なるようになると思って、肩の力を抜いてみてください。
 
◆田中英資先生
ご卒業おめでとうございます。
人生とは行き先のわからない旅のようなものだと思います。例えば、自分が大学を卒業した時に、今福岡で働いていて、みなさんに出会う機会に恵まれるなんて想像もしていませんでした。進まれる道はそれぞれですし、行きつく先もみなさんにしかわからないものですが、おひとりおひとりのこれからの人生の旅路が充実した楽しいものになりますように。
Yolunuzun açık olsun! İyi yolculuklar! (どうぞご無事で!良い旅を!)
 
◆能勢卓先生
皆さん、ご卒業おめでとうございます。学内・外での学びや友人との貴重な時間、楽しい出来事も大変な出来事も、それら全てが皆さんの大学生活であり、この福岡女学院大学での4年間が、皆さんにとって掛け替えのない時となっておりましたら幸いに思います。皆さんはそれぞれのやり方で頑張ってきたのです。一度自分の両方の腕で自分の体を抱きしめ、「頑張ったね」と労ってあげてください。そしてこれからの新たな道に、一歩踏み出していきましょう。皆さん、人生を楽しんでください。
 
◆東茂美先生
幼稚園(保育園)から大学まで、長い長い学生生活でしたね。いよいよ卒業の日が来ました。たぶん社会人になると、これまでどれほど周囲から守られていたかを、実感することでしょう。同時に、ひとりぼっちで、何もかも投げ出したくなることだってある。そんなとき、目を閉じて深呼吸してみてください、深く深く。たぶんみんなそうして生きていくのだから。水仙の香たかき学び舎を今日この時に巣立つひな鳥(古歌)。卒業おめでとう。
 
◆寄藤晶子先生
卒業式を立派にしてあげられずごめんなさい。「食事に行くほどじゃないけど、授業で一緒になったり、教室で話したりするような友人・知人と最後に会いたかった、人生最後の学校なのに」と絞るように言ったあなたの声が胸に刺さっています。4年間にできた人や場所とのゆるやかなつながりの中に身を置き、心の中で別れを唱える。そんなケリをつけさせてあげたかった。大学という「場所」の意味を痛みとともに考え続けています。みんな元気で。
 
◇学科事務室 稲村右子さん
ご卒業おめでとうございます。大学生活で学んだこと、人との出会いを大切に社会に出ても自分らしく頑張ってください。皆さまのご活躍を楽しみにしています!
 
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ご卒業おめでとうございます。必要なときはいつでも頼ってくださいね。
学科教員一同