
「近くて遠い国」「似て非なる国」などと表現される日本と中国。陳ゼミ(中国研究、担当:陳齢)の3年生のクラスでは、「あなたの想像を遥かに超える国」である中国を理解するためにまず何を知っていなければならないかを学びます。
学習、研究に際しては、常に日本との比較という視点を維持しつつ、中国についての理解を深めることを目標としています。方法としては、英中対訳体の資料を用いて中国文化の「固有性」と「普遍性」を祭日、民俗、芸術、文化記号などの面から繙いていきます。
前期は、“Traditional Festivals”としての「春节」(The Spring Festival)、「元宵节」(The Lantern Festival)、「中秋节」(The Mid-Autumn Festival)、“Traditional Customs”としての「生日习俗」(Birthday Conventions)、「生肖动物」(Zodiac Animals)、「中国龙」(Chinese Dragon)、“Chinese Arts”としての「京剧」(Beijing Opera)、「园林」(Chinese Gardens)などのコンテンツを取り上げ、資料の読解と教員からの詳説を通して等身大の中国についての理解を深めていきました。

陈教授的研究会!
以下ではゼミ生の感想をご紹介します。
M.Hさん(福岡県立久留米高等学校出身)
私が2年次に長期留学した上海には豫園という名所があります。現代的な高層ビルや大型商業施設が立ち並ぶダウンタウンの中にある赤を基調とした伝統的な庭園で、とても興味が湧き、幾度も訪れました。都会の喧騒を忘れることができる場所でした。中国の庭園には日本と似て非なる点が多々あり、とても興味深いです。日本の庭園の魅力を表す時、よく「わびさび」や「繊細」という言葉が使われますが、中国の庭園の魅力は「巧緻」と「神秘」だと思います。中国の庭園を実際に訪れると、その巧みな造りに本当に驚かされます。K.Nさん(福岡女学院高等学校出身)
私はこのゼミで今まで知らなかったことをたくさん学ぶことができています。なかでも京劇はとても興味深く、特に脸谱(リェンプー)が一番面白かったです。とても有名な京劇らしく、私もテレビのニュースで取り扱われているのを見たことがあります。瞬時に顔を変えて変身しているので、どうしたらあんなにも速くできるのか不思議です。同じ血筋の人しかこの伝統の技を継承することができないと聞いて、驚きました。これからのゼミでも中国について色々なことを学んで、知識を増やしていきたいと思います。Y.Tさん(鹿児島県立鹿児島中央高等学校出身)
私たちはこのゼミを通して、様々な中国の伝統文化や行事について学んできました。日本と中国は隣国同士で、古くから交流がありますが、両国の文化にははっきりとした違いがあります。普段の生活の中で中国の文化や習慣に触れる機会は少ないので、こうして学べる機会を大事にしていきたいです。M.Iさん(福岡女学院高等学校出身)
中国と日本は切っても切れない関係です。私にも中国人の友人がいますが、領土問題などで両国関係が悪化したからといって、その友人への気持ちには何の影響もありません。どんなに政治上の関係が思わしくなくても民間レベルの交流がしっかり行われれば、良好な関係が維持できると思います。Y.Yさん(明光学園高等学校出身)
陳ゼミでは様々な中国の文化について学んでいます。特に印象に残ったのは龍についての話です。龍は中国で神聖なるものとされ、周代には雷雨の神とされ、旱魃の時には龍を祀り、雨乞いをするようになったと言われています。龍は紀元前から装飾品などにその姿が刻まれて、水の支配者と呼ばれる皇帝のシンボルとして、また中国文化のシンボルとしても使われているということを学びました。確かに、中華料理屋さんに行くと必ずといっていいほど龍のモチーフを見かけます。日本には国民が共通して思うシンボル、モチーフというものがないので、国民性の違いを改めて感じました。
ICD *I Can Do*






