「世界とつながる仕事で活躍する女性の育成」を目指している国際キャリア学科では、経済界と連携して２年生、３年生を対象（一部、１年生も参加可）に国際ビジネスの現場で学ぶインターンシップやフィールドワークを実施しています。

インターンシップは九州インターンシップ推進協議会を通じた大学全体でのプログラムのほか、学科独自の科目として国際ビジネス・インターンシップを開講しています。今年度前期の国際ビジネス・インターンシップは、福岡、佐賀、鹿児島、広島、沖縄の５県のほか、カナダ（バンクーバー、トロント）、イタリア（ローマ）、台湾（台北）、韓国（ソウル）、香港、マカオの６カ国・地域で実施し、のべ８５名が参加しました。これに大学全体でのプログラムに参加した７名を加えると、９２名がこの夏、インターンシップを経験したことになります。

このうち、海ノ中道にあるリゾートホテル、ザ・ルイガンズ スパ＆リゾートでのインターンシップには、国際キャリア学科３年のA.Kさん（福岡県立柏陵高等学校出身）M.Tさん（福岡県立筑紫中央高等学校出身）M.Fさん（福岡県立筑紫中央高等学校出身）M.Iさん（福岡県立糸島高等学校出身）が参加しました。４人は福岡を代表するリゾートホテルであるザ・ルイガンズの皆様から多くのことを学ばせていただき、ホテル業、観光業に対する関心をさらに高めたようです。お忙しいなか、ご指導いただきましたザ・ルイガンズの皆様、本当にありがとうございました。


●ご指導いただいたザ・ルイガンズの方々とインターン生！ザ・ルイガンズのLでポーズ！

以下では４人を代表してA.Kさんの報告をご紹介します。

ザ・ルイガンズ スパ＆リゾート​でのインターンシップを経験して
：A.K（福岡県立柏陵高等学校出身）

私は、海ノ中道にあるザ・ルイガンズ スパ＆リゾート様のインターンシップに参加させていただきました。リゾートホテルということもあるのか、とても明るく楽しい職場でした。今回のインターンシップでは主にふたつの業務を経験させて頂きました。
 
ひとつ目は客室業務です。客室清掃ではシーツ、枕カバー、タオルの交換、セットなどを経験させていただきました。最初は苦戦することもありましたが、徐々に早く作業ができるようになり、やり甲斐を感じました。朝礼から参加させていただきましたが、お客様のご要望や注意事項がきちんとスタッフ全員に伝えられており、連携やコミュニケーションの大切さを学びました。お客様が快適に過ごされる空間を作りあげることがどれほど大切で、大変なことかも学ぶことができました。特に印象に残ったのは、客室清掃の責任者である今柳田さんがおっしゃっていた「客室には窓があるので、常に外から見られていると思って清掃時も笑顔で作業をするように心がけている」というお言葉です。「いつ誰に見られてもいいように」「お客様に決して不快感を与えないように」という姿勢にプロ意識の高さを感じました。
 
ふたつ目はフロントの業務で、ドアマンやアテンドの仕事を経験させていただきました。ドアマンの仕事はエントランスの外に立ち、お客様をチェックイン・カウンターまでご案内したり、シャトルバスの到着、出発をアナウンスしたりすることです。特に、印象に残ったのはスタッフの方々がいらしゃったお客様を走ってお迎えし、お荷物を預かり、チェックイン・カウンターへ案内されていたことです。私も心掛けて素早くお荷物を預かりに行くと、お客様はとても喜んで下さいました。「ドアマンはホテルの顔」「どんな物音や足音も聴き逃さず、素早く対応する」フロントで学んだこうしたお客様を第一に考えた行動は、ザ・ルイガンズの魅力のひとつだと思いました。アテンドの仕事では、スタッフの方がお客様を客室まで案内される後からお荷物を運ぶ作業を経験しました。スタッフの方のご案内を聞いて、学ぶことが多くありました。


 
ふたつの業務以外に、責任者の田上さんに美容に興味があることをお話しすると、ザ・ルイガンズのスパを案内して下さいました。スパには化粧品検定１級を取得されているスタッフの方がいらっしゃったり、オーガニックのYON-KAという化粧品を使用していたりと、スパにも力を入れられていることが分かり、より一層、ザ・ルイガンズに対する関心を深めました。
 
ザ・ルイガンズの方々は皆様、非常に仲が良く、アットホームな空間でホテル業につき実地で学ぶことができ、とても良い経験になりました。お忙しいなか、ご指導いただき、本当にありがとうございました。