
世界とつながる仕事で活躍する女性の育成」を目指している国際キャリア学科では、経済界と連携して2年生、3年生を対象(一部、1年生も参加可)に国際ビジネスの現場で学ぶインターンシップやフィールドワークを実施しています。
インターンシップは九州インターンシップ推進協議会を通じた大学全体でのプログラムのほか、学科独自の科目として国際ビジネス・インターンシップを開講しています。今年度前期の国際ビジネス・インターンシップは、福岡、佐賀、鹿児島、広島、沖縄の5県のほか、カナダ(バンクーバー、トロント)、イタリア(ローマ)、台湾(台北)、韓国(ソウル)、香港、マカオの6カ国・地域で実施し、のべ85名が参加しました。これに大学全体でのプログラムに参加した7名を加えると、92名がこの夏、インターンシップを経験したことになります。
このうち日本に最も多くの観光客を送り出していることで知られる香港の旅行会社EGLツアーズ(東瀛遊旅行社有限公司)でのインターンシップには、国際キャリア学科2年のY.Mさん(福岡県立筑前高等学校出身)とA.Tさん(鹿児島県立加治木高等学校出身)が参加しました。二人は「アジアの観光業界のカリスマ」とも呼ばれている袁文英社長、鹿児島県のご出身でA.Tさんの高校の先輩にあたる末廣スーパーバイザーをはじめ同社の社員の皆様から多くのことを学ばせていただき、旅行会社の業務にさらに魅力を感じたようです。お忙しいなか、ご指導いただきました同社の皆様、本当にありがとうございました。

EGLツアーズの袁文英社長とY.Mさん(右)、A.Tさん(左)
以下では海外の旅行会社の現場で貴重な経験を積んだふたりのうちY.Mさん(福岡県立筑前高等学校出身)の感想をご紹介します。
EGLツアーズでのインターンシップを経験して
:Y.M(福岡県立筑前高等学校出身)
今回、私はEGLツアーズ様でのインターンシップに参加させていただきました。EGLツアーズ様は香港から日本をはじめとする海外への旅行商品を提供されている旅行会社です。袁文英社長をはじめスタッフの皆様の「おもてなし」が素晴らしいことでも有名です。私は今回、初めてのインターンシップで、袁社長のおもてなしに対するお考えや、会社で、海外で働くということが実際どういうことなのかを学び、経験をたくさん積むことを目標に香港に向かいました。

出社するとまず応接室のような場所にご案内いただきました。そこには今まで袁社長が日本各地の都道府県から頂かれた記念品が並んでいました。袁社長はすべての記念品を大切にされているそうです。日本からお客様がいらした際は記念品を紹介して話題を作るなど、喜んでいただくための様々な工夫をされています。
インターンシップでの業務としては、日本の観光名所やレストランの情報を収集し、整理する仕事を体験しました。日本の地理が分かっていないと効率が悪くなるため、社員の皆さんは日本の地理に詳しい方ばかりでした。私も少しずつ地理的感覚が身に付き、行ったことのない名所でも徐々に情報収集・整理の作業が早くなりました。誰かの役に立てていると思うと意欲も高まり、微力ではありますがEGLツアーズ様のお役に立てたという実感は自信にも繋がりました。

二度ほど袁社長に直々にご指導いただける機会がありました。テーマは「ミーティングの準備」です。日本からいらしたお客様に喜んでいただくにはどうしたらよいのか、ペットボトルの向きから机や椅子の並べ方まで細やかな配慮や思いやりが行き届いていました。自社にとっては何百回のうちの1回であっても、お客様にとっては商談のための大事な1回です。「商談を円滑に進めるためにもお客様には気持ちよく応接室に入っていただきたい」、そうした思いを袁社長はお持ちでした。また、袁社長はサプライズがお好きで、新聞にお客様の名前を掲載したり、「熱烈歓迎」と書かれたプラカードを持ってお出迎えするなど、小さなサプライズをいつも用意されています。このようにされているのは驚きがお客様の感動に繋がるからだと思いました。
インターンシップで驚いたのは香港での働き方です。EGLツアーズ様は女性が多く活躍されている企業でした。性別による仕事の差は見受けられませんでした。定時ぴったりに帰る人がほとんどなので、その時間は道が大変、混みます。香港の方は仕事だけでなく、プライベートを充実させることにも重点を置いている人が多いように感じました。昼食は一人で食べる人はほとんどいなくて、上司や同僚と食べることが当たり前のようでした。会話している姿は先輩、後輩の関係なく、打ち解けている様子で、それを見てとても働きやすい会社だと思いました。
このインターンシップを通して、働くことに対するイメージがかなり変わりました。大変、刺激的な毎日でした。香港で働き、過ごすことでリアルなその姿も垣間見ることができたと思います。これからの進路を考えていくきっかけにもなりました。残りの大学生活でも今回の経験を活かして、希望する進路の実現に向けて頑張りたいと思います。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

東アジアの経済ハブ、香港でのインターンシップで二人は大きく成長しました!
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