FUKUOKA NOWサーズ恵美子先生による講義

現在、日本各地の自治体や経済界では地域経済の活性化のためにインバウンドの促進に取り組んでいます。
「インバウンドの促進」とは海外からの来訪者を誘致することで、具体的には観光プロモーション、国際会議や国際見本市の誘致や開催、海外からの定期就航便やクルーズ船寄港の誘致、主要な外国語での掲示板作成やアナウンスなど外国人旅行者にやさしい街づくりなど多岐にわたります。

福岡女学院大学がある福岡市はインバウンド促進のための先進的な取り組みで知られ、海外からの来訪者や定期就航便も増えてきています。こうしたなか民間ベースでインバウンドの促進に大きな役割を果たしているのが外国語メディア「FUKUOKA NOW」です。国際キャリア学科ではこの「FUKUOKA NOW」でマネージャーとして活躍されているサーズ恵美子様をお招きし、1年生と2年生を対象にお話いただきました。

サーズ恵美子様からは外国人のために福岡・九州の「使える」情報を外国人視点でタイムリーに発信する外国語メディアとして1998年に創刊された月刊フリーペーパーについてご紹介いただくとともに、海外との交流や地域PRを主な目的としたイベントの主催、外国人旅行者向け観光地図「NOW Map Fukuoka」の発行など同社が行っている様々な取り組みについてもお話しいただきました。


また、現在のお仕事に就かれた経緯やお仕事のやりがい、求められる資質などについてもお話しいただき、「様々な人々に目配りし、配慮しながらひとつのことを作り上げていくマネージャーという仕事は私達女性に向いています」とアドバイスいただきました。同誌の発行やイベントで活躍しているインターン生についてもご紹介いただき、インターン生としての参加も呼び掛けていただきました。学生たちは世界とつながる仕事の最前線で活躍されている先輩のお話を真剣に聞いていました。(お話のあと、さっそく2名が同社でのインターンシップを申し込んでいました。)

以下は受講した学生の感想です。

H.Mさん-国際キャリア学科2年、福岡県立城南高等学校出身

英語を使って、福岡の文化や観光地などを外国の方に発信していくという、とても素敵なお仕事だと思いました。
同世代の人達が「FUKUOKA NOW」でも活躍しているのを見て、とても刺激を受けました。
私も自分の興味のある職種などをもっとよく調べ、インターンシップにも挑戦していこうと思います。とても良いお話を聞かせていただき、ありがとうございました。