「女性のキャリア形成」は、キャリアセンターが行うキャリア支援活動の一環として開講している科目です。
前期開講の「女性のキャリア形成Ⅱ・Ⅲ」には、1限目から3限目までの授業を、合わせて約500名の学生が受講しています。
朝早い時間から、多くの学生が積極的に学びに取り組んでいます。
授業を通して、学生たちは社会や仕事への理解を深めながら、自らの将来について考える機会を得ています。
営業の役割と働く上で大切な視点を学ぶ
営業は企業とお客様をつなぐ最前線
授業では、「どれほど優れた商品やサービスでも、それを必要とする人へ届ける人がいなければ、その価値は十分に発揮されない」というお話がありました。
企業には、研究、開発、製造、物流、広報、管理など、さまざまな部門があります。それぞれが専門性を発揮しながら連携することで、商品やサービスは社会へ届けられます。その中で営業は、お客様との接点となる最前線として、企業と社会をつなぐ重要な役割を担っています。
また、「人と話すことが苦手だから営業には向いていない」と考える学生も少なくありません。しかし近年の営業は、個人の力だけでなく、チームで協力しながら進める場面も増えています。
教授からは、「相手を思いやり、気配りをしながらコミュニケーションを取れる人は、営業でも大きな力を発揮できる」というお話があり、学生たちは営業職に対するイメージを新たにしていました。
身近な言葉からビジネスマナーを考える
授業では、メールでよく使われる「お世話になっております」という表現も話題になりました。
「実際にはお世話になっていない相手に使うのは不自然ではないか」という考え方がある一方で、企業では、相手との関係を円滑にし、柔らかな印象を与えるための定型的なあいさつとして広く定着しています。
個人的なつながりがなくても、企業同士ではすでに関わりがあったり、将来仕事でお世話になる可能性があったりすることから、相手への敬意を表すあいさつとして広く用いられていることも紹介されました。
普段何気なく使っている言葉にも、意味や役割があることを知り、学生たちは興味深く耳を傾けていました。
就職活動につながる自己分析の大切さ
授業の最後には、これから就職活動を迎える学生に向けて、「これからの時代は、人と同じではなく、自分ならではの強みや価値を伝えることが重要になる」というお話もありました。
そのためには、自分の経験や強みを振り返り、自分自身を理解する「自己分析」や「自己の棚卸し」が欠かせません。自分を深く知ることが、自分らしさを相手に伝える第一歩になることを学びました。
営業という仕事への理解を深めるだけでなく、就職活動や将来の働き方について考えるきっかけとなる授業となりました。
<受講生の感想>一部
- 人文学部 現代文化学科 R.W.さん(中村学園女子高等学校出身)
営業職はノルマがあり、自分には向いていないと思っていました。しかし、今回の講義で営業職の役割やノルマに対する考え方を知り、印象が大きく変わりました。「みんな最初は売れない営業だった」という言葉が印象に残り、最初から向いていないと決めつけず、挑戦することの大切さを学びました。
- 人間関係学部 心理学科 N.F.さん(佐賀北高等学校出身)
今回の授業を受けるまでは、営業職に対して「ノルマが厳しい」「話すのが上手な人しかできない」「商品を無理に売り込む仕事」というイメージを持ち、自分には向いていない職業だと思っていました。しかし、授業を通して、営業職はお客様の悩みや要望を聞き、一人ひとりに合った提案をする仕事であることを知りました。また、話術だけでなく、相手の話をよく聞き、信頼関係を築くことが大切だと学び、自分にも活かせる部分があると感じました。営業職に対する印象が大きく変わり、これまで考えていなかった就職先として、営業職についても調べてみようと思いました。
- 国際キャリア学部 国際キャリア学科 R.H.さん(朝倉高等学校出身)
私は営業職には配属されたくないと思っており、ノルマは精神的な負担になるというイメージを持っていました。しかし、今回の授業を受けて、契約が取れない苦労がある一方で、契約を獲得した時の喜びや達成感を味わってみたいと思うようになりました。また、一生懸命さを相手に伝えることの大切さを学び、営業に限らず、何事もすぐに諦めず挑戦することが大切だと感じました。
- 人文学部 言語芸術学科 K.K.さん(福岡女子高等学校出身)
浮田先生の営業職時代のお話がとても印象に残りました。250円の契約が後に億単位の仕事につながったというエピソードや、社長からの言葉を聞き、営業職は夢ややりがいのある仕事なのだと感じました。最初は大変なことも多いと思いますが、このような経験を積めたら素晴らしい人生だと思いました。もし自分が営業職に就くことがあれば、このお話を思い出して頑張りたいです。
- 国際キャリア学部 国際英語学科 H.O.さん(クラーク記念国際高等学校出身)
営業は粘り強く取り組むことで、お客様との信頼関係を築くことができる仕事なのだと感じました。また、さまざまな立場の人と関わることができる、夢のある仕事だという印象を持ちました。さらに、優秀な営業担当者ほど、お客様に分かりやすく伝えるために事前準備を徹底していることを知りました。この姿勢は営業に限らず、どの仕事にも共通して大切だと感じたため、私も社会人になったら準備を怠らず取り組みたいと思いました。
- 人文学部 メディア・コミュニケーション学科 M.Y.さん (鹿児島純心女子高等学校出身)
営業は単に商品を売る仕事ではなく、日々の努力や事前準備、お客様への気配りによって信頼を得て、成果につながる仕事だと学びました。私はアルバイトで接客をしていますが、人と話すことが苦手で自分には向いていないと思っていました。しかし、今回の授業を受けて、自分に合わないと決めつけるのではなく、もう一度考え直してみようと思いました。
学生たちは、浮田教授の講義をヒントに、自らの将来や働き方について考えながら、実践的な力を身につけています。
今後の講義レポートも、ぜひお楽しみに!



