本学のキャリア科目「女性のキャリア形成」では、1年次より“これからの生き方”や“働くことの意味”について、段階的に深く考えていきます。
卒業後、自分らしく社会に踏み出すために、今できる準備を一歩ずつ。
「働くって何だろう?」から始まる学び ― 女性のキャリア形成の授業 ―
担当教員:福岡女学院大学 浮田 英彦 教授
本学では、前期の毎週水曜日、1限目から3限目にかけて、「女性のキャリア形成」の授業を行っています。
1限目の「女性のキャリア形成Ⅲ」では、「仕事をする上での課題を考える」をテーマに、「なぜ働くのか」といった基本的な問いから学びをスタートします。
労働契約や就業規則、上司と部下の関係、内定や退職・転職など、将来に直結する内容を分かりやすく学びます。
例えば、働く中で疑問や不安を感じたときに、「感情」だけではなく、「法律ではどのように考えられているのか」という視点から物事を見ることで、法律をより身近なものとして捉えられるようになります。
続く2・3限目の「女性のキャリア形成Ⅱ」では、「知っているようで知らない会社」をテーマに、仕事と業界のつながりを学びます。
例えば「観光」をテーマにすると、旅行会社だけでなく、ホテル・鉄道・バス・ジュエリー・ドレスショップ・花屋など、多くの仕事が関わっていることが見えてきます。また航空業界について学ぶ中では、普段あまり意識することのない重工業などの分野ともつながっていることを知り、仕事の広がりに気づくことができます。
身近なテーマから社会の仕組みを知り、「働くこと」や「自分の将来」について視野を広げていく授業となっています。
この記事では、授業の様子を定期的にご紹介しています。
受講生のリアルな声とともに、学びの一端をぜひご覧ください!
<受講生の感想>一部
女性のキャリアⅢ(水曜1限目)
- 国際キャリア学部 国際キャリア学科 A.Y. さん (鞍手高等学校出身)
今日の授業を受けて、働き方の多様化が進む中で、フリーランスや非正規労働者が増えている一方、法的な保護が十分でないケースがあると分かった。
特に、同一労働同一賃金の考え方や、労働条件の明確化の重要性が印象に残った。
- 国際キャリア学部 国際英語学科 A.Iさん (東海大学付属福岡高等学校出身)
働き方が多様化する一方で、非正規雇用やフリーランスには、雇用の不安定さや長時間労働などの課題があると学んだ。仕事は生活の基盤であり、賃金だけでなく、やりがいや健康、生活とのバランスも重要だと感じた。また、無期転換ルールなどの制度は、労働者を守るために必要であり、自分自身も働く際には労働条件を確認し、安心して働ける環境を考えることが大切だと思った。
- 人間関係学部 心理学科 Y.K.さん (佐世保商業高等学校出身)
働くことは、人生において自立する手段であり、達成感や充実感を得ることが出来るが、その根本として、労働法が守られていなければ成立しないことを理解した。楽しく仕事を続けるには余裕が必要であり、不安定な状況は、仕事の楽しさを阻害することがわかった。
女性のキャリア形成Ⅱ(水曜2限目)
- 人文学部 現代文化学科 A.E. さん( 佐賀商業高等学校出身)
観光に関係している仕事だけでもたくさん業種があることがわかって、いろんな業種が協力しあって、世の中は出来上がっていることがわかりました。
また、オリンピックのスポンサーに日本企業が多いのは誇らしいことだと思いました。
- 人間関係学部 心理学科 M.E.さん (精華学園高等学校出身)
「株」は普段からよく聞く言葉だが、株式会社制度について、改めて正しい知識を得られた。
所有と経営の分離の仕組みが、株式会社制度に繋がっているのだと分かった。
女性のキャリア形成Ⅱ(水曜3限目)
- 人間関係学部 心理学科 C.I.さん (豊浦高等学校出身)
日本は島国なので、船での輸送がとても重要だということを知った。普段生活している中で、物がどのように運ばれているかを考えることがあまりなかったので、印象に残った。また、クルーズ船についても、旅行を楽しむためだけではなく、観光や地域経済にも関わっていると分かった。私はクルーズ船にあまり興味がなかったけど、今回の授業を通して少し見方が変わった。また、普段何気なく使っている物やサービスにも、多くの人や企業が関わっているのだとわかった。
- 人間関係学部 心理学科 N.N.さん (八代白百合学園高等学校出身)
この授業を通して、企業ごとに異なる特徴や強み、そして成長のために行っているさまざまな努力について、理解を深めることができた。また、一つのイベントが開催されるまでには、多くの企業がそれぞれの役割を担いながら関わっていることを学び、社会の仕組みの複雑さや協力の重要性を実感した。
さらに、企業同士の連携が価値を生み出している点にも気づくことができた。
「女性のキャリア形成」は、現在約500名の学生が履修しています。
学生たちは、浮田教授の講義をヒントに、自らの将来や働き方について考えながら、実践的な力を身につけています。
今後の講義レポートも、ぜひお楽しみに!


