本学のキャリア科目「女性のキャリア形成」では、1年次より“これからの生き方”や“働くことの意味”について、段階的に深く考えていきます。
卒業後、自分らしく社会に踏み出すために、今できる準備を一歩ずつ。
中でも、3年次に開講される「女性のキャリア形成Ⅲ」では、毎週さまざまな分野で活躍されている社会人の方々をお招きし、“働くとは何か”を一緒に考えていきます。
この授業の大きな特徴は、学生自身が授業を企画・運営する点にあります。聞くだけではなく、自ら動き、考え、学ぶ――そんな実践的な経験ができる貴重な場です。
この記事では、授業の様子を定期的にご紹介しています。
受講学生のリアルな声とともに、学びの一端をぜひご覧ください!
6/25(水)講師:柳川藩主立花邸御花 立花 千月香 氏
今回の講義では、柳川藩主立花邸 御花より、代表取締役社長の立花千月香氏をお招きし、「約400年の文化歴史を紡ぐ旅館の生き残りをかけた挑戦 ~本質的な価値を磨くブランド戦略~」というテーマでお話しいただきました。
長い歴史を持つ旅館を受け継ぎながら、新しい価値を創造していく挑戦。コロナ禍という未曾有の困難にも立ち向かい、文化の灯を絶やすことなく守り続ける立花様の姿は、学生たちに深い感銘を与えました。
講義の後半では、こうした実体験を踏まえながら、**「働くとは何か」「自分の価値をどう見出すか」**といったテーマにも話が及びました。
就職活動においても「正解を言おうとするのではなく、その企業でしかできないことを自分なりに考えることが大切」という言葉には、多くの学生がうなずいていました。
また、「面接では、どれだけその企業に入りたいかという熱量を、自分の言葉で伝えることが何よりも重要」とのお話もあり、学生たちの意識に強く残るメッセージとなりました。
「働くとは、自分の存在価値を見出し、企業に貢献すること」――
立花氏の言葉の一つひとつが、学生たちにとってこれからの就職活動や人生を考える大きなヒントとなりました。
今回の講義には、立花様にご同行いただいた株式会社御花 マーケティング担当の金原梨奈様にもご登壇いただきました。学生たちから特に大きな反響があったのが、**金原様の“キャリア観”と“御花のマーケティング戦略”**についてのお話です。
「情熱は、新しい部署をもつくらせる!」
驚きの声が上がったのは、金原様が入社時にはなかった“マーケティング部”を、自らの熱意と行動力で生み出したというエピソード。御花のビジョンに深く共感し、「ここで働きたい!」という強い想いを面接で伝えた結果、立花氏がその想いに応え、新たな部署を立ち上げたというお話には、多くの学生が感銘を受けていました。
御花の挑戦と戦略に触れるーーー
金原様が手がけた「お船で朝食プラン」など、SNSや地域文化と連動させたユニークな企画にも学生は興味津々でした。文化財の保存と観光を両立させる難しさの中で、ターゲット層を見極めながら試行錯誤を重ねる姿勢が「観光業のマーケティングのリアル」を体感する機会となりました。
キャリア設計に影響を与える言葉ーーー
学生の心に深く残ったのは、「最初に好きな会社に入るのが最短ルートとは限らない」という金原さんのアドバイス。あえて別業界でスキルを磨いてから、理想の職業に就くというキャリア観は、「焦らず、自分の価値を高める準備も大事」という新しい視点を与えてくれました。
「就活って、“自分の人生をどうデザインしたいか”なのだと気づけた」
「今すぐではなくても、“いつか会社に貢献できる自分になる”という選択肢があるんだと思った」
自らの道を切り拓いてきた金原様の姿は、学生たちに大きな勇気と気づきを与えてくれました。
<受講生の感想>一部
★国際キャリア学部 国際キャリア学科 N.O.さん (新宮高等学校出身)
立花様のお話を聞いて、就職活動の面接では「正解を言うこと」よりも、「その企業でしかできないこと」を自分なりに考えて伝えることが大切だと学びました。また、「ここで働きたい!」という気持ちや熱意をしっかり表現することで、相手の印象に残る面接になることも分かりました。
★国際キャリア学部 国際英語学科 S.W.さん (福岡外語専門学校出身)
本日の講義を通して、自分の仕事への向き合い方を見直す良い機会になりました。コロナ禍での休館という困難にも負けず、文化を守るために行動し続ける姿勢に感動し、私も将来、会社に貢献できる人になりたいと思いました。働くことは、自分の価値を見つけ、その企業にとって必要な存在になることだと学び、職業についての視野が広がりました。
★人文学部 現代文化学科 A.T.さん(鹿児島純心女子高等学校出身)
大学卒業後の進路を考える今、自分がどんな人生を歩みたいかをしっかり考えることが大切だと感じました。「人生のほとんどは仕事」という言葉を聞いて、その時間を充実させたいと思いました。目の前のことだけでなく、将来を見据えて就職活動を進めていくことの大切さを学び、自分の人生について深く考えたいと思います。
★人間関係学部 子ども発達学科 W.K.さん (筑紫中央高等学校出身)
私は就活で早く内定を取りたいという焦りがありましたが、金原さんのお話を聞いて、焦らずに新しいことにも目を向ける大切さに気づきました。私も金原さんのように、一目惚れできる企業を見つけられるよう頑張ります。
★国際キャリア学部 国際キャリア学科 M.T.さん (佐賀北高等学校出身)
本日の講演を通して、「軸を持つこと」がとても大切だと実感しました。自分の中にぶれない軸があれば、進路を選ぶ際の判断基準になるからです。私はまだ自己分析が不十分で、考えがぶれてしまうことが多いと感じています。これからは、自分が大切にしたい軸をしっかりと見つけ、貫いていきたいと思いました。就職活動に向けて非常に有意義なお話をありがとうございました。
★人間関係学部 心理学科 C.H.さん (宮崎学園高等学校出身)
与えられたことをこなすだけでなく、自分で考え、意見やアイデアを出す姿勢が大切だと感じました。また、興味のある会社が何を目指しているのかをよく調べて、自分に合った企業を見つけたいと思いました。就職することがゴールではなく、入社後に何をしたいかをしっかり考えて就職活動を進めることが大事だと学びました。
★国際キャリア学部 国際キャリア学科 A.T.さん (近畿大学附属福岡高等学校出身)
自分の個性や考えを最大限に表現できる環境で働きたいと考えており、企業を調べる際は理念に共感できるかを重視しています。これからインターンや面接、エントリーシートの提出が増えていきますが、自分の想いや意気込みをしっかり伝えられるよう取り組んでいきたいです。本日の講演であったように、他の企業と同じようなことを言っても伝わらないので、「この企業で何がしたいか」を明確にし、この夏は自分自身を深く知る時間にしたいと思います。
★人間関係学部 心理学科 K.K.さん (福岡女学院高等学校出身)
就職活動を始めた今の自分にとって、とても心に響くお話ばかりでした。企業理念はどこにでもありますが、大切なのはそこで働く情熱だと感じました。失敗を恐れず、まずはチャレンジする姿勢が何より大事だと気づきました。どの業界でも、仕事にどう向き合うかで結果は変わると思います。今回の講義は、前向きに物事を捉えるきっかけとなる貴重な時間でした。
★国際キャリア学部 国際キャリア学科 R.M.さん (須恵高等学校出身)
今回の講義で特に印象に残ったのは、「志望業界に行く道は一つではない」というマーケティング部の金原さんの言葉です。
私は志望業界のオープンカンパニーに参加し、他の参加者の経歴に圧倒され、自分に足りない力を感じていました。
しかし金原さんの「企業が求める力を身につけてから行きたい会社に行く道もある」という言葉に励まされました。これからは、目指す業界や企業が求める力を分析し、その力を伸ばせる他業界の企業やインターンも探していきたいと思います。
今回の講義で新たな視点を得られたので、自分の軸を大切にしながら視野を広げていきます。
★人文学部 現代文化学科 M.K.さん (対馬高等学校出身)
今日の授業で、観光業の魅力やチャレンジすることの大切さを学びました。特に「自分の存在意義は、自分のアイデアを形にすること」という言葉と、第一志望の会社に一度で入ることが必ずしも良いとは限らないという話が印象に残りました。


