本学は小郡市と包括連携協定を締結し、過年度より様々な連携事業を行っています。今回はその内の2つの活動について、学生の活躍とともに紹介いたします。
平田家住宅・野口写真館に残された写真の記録・整理
主な作業は平田家住宅および大正から平成20年まで営業されていた野口写真館に保管されている、ガラス乾板やフィルム写真の管理・整理です。
2022年度も継続して実施中の「小郡市観光まちづくり調査研究事業」に中心的に携わっていただいている小郡市埋蔵文化財調査センター所長の片岡先生(本学非常勤講師)の指導を受けながら取り組みました。
保存環境が悪く、学生がきれいに一枚一枚紙に包みなおし、番号を振ってどのような写真なのかすぐにわかるよう、一覧表の作成まで行いました。数はなんとガラス乾板だけでおよそ400枚!小郡市制50周年を記念した写真展開催に向け、地道に取り組みました。
掛け軸に仕立たこれらの写真は、11月1日から19日まで開催された小郡市制50周年記念の写真展『再発見「小郡市のむかし」 野口写真館所蔵・撮影写真展』にて平田家住宅と旧松崎旅籠油屋に展示されました。
地元の方を中心にお客さんが訪れ、当時の懐かしい小郡市の時代風景に見いっていました。また展示当初は人物名や建物名が不明だったものを、訪れた方がご存じで、写真キャプションが更新されたものもいくつかありました。地域のつながりの大切さと、学生の地域貢献度を感じられる活動となりました。
学校支援ボランティア(小郡小学校)
本ボランティアは授業時間を中心に、小学校で子どもたちの見守り、学習サポート等を行うもので、昨年度より小郡市から依頼を受け、現在4名の学生が参加しています。
11月15日は現代文化学科2年生の学生1名が小郡小学校で活動しました。
2年生の図書の時間に、前回借りた図書の返却や新たに借りた図書をレポート用紙に記入する際、積極的にサポートに入り、子どもたちとも自然と打ち解けている様子でした。学生からは、子どもたちに名前を覚えてもらうことが増え、活動が楽しいですとの声を聞くことができました。