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2022.04.11

学長メッセージ 2022年度授業開始にあたって

 

学生・関係者のみなさま

 

いよいよ新学期の授業が始まります。

相変わらず私たちは新型コロナウィルスの脅威の中にいますが、まずはこの2年間、感染防止対策の徹底や遠隔授業等の工夫を通してできる限り学生のみなさんの学業や大学生活を保障することができたこと、教職員や学生のみなさんが守られる中でこの2年を乗り切ることができたことを感謝したいと思います。そしてこれはひとえに、学生、教職員、関係者の皆様のご支援・ご協力のおかげと思い、心から感謝申し上げます。

 

私たちはこのような経験から多くを学び、2年前あるいは1年前とは異なる体制、心持ちで新学期を迎えています。授業に関しては教室すべてにパーテーションを設置するなど、感染防止対策を強化し、原則対面授業を行うことにしています。食堂やカフェも正常に運営することになり、後援会の支援による100円朝食も再開されるので、待ちわびていた学生たちが喜ぶことでしょう。3月には新体育館が完成しましたので、部活や学生のスポーツ活動も安心して行うことができるようになりました。

 

状況の変化が未知数なので、なかなか見通しを立てて計画通り進めるのは難しいかもしれませんが、どんな状況であっても、2年間学び取った工夫をフルに生かし、充実な学び、大学生活が保証されるようにいたします。

 

そのためには、学生のみなさんにお願いがあります。

日ごろの健康管理に留意してください。学生のみなさんには健康管理アプリが配信されますが、それを活用し、毎日の健康チェックをお願いします。また、新型コロナウィルスに感染した場合、あるいは濃厚接触者となった場合には必ず大学にご報告をお願いします。大学全体の感染防止対策のためにはみなさんの御協力が不可欠ですので、ぜひご協力をお願いします。

 

昨年の年間聖句は、「人の心には多くの計らいがある。主の御旨のみが実現する」(箴言19章21節)でした。まさに、私たちがいくら思い悩んで、いろんなことを企んでも、神様の御旨にゆだねて進むしかないことを体験した2年間でした。また、ゆだねた先には感謝と平安、希望があることも体験しました。2022年度の年間聖句は「キリストの言葉があなた方の内に豊かに宿るようにしなさい。」( コロサイ書3章16節)です。私たちの心を不安と憂いに捕らわれるのではなく、キリストの平安と希望に満ちるようにして実りある1年となるよう共に歩んでいきましょう。

 

2022年4月11日
福岡女学院大学・短期大学部
学長  伊藤 文一