2020年10月に包括連携協定を締結した古賀市とは、現在、翻訳事業を中心とした連携活動を行っています。
古賀市の外国人登録者数は年々増加しており、行政情報をわかりやすく伝える工夫が求められています。そこで、市役所で使われている各種申請書類の多言語翻訳に、本学の留学生がボランティアとして協力することになりました。
もちろん、ただ依頼を受けて翻訳作業をするだけではありません。
・古賀市役所の職員の方々と、打ち合わせを兼ねて交流をする
・翻訳をする中で、日本の行政システムや生活のルールを学ぶ
・翻訳した文書が市役所等で活用され、近隣地域に住む外国人の方々の助けとなる
など、関わった留学生自身も学びや達成感を得ることができます。
第一弾の取り組みは、国民健康保険加入に関する説明書類のネパール語・ベトナム語への翻訳でした。
古賀市市民国保課の職員の方々と、留学生たちがオンラインで打ち合わせをしたのは今年6月。まず既存の文章を 「やさしい日本語」 に書き換える必要があり、完成までに少々時間を要したものの、留学生たちの力作である翻訳版は早速市役所で使用されています。
実際に参加した学生たちからは、「自分でもわからなかった仕組みについて、詳しく知ることができた」「すごく意味合いのある活動に参加させていただけた」「文化交流などは面白く、勉強にもなると思うので、そのような活動にも参加したい」など、前向きな感想をいただきました。