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2020.12.11

2021年度授業方針

                                                                                                                                                                         2020年12月11日

学生、受験生、関係者の皆様へ

2021年度授業方針について

                                                                                        学長 阿久戸光晴  

2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大のため教育にも大きな影響が及びました。予防及び治療法が確立していない未知のウイルスのため、本学は「生命を第一」に急遽対面授業を中止し遠隔授業を実施しました。その後、一部対面授業を導入しましたが、遠隔授業とのハイブリッドを余儀なくされました。感染の不安に怯えたり、人との交流を制限されたりして憂うつな日々を過ごされた方も多くおられたことでしょう。自然界の脅威を感じた一年でした。

対面授業開業の割合等でご批判も頂きましたが、学内でクラスターも発生することなく授業ができたのは学生をはじめ皆様のご協力の賜物であります。また、遠隔授業につきましても同時双方向で時間割に沿って授業を行うことができました。受講生のアンケート調査からオンライン授業の利点も見えてきました。この点もかさねて感謝申し上げます。現在、世界が知恵を結集してワクチンの開発を急いでいます。感染症の収束もやがて実現することでしょう。

本学は2021年度も「生命を第一」に教育を行います。感染状況をふまえ、また、文部科学省の感染防止基準を遵守しながら教育環境を維持します。そのうえで、「可能な限り対面授業を拡大する」方針をとります。そのためにも安全な環境整備に全力を尽くします。ただ、全面的な対面授業が可能でない限り、遠隔授業も同時並行で実施せざるをえません。遠隔授業については、学内で授業研究を実施してきましたので、その成果を活かして更なる質の向上に努めます。

日本社会はコロナ禍を機にデジタル化が一気に加速しました。感染が終息してもデジタル技術を使った教育は成長し続けるでしょう。そのため、在学生・新入生の皆様には「PC・Wi-Fi等の準備」をお願いすることになります。準備に負担をおかけしますが、デジタル・ツールはもはや教育の世界基準となっています。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

ワクチン開発という明るい兆しが見える一方で、世界的に感染が再拡大していますが、希望を持って新年を迎えたいと考えています。「光は暗闇の中で輝いている」(ヨハネ:1.5)。闇にあっても希望を捨ててはなりません。私たちが学ぶ営みを闇は止めることができないからです。平安が皆様のもとにありますようこころから祈ります。