大学・短大・大学院教員紹介

現代文化学科

学部長
能勢 卓 教授

  • 学位:修士 (英語学英米文学)
  • 出身大学:英知大学
  • 担当科目:「アメリカ文学」「交流文化論(アメリカ)」

専門分野

アメリカ文学
英米演劇の文体

主な研究業績

  • (2020) “A Corpus Stylistic Approach toward ‘Force of Meaning’ in Eugene O’Neill’s Mourning Becomes Electra.” 丸橋良雄・伊藤佳世子(共編著)『混沌と共存する比較文化研究』(英光社), pp. 108-120.
  • (2020) “Comic Technique and Characterization in Eugene O’Neill’s Ah, Wilderness!” 『英語表現研究』第37号 (日本英語表現学会), pp. 1-19.
  • (2019) “Creative Process of Dialogical Speeches in Days Without End.” 『福岡女学院大学紀要 人文学部編』第29号, pp. 41-66.
  • (2015) “A Corpus Stylistic Approach toward Thought Asides in Eugene O’Neill’s Strange Interlude.” 『英語表現研究』第31・32合併号 (日本英語表現学会), pp. 73-87.
  • (2013) “A Stylistic Analysis of the Dialogical Development in Somerset Maugham’s Our Betters.” 『英語表現研究』第30号 (日本英語表現学会), pp. 19-29.
  • (2008) “Levels of Personification and Reference System of the Masks in The Great God Brown.” 『文体論研究』 (日本文体論学会), pp. 17 -30.

研究教育活動

アメリカ文学やアメリカの演劇作品をアメリカ文化の営みの一つのあらわれとして捉え、それらの作品を通して、人が言葉を介して伝達している様々なメッセージについて考えてみたいと思っています。あらゆるものが瞬く間に消費され尽くしてしまう現代において、何十年、何百年と人々に読み続けられている物語の持つ言葉の力を学生の皆さんと一緒に考えられれば幸いです。
研究活動としては、Eugene O’Neillという劇作家の全作品のコーパスを作成し、その上で談話情報を付加してセリフの文体を分析・研究しています。

学科長
高戸 聰 教授

  • 学位:博士(文学)
  • 出身大学:東洋大学→東北大学
  • 担当科目:「交流文化論(中国)」「漢文学」

専門分野

中国文学

古代中国の神話・神に対する考え方や、神降ろしを行う巫祝・志怪小説について、研究しています。

主な研究業績

  • 「蛇の夢―蛇と女性との複合的な観念について―」(『東北大学中国語学文学論集』第24号、2019年)
  • 「「運命の盗み聞き」説話―六朝志怪「陳仲挙」から「産神問答」に至る説話の変遷について―」(『福岡女学院大学紀要人文学部編』第30号、2020年)
  • 「姑獲鳥と子育て幽霊」(『福岡女学院大学紀要人文学部編』第31号、2021年)

研究教育活動

古代中国の志怪・伝奇小説と日本の昔話の近さを感じてもらえるような講義を目指しています。
最近では、出土文献である古代の竹簡も、資料にして研究しています。

浮田 英彦 教授

  • 学位:商学修士
  • 出身大学:九州産業大学大学院商学研究科修士課程修了、熊本大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程単位取得退学
  • 担当科目:キャリア形成Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、ほか

専門分野

観光・サービス産業の人材育成

観光・サービス産業におけるキャリア教育、リカレント教育などを専門としている。

主な研究業績

  • 「パール 或る文系女子大生のアドアストラ」単著(梓書院2020)
  • 「わたしたちのキャリア形成Ⅰ」監修 (DISCO 2019)
  • 『弱みを強みに変える本気が目覚める課題解決型学習』「共著」(梓書院、2013)
  • 『心をつかむビジュアル・ストーリー型プレゼンテーション』「編著」(梓書院、2015)
  • 『弱みを強みに変える本気が目覚めるアクティブ・ラーニング』「共著」(梓書院、2015)
  • 「日本一の女子大生が教える社会人基礎力」編著 (梓書院2013)
  • 「The Hint! 仕事選びは、生き方探し」編著 (ミッションプレイス2012)
  • 「わたしたちのキャリア形成Ⅰ第2版」著 監修 2022DISCO
  •       

研究教育活動

観光サービス産業で長年携わってきた実務経験を活かして、アクティブ・ラーニングを推進している。特に動機付の維持に関して研究をすすめている。

大國 眞希 教授

  • 学位:博士(教育学)
  • 出身大学:東京学芸大学連合大学院博士課程修了
  • 担当科目:「国語科教育法」「日本の文学(近現代)」

専門分野


近現代の日本文学
国語科教育

文学の空間を私たちはどのように感受するのか。一作品を丹念に読み、その機構を考えながら、五感や感性とどのように繋がるのか研究をしています。

主な研究業績

  • 『虹と水平線』(おうふう、2009)
  • 『太宰治 調律された文学』(翰林書房、2015) キリスト教文学会賞[奨励賞]受賞
  • 『国語科指導法の理論と実践』(渓水社、2017)
  • 「火野葦平河童考」(「脈」95号、2017)
  • 「<文学のふるさと>に鳴る笛は」(「坂口安吾研究」4号、2018)
  • 「蝶々心象」(『青春の光芒ー矢山哲治と文芸雑誌「こをろ』福岡市文学館、2018)

研究教育活動

文学と呼ばれる言葉の機構や力、またそれらと感性との関わりについての研究し、それを活かす教育活動を目指しています。また、作品と作品の舞台となった土地との交差、絵画と文学との交差、音と文学との交差など、横断的な研究教育活動もおこなっています。

金沢 英樹 教授

  • 学位:修士(経営情報学)
  • 出身大学:多摩大学大学院経営情報学研究科経営情報学専攻博士課程前期(MBAコース)修了、早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程人間科学専攻単位取得退学
  • 担当科目:「観光文化論(マーケティング)」「観光文化論(観光マネジメント論)」

専門分野


経営学
企業勤務経験を踏まえて、マーケティング・人的資源管理など現代企業のマネジメントを主な研究対象としています。

主な研究業績

  • 「労使関係における企業別組合の機能の可能性-会社分割におけるA労組の対応事例から」(日本労働社会学会『労働社会学研究』8号 2007.3)
  • 「社会人基礎力育成に関する実践事例報告~『チームで働く力』の育成を中心として~」(『安田女子大学紀要』No.46 2018.2)
  • 「大学1年次におけるビジネスプランニング演習実践報告~広島・宮島観光を題材として~」(『安田女子大学現代ビジネス学会誌』2020年度Vol.9 2021.3)

     

研究教育活動

現代企業のマネジメントに関心を持つ傍ら、多くの学生が大学を巣立った後企業に就職していく現実を踏まえ、その学生たちがそれぞれの企業で元気に活躍するためには、大学並びに大学教員に何ができるかを追求しています。

相良 誠司 教授

  • 学位:人間環境学修士(九州大学)
  • 出身大学:広島大学教育学部、九州大学大学院人間環境学府教育システム専攻
  • 担当科目:「教師論」「教育経営論」「教育課程論」「教育方法論(ICTの活用を含む)」「道徳教育の理論と指導法」「生徒・進路指導論(キャリア教育の理論及び方法を含む)」「特別活動及び総合的な学習の時間の指導法」「人権教育の理論と指導法」「教育実習Ⅰ」「教育実習ⅡAB」「教職実践演習(中・高)」「学校インターンシップ」「教育原論」

専門分野


学校臨床教育学国語科教育
現在、学校教育における実践的な研究(学校臨床教育学)をしています。研究フィールドは、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校で、先生方と共に学校教育現場の様々な課題解決に取り組んでいます。

主な研究業績

  • 2023年度中学校特別活動九州大会第27回全九州研究会福岡大会 「Teacher’s Teacher 3 未来を創造する要としての「特別活動」を探究する」 (共著 2023) 福岡女学院大学学長室・教職支援センター
  • 「これからの校長の資質・能力 教育政策から読み解く校長像」(共著 2023) 教育開発研究所 教職研修
  • 「この『失敗』が私を成長させた」(共著 2022)教育開発研究所 教職研修
  • 「チームで対応するいじめ・不登校 CHALLENGE+α」(共著 2021)櫂歌書房
  • 「災害時の地域貢献 -福岡西陵高等学校生徒の復旧作業への参加-」(共著 2019)福岡女学院大学教職支援センター平成30年度年報
  • 「英語サポートシステムに基づく英語力伸長の取組」(共著 2018)福岡女学院大学教職支援センター平成29年度年報
  • 「大学生に開かれた福岡市教育センターの取組」(共著 2017)福岡女学院大学教職支援センター平成28年度年報
  • 「学校にゆとりを生み出す副校長・教頭の多忙にならない仕事術-教育委員会による研修の精査・精選-」(共著 2017)教育開発研究所
  • 「グローバル化に対応した英語教育を推進する人材の育成-イングリッシュキャンプ(教職員英語教室)を中心に-」(共著 2015)九州教育経営学会研究紀要第21号
  • 「小学校国語定番教材の発問モデル説明文編 アクティブ・ラーニング型授業づくりのヒント」(共著 2015)明治図書
  • 「専門職基準に基づく校長の養成・採用・研修プログラムの開発に関する実証的研究 ケースメソッド事例集」(共著 2012)科学研究費基盤研究(B)別冊報告書九州大学大学院人間環境学府教育法制論研究室
  • 「ミッション発!笑顔の種まき-教育ネットワークの輪-風の巻」(共著 2012) 櫂歌書房
  • 「月刊プリンシパル 特集:学習指導要領等で求められる教師の能力とは」(共著 2012)学事出版
  • 「校長の仕事術-校内暴力・いじめへの対応をどう進めるか-」(共著 2012)教育開発研究所
  • 「現場発学校経営レポート 荒れ克服実践レポート」(共著 2010)教育開発研究所
  • 「月刊プリンシパル 特集:評価の改善」(共著 2010)学事出版
  • 「全国学力・学習状況調査等を活用した学校改善の推進に係る実践研究成果報告書」(共著 2009)文部科学省
  • 「学力向上プロジェクトシリーズ 知識・技能を活用した言語活動の展開」(共著 2009)明治図書
  • 「話すこと・聞くことの基本の能力の育成-中学校-」(共著 2008)明治図書
  • 「検証改善サイクル事業成果報告書」(共著 2008)文部科学省
  • 「教育委員会月報」(共著 2008)文部科学省
  • 「心を育む国語科授業を創る 小学校編・中学校編」(共著 2008)明治図書
  • 「教育委員会月報」(共著 2006)文部科学省
  • 「調べる力を高める64のアイディアと授業 教科を貫く課題探究力の育成」(共著 2006)明治図書
  • 「実践国語研究2006 23月号」(共著 2006)明治図書
  • 「実践国語研究2005 67月号」(共著 2005)明治図書
  • 「中学校の生徒指導要録記入の手引き・記入文例・評価の規準 2005年度版」(共著 2005)小学館
  • 「実践国語研究2004 67月号」(共著 2004)明治図書
  • 「確かな国語力をつける授業モデル 第2巻「読むこと」編」(共著 2004)明治図書
  • 「中学校の生徒指導要録記入の手引き・記入文例・評価の規準 2004年度版」(共著 2004)小学館
  • 「教育フォーラム33〈確かな学力〉を育てる」(共著 2004)金子書房
  • 「中学校国語科の絶対評価の方法と実際」(共著 2003)明治図書
  • 「新生徒指導要録の解説と記入の実際」(共著 2002)小学館
  • 「教員養成セミナー」(共著 2001)時事通信社
  • 「新国語科「言語活動例」の具体化 情報を活用する学習」(共著 1999)明治図書
  • 「国語科授業改革双書21 共生時代の対話能力を育てる国語教育」(共著 1997)明治図書
  • 「月刊国語教育 特集:横断・総合を視野に入れた作文指導」(共著 1997)東京法令出版
  • 論文:情報を活用して豊かに考え表現する力が育つ学習の展開-図書館や情報機器の利用を取り入れた国語科指導計画の改善を通して-(1998)福岡市教育センター研究発表会研究報告書(543号)
  • 論文:国語科の〈確かな学力〉を育てるために(2004)人間教育協議会教育フォーラム33
  • 論文:学校改善に状況について多様な保護者から肯定的な評価を受ける要因の明確化(2009)福岡市教育委員会主催福岡市教育センター教育論文
  • 論文:小学校における道徳教育に関する実践的研究-子どもの社会性を育てる集団社会的スキルトレーニング-(2010)福岡女学院大学大学院人文科学研究科「臨床心理学(7)」
  • 論文:専門職基準に基づく校長の養成・採用・研修プログラムの開発に関する実証的研究 ケースメソッド事例集(共著 2012)科学研究費基盤研究(B)別冊報告書九州大学大学院人間環境学府教育法制論研究室
  • 論文:教育委員会が開設する教員免許状更新講習に関する考察(2013)九州大学大学院人間環境学府教育システム修士論文
  • 論文:グローバル化に対応した英語教育を推進する人材の育成-イングリッシュキャンプ(教職員英語教室)を中心に-(共著 2015)九州教育経営学会研究紀要第21号
  • 論文:大学生に開かれた福岡市教育センターの取組(共著 2017)福岡女学院大学教職支援センター平成28年度年報
  • 論文:英語サポートシステムに基づく英語力伸長の取組(共著 2018)福岡女学院大学教職支援センター平成29年度年報
  • 論文:災害時の地域貢献 -福岡西陵高等学校生徒の復旧作業への参加-(共著 2019)福岡女学院大学教職支援センター平成30年度年報
  • 論文:学会と外部団体との連携構築について 九州教育経営学会との事例を通じて(実践研究フォーラム)(2019)日本教育経営学会紀要第61号
  • 論文:コロナ禍におけるオンライン授業の試み―校内適応指導教室への配信をスタートとして―(共著 2020) 福岡女学院大学教職支援センター令和元年度年報
  • 書評:當山清実著『「優秀教員」の職能開発 効果的な現職研修の検討』ジアース教育新社2019の書評(2020) 日本学校改善学会学校改善研究紀要2020
  • 論文:コロナ禍における学校マネジメント―ICTを活用した取り組みを中心に―(2021)九州教育経営学会紀要第27号
  • 論文:好事例調査に参加して(2021)教師教育研究(第34号)
  • 論文:江戸時代のアクティブ・ラーニング(2022)福岡女学院大学教職支援センター教職実践研究第6号
  • 論文:コロナ禍での授業及び行事等の改善―公立中学校におけるICTを活用した取組例―(2022)日本学校改善学会学校改善研究紀要2022

 

研究教育活動

日本学校改善学会理事(2018~現在に至る)

 佐賀市教育委員会評価委員(2024~現在に至る)
福岡県那珂川市立 那珂川北中学校 コミュニティ協議会委員(2024~現在に至る)
福岡女学院大学教職支援センター 夢語り小学生ミニプレゼンテーション大会 実行委員会事務局(2023)
福岡県糟屋郡久山町 教育委員会 教育委員(2023~現在に至る)
福岡県春日市教育委員会 事務事業点検評価委員(2023~現在に至る)
福岡女学院大学教職支援センター英語教育に関する講演会「小学校 外国語科・外国語活動指導の具体化―授業アイデアを体験しよう―(講師:福岡女学院大学教授 Jack Brajcich)」企画事務局長(2023)
福岡女学院大学・短期大学部主催 第2回中学生・高校生『夢』語りコンテスト―伝わるプレゼングランプリ―実行委員会事務局 審査員(2023)
私立九州国際大学付属高等学校 SDGs探究ガイダンス講師(2023)
福岡女学院大学・短期大学部 「学校における危機管理モデルの構築に関する覚書」に基づく三者連携事業 会議アドバイザー(2022~現在に至る)
福岡女学院大学・短期大学部 2022年度後期履修プログラム【教員人材育成プログラム】授業でのGoogle Workspaceの活用 初級編 統括講師(2022)
福岡市立曰佐中ブロック(弥永小・弥永西小・曰佐中)夏季合同研修会講師(2022)
福岡女学院大学教職支援センター英語教育に関する講演会「小・中・高を通じた、これからの英語教育の展開―英語による言語活動を通した指導の具体化―(講師:文部科学省初等中等教育局視学官直山木綿子)」企画事務局長(2022)
春日市青少年育成市民会議主催 夏休みチャレンジ教室 コーディネーター(2022~現在に至る)
福岡女学院大学・福岡市立弥永小学校 英語教育・キャリア教育に係る交流イベント(2022~現在に至る)
福岡女学院大学・短期大学部主催 第1回中学生・高校生『夢』語りコンテスト―伝わるプレゼングランプリ―実行委員会事務局 審査員(2022)
福岡市立老司中学校校内研修会講師(2022)
福岡市・大学教員養成連携協議会 ワーキンググループ実践報告(2021)
福岡市教育センター教育研究事業実践公開・協議会指導講話講師(2021)
福岡市立曰佐中ブロック(弥永小・弥永西小・曰佐中)夏季合同研修会講師(2021)
福岡女学院大学 教員免許状更新講習講師(2021)
福岡市立弥永小学校 校内研修会講師(2021)
福岡市立横手中学校・高宮中学校・弥永小学校 学校サポーター委員(2021~現在に至る)
春日市コミュニティ協議会委員・CS推進委員(2021~現在に至る)
朝倉市+福岡女学院大学・短期大学部連携 2021年度 地域連携教育プログラム
「地域経済活性人財育成-社会に開かれたキャリア教育-」コーディネーター
私立佐賀学園校内進路ガイダンス講師(2021)
福岡市東市民センター運営審議会委員(2019~2020)
福岡市立中学校校長会人材育成部研修会講師(2019) 「新学習指導要領を見据えたカリキュラムマネジメントの在り方―道徳科・総合的な学習の時間・特別活動を貫く軸として位置づけて―」
福岡市次期教育振興計画策定検討委員会委員(2018)
福岡市立高等学校事務局長(2018)
福岡県公立高等学校等校長研修会大学入試委員会司会者及び委員(2017~2018)
福岡市子ども読書活動推進会議委員(2017~2018)
福岡市いじめ問題対策連絡協議会委員(2017~2018)
教員育成指標策定にむけた「福岡市教員育成協議会」委員(2017)
「九州地区教員育成指標研究協議会」委員(2016)
福岡教育大学「教職大学院連携協力会議」委員(2015~2016)
福岡教育大学「教員養成の質向上に関する諮問会議」委員(2015~2016)

令和4年4月~   福岡女学院大学 教職支援センター長
令和4年10月~  九州情報大学 非常勤講師(学外非常勤講師) 

佐島 顕子 教授

  • 学位:文学修士(史学)
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「交流文化論入門」「日本史」

専門分野

日本史
日韓関係史

文禄慶長の役を基礎においた豊臣政権論を研究し、そこから派生して近代における日韓関係史、さらに現代における日韓若者文化交流(漫画、音楽など)を扱います。

主な研究業績

  • 「文学・観光・歴史-遠藤周作・原城跡・小西行長を中心に-」[共著]『福岡女学院大学紀要・人文学部編』(第28号、2018年)
  • 「歴史文化の語りつぎ方法の開発と支援」『福岡女学院教育フォーラム』(第20号、2018年)
  • 「豊臣政権の情報伝達について」『石田三成』(谷徹也編、戎光祥出版、2018年)
  • 「老いた秀吉の誇大妄想が、朝鮮出兵を引き起こしたのか」『戦国史の俗説を覆す』(渡邊大門編、柏書房、2016年)

研究教育活動

熊本城・島原城など各地「おもてなし武将隊」を授業に招き「歴史的人物本人」の語る日本史公開授業の企画運営にゼミで取り組んでいます。K-popを通して探る日韓比較文化、梨木香歩著『春になったら苺を摘みに』を読み異文化交流を考える授業もあります。専攻はキリシタン大名・小西行長と豊臣政権。

糸 隆太 准教授

  • 学位:博士(文学)
  • 出身大学:早稲田大学
  • 担当科目:「交流文化論(ヨーロッパ)」「交流文化論(地中海)」

専門分野

古代ローマ史

古代ローマの食を中心に、日常生活史の研究をしています。

主な研究業績

  • 「帝政期イタリアにおける家畜生産とローマ市への供給」(『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第65輯、2020年)
  • 「都市ローマにおける家畜の屠殺―共和政末期から帝政初期の事例」(『西洋史論叢』第40号、2018年)
  • 「ローマ帝国西方における食肉業者の社会的地位」(『史観』第177冊、2017年)
  • 「共和政ローマにおける牧畜規制」(『西洋史論叢』第36号、2014年)

研究教育活動

講義では、ヨーロッパ・地中海文化の特質や交流のあり方の他に、文化の比較についても扱っています。研究においては、古代の食を考察するにあたり、歴史書や碑文などの文字史料だけでなく、考古学のデータも利用しています。

門屋 飛央 准教授

  • 学位:博士(文学)
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「日本語学概論 Ⅰ・Ⅱ」「日本語の語彙・意味」「日本語の構造」「日本語表現技法A(文章)」「日本語表現技法 B(音声)」「日本語学研究Ⅰ」

専門分野

日本語学

方言を専門としています。ひとつの方言の文法体系を記述し、それを日本語全体の体系と対照したいと考えています。

主な研究業績

  • 「佐世保市宇久町平方言の『動詞否定形+カナ』による行為指示」(『語文研究』 第133号、2022年)
  • 「長崎県佐世保市宇久町平方言の『進行』の『オル』 」(『語文研究』第130・131号、2021年)
  • 「長崎県小値賀町藪路木島方言の/(-a)-Ns-/を用いた行為指示について 」(『坂口至教授退職記念日本語論集』創想社、2020年)
  • 「佐世保市宇久町平方言の可能形式について」(『文献探究』第55号、2017年)
  • 「『なまいきイントネーション』について」(『語文研究』第120号、2015年)
  • 「宇久町平方言の『ゴト(如)』の用法」(『西日本国語国文学』第2号、2015年)

研究教育活動

講義は、学生が自分自身の経験や実感を踏まえて、日本語の仕組みを考えられるものを目指しています。主なフィールドは、五島列島です。特に、佐世保市(旧北松浦郡)宇久町の方言を調べています。珍しいことばを取り上げるだけでなく、それがその方言の文法体系において、どのように位置づけられるのかを考えています。

渡邉 寛吾 准教授

  • 学位:博士(文学)
  • 出身大学:愛媛大学・大阪市立大学大学院
  • 担当科目:「日本文学の発生」・「国語科教育法」

専門分野

日本漢詩文国語科教育

奈良時代の文学作品、万葉集や懐風藻などを中心に、中国文学の受容と変容について研究しています。また、中学校・高校での国語科教育、特に古典の教材開発や学習法についても研究をしています。

主な研究業績

  • 教科書から見る高等学校での「日本漢文」の扱いについて―次期学習指導要領に向けての予備調査として―(愛知教育大学附属高等学校『研究紀要』第47号 2020.3)
  • 『遊仙窟』所収詩についての研究―形式からの考察 其の一―(『上代学論叢』和泉書院 2019.5)
  • 三大歌集の歌風理解のための和歌学習―同一素材を扱う和歌の比較を通して―(愛知教育大学附属高等学校『研究紀要』第42号 2015.3)
  • 正倉院文書「造仏所作物帳」七夕詩詩序注解(『萬葉語文研究』第5集 和泉書院 2009.9)

研究教育活動

現在は特に平安時代前期までに作られた詩の特徴について、唐代までの詩との比較検討を行っています。併せて、漢詩文の教材開発に関心を持っています。これからは、大学生に向けての古典教育にも力を入れていきたいと思っています。

池田 拓朗 講師

  • 学位:博士(地域マネジメント)
  • 出身大学:長崎国際大学
  • 担当科目:「観光文化論入門」「観光文化論A(観光社会学)」「観光文化論E(観光のまなざし)」

専門分野

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を中心に、宗教的聖地の観光化の問題を研究しています。観光のメリット・デメリットを倫理的側面から検討する「観光倫理」についても研究しています。

主な研究業績

  • 「観光商品としての「教会」−長崎県五島列島を事例としてー」(『長崎国際大学観光学論集』第12巻 2017.3)
  • 「長崎の教会群の世界遺産化をめぐる文化ポリティクスー長崎市外海地方を事例としてー」(『九州人類学研究会報(電子版)』第43号 2016.11)
  • 「長崎の教会群の世界遺遺産化と観光ー候補に挙げられなかった教会の視点からー」(『長崎国際大学観光学論集』第11巻 2016.3)
  • 「長崎の聖地ツーリズムにおける大浦天主堂の意義」(『長崎国際大学観光学論集』第10巻 2015.3)

研究教育活動

観光は現代社会を特徴づける重要な現象であり、世界を変革する力をもつ一要素であることへの理解を深めるために、さまざまな事例をもとに観光のメリット・デメリットを分析できる力を身につけることを目標とします。さらに現地でのフィールドワークを通して、座学だけではわからない観光地の現状及び実態を把握し、その地域が抱える問題点を捉え改善策を考えてみましょう。

言語芸術学科

副学長
上村 忠実 教授

  • 学位:文学修士
  • 出身大学:西南学院大学
  • 担当科目:「イギリス文学」「海外フィールドワーク(実践)」

専門分野

イギリス文学(詩)

英語で書かれた詩歌を研究しています。特に、W.ブレイクや、T.S.エリオットなど、宗教詩を中心に研究しています。

主な研究業績

  • 「英詩における病」『テーマ・シンキング叢書011 病』ミッションプレス、2021年
  • 「英詩における食」『テーマ・シンキング叢書013 食』ミッションブレス、2023年
  • Songs of Innocenceの根底に見られる詩想」『福岡女学院大学紀要人文学部編』第33号、2023年

研究教育活動

英文学とキリスト教の関係について、解釈の多様性・可能性を探っています。キリスト教文学研究という観点から、詩人が残した言葉の一つ一つの背後に、どのようにキリスト教の影響が見られるかについて研究しています。

学科長
須川 渡 准教授

  • 学位:博士(文学)
  • 出身大学:滋賀県立大学、大阪大学大学院
  • 担当科目:「舞台制作」「日本語表現(戯曲)」「批評A(演劇)」

専門分野

演劇学

戦後日本の地域演劇について研究しています。東北地方の農村演劇を皮切りに、各地の地域に根ざした演劇を調査してきました。演劇とコミュニティの密接な関係について考えるため、演劇の実践にも参加しています。

主な研究業績

  • The Future of Japanese Regional Theatre ― The Cultural Movement of the Budoza Theatre Company, The 5th International Asian Theatre Studies Conference In/Out of Asia, Korea National University of Arts, 2017
  • 「場所との対話 ―劇団維新派のサイトスペシフィック・パフォーマンス」『漂流の演劇 維新派のパースペクティブ』大阪大学出版会、2020
  • 「大学におけるオンライン演劇製作の試み(その1)―その可能性と課題」『教育実践研究』5号、福岡女学院大学教育支援センター、2021
  • 『戦後日本のコミュニティ・シアターー 特別でない「私たち」の演劇』春風社、2021(第54回 日本演劇学会河竹賞奨励賞受賞)
  • 「大学におけるオンライン演劇製作の試み(その2)―平田オリザ『転校生』の改作上演」『教育実践研究』6号、福岡女学院大学教育支援センター、2022
  • 「パフォーマンスとしての「食」 —坂元裕二『カルテット』と別役実の劇作品を中心に―」『食(テーマシンキング叢書)』ミッションプレス、2023

研究教育活動

演劇にはさまざまな楽しみ方があります。俳優やスタッフとして関わる人もいれば、気になる俳優を追いかけて全国を遠征する人もいます。大切なのは、どんな演劇にも創り手とそれを支える観客がいることです。私の授業では戯曲や演出論を読み、また実際に劇場に足を運びながら、それぞれのジャンルの見方を学び、自分なりの演劇の語り方をさぐっていきます。

文屋 敬 教授

  • 学位:神学修士、社会学修士
  • 出身大学:関西学院大学
  • 担当科目:「映画研究 J 」「ポップカルチャー J 」

専門分野

宗教社会学
文化社会学

宗教を文化活動の一つとして位置づけ、宗教と社会の関係を研究しています。また文化研究の一環として映画、漫画、アニメーション作品などを社会学の視点から分析します。

  • 主な研究業績
  • 「個室とテレコミュニケーション」『福岡女学院大学紀要 人間関係学部編』、2002~
  • 「社会の時間」『テーマシンキング叢書 時間』ミッションプレス、2011
  • 「宮崎駿作品を通してみる現代日本人の自然観」『テーマシンキング叢書 自然』ミッションプレス、2012

研究教育活動

私が担当する授業では映画、漫画、アニメーションといういわゆるポップカルチャーの研究を行います。その成果は大学の中だけで自己満足的に紹介して終わるのではなく、社会に発信してこそ意味があると考えます。私は学生の皆さんとさまざまな媒体を用いて研究成果を社会に発信していきたいと考えています。

道行 千枝 教授

  • 学位:文学修士
  • 出身大学:九州大学
  • 担当科目:「海外フィールドワーク(実践)」「映画研究 E 」

専門分野

イギリス文学(イギリス演劇)

イギリス文学、主にエリザベス朝・ジェイムズ朝の演劇を研究しています。また、現代イギリス演劇の翻訳と上演の試みも行っています。

主な研究業績

  • 『ディーラーズ・チョイス』[翻訳・共著]海鳥社、2006年
  • 「リージョナル・レパートリー・シアターの試み―イギリスにおける劇場のアウトリーチ活動」『福岡女学院大学紀要 人文学部編』、2010年
  • 「『お気に召すままの森』再考」『福岡女学院大学紀要 人文学部編』、2018年
  • 「シェイクスピアと疫病」『テーマ・シンキング叢書011 病』、2021年、pp.178-210.
     

研究教育活動

ゼミではシェイクスピアについて研究しています。もともとシェイクスピアは「学問」などではなく、「娯楽」でした。文学を楽しむ土台をつくって、人間や社会について、新しい見方や発見をしていきましょう。映画を通して英語と英語圏の社会について学び、興味を深めていく授業も担当します。

大島 一利 准教授

  • 学位:神学修士
  • 出身大学:関西学院大学
  • 担当科目:「福岡女学院学」「シンキングゲーム」「言語芸術フィールドワークA」

専門分野

キリスト教史(日本キリスト教史、中世文化史)

日本の戦国時代、また同じ時代の西欧の歴史を、キリスト教を中心に取り扱っています。物事の考え方や絵画、音楽にいたるまで、その時代の東西交流などを含めて歴史的に学んでいます。

主な研究業績

  • 「キリシタン時代の宣教師報告における悔悛」、『神學研究』56、関西学院大学神学研究会、2009年
  • 「キリスト教史に見る『家』 − ハリー・ポッターと学寮の歴史 − 」、「ホグワーツはどこにある?」(テーマシンキング叢書012『家』)、ミッションプレス、2022年
  • (共著)『キリスト教で読み解く世界の映画 − 作品解説110− 』、キリスト新聞社、2023年

研究教育活動

キリスト教思想に限定されない文化的な歴史的変遷を素材として取り扱う事が多くなってきました。具体的なキーワードは、美術をめぐる言説(イコノロジー)、ファンタジー、魔法と錬金術の世界、などです。それらが現代において表出しているゲーム、アニメ、映画も分析対象になってきています。

松本 健 教授

  • 学位:博士(文学)
  • 出身大学:筑波大学大学院
  • 担当科目:「日本文学」「日本語表現」「国内フィールドワーク」

専門分野

日本文学
言語文化

日本文学・日本語・日本文化の内在的な結びつきと表象をめぐる研究をしています。

主な研究業績

  • 『テクストたちの旅程』花書院(共)、2008
  • 『仮名草子の〈物語〉』青山社(単)、2009
  • 『幻想と怪談』図書出版ムン(共)、2010
  • 『人文科学と日本語の接点』図書出版ムン(共)、2012
  • 『コミュニティ基礎日本語』図書出版ムン(共)、2012
  • 『ちゃくちゃく日本語』トンヤンブックス(共)、2016

研究教育活動

現代日本に見られる様々な(サブ)カルチャーも現代において突如として誕生したわけではなく、過去の時代から続く美意識や創作営為の積み重ねによって形作られてきました。どのようなテーマにおいても通時的・重層的な研究と教育を心がけています。

メディア・コミュニケーション学科

学科長
池田 理知子 教授

  • 学位:コミュニケーション学博士
  • 出身大学:津田塾大学、オクラホマ大学大学院
  • 担当科目:「異文化コミュニケーション」「コミュニケーション研究入門」

専門分野

コミュニケーション学

コミュニケーションとは「他者」との関係性であるという広義の定義に基づき、さまざまな現象の分析を行っています。最近の研究テーマは「公害や戦争が現在の私たちの日常とどのようにつながっているか」です。さらに、「公害」と「戦争」の共通項がどこにあるかを考えています。私たちが「語る/語らない」行為が、さまざまな社会問題を生みだしたり、見過ごしたりしているのではないでしょうか。

主な研究業績

  • 『よくわかる異文化コミュニケーション』(編著)ミネルヴァ書房、2010年
  • 『時代を聞く――沖縄・水俣・四日市・新潟・福島』(共編著)せりか書房、2012年
  • 『メディア・リテラシーの現在(いま)――公害/環境問題から読み解く』(編著)ナカニシヤ出版、2013年
  • 『シロアリと生きる――よそものが出会った水俣』ナカニシヤ出版、2014年
  • 『日常から考えるコミュニケーション学――メディアを通して学ぶ』ナカニシヤ出版、2015年
  • 『よくわかるヘルスコミュニケーション』(共編著)ミネルヴァ書房、2016年        
  • 『メディア・レトリック論――文化・政治・コミュニケーション』(共編著)ナカニシヤ出版、2018年
  • 『グローバル社会における異文化コミュニケーション - 身近な「異」から考える』(共編著)三修社、2019年       
  • 『MCDスタディーズ――福岡+みつめる』(編著)未知の駅、2023年      
  • 『MCDスタディーズ――日常+つなげる』(編著)未知の駅、2024年

研究教育活動

私たちの日常とはどういう関係性のなかで成り立っているのか、これから誰とどういった関係を構築することができるのかを学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

近藤 桂司 教授

  • 学位:博士(芸術工学)
  • 出身大学:九州芸術工科大学、九州大学大学院
  • 担当科目:「デザイン概説」「色彩研究」

専門分野

芸術工学
色彩学

都市景観の色彩の特徴を把握したり良好な景観を形成するための手法を研究しています。

主な研究業績

  • 「視覚安定性の錯視を考慮した街路景観色彩のまとまり度の変動」『福山市立大学都市経営学部紀要』15号、2023年
  • 「多変量ロバスト推定による壁面色の外れ値分析」『福山市立大学都市経営学部紀要』14号、2022年
  • 「街路景観の色彩の特徴を把握し視覚化する手法」『日本色彩学会誌』43巻5号、2019年
  • 「街路景観色彩の特徴を示す指標」『日本感性工学会論文誌』18巻3号、2019年

研究教育活動

「デザイン」は「ものに意味を与える行為」だといえます。意味を与えられることによってものは価値を持ちます。また、「デザイン」は「ものごとの全体を分析し把握しながら個々の問題を解決していく行為」だともいえます。意味作用は全体の文脈の中で起こります。風土や慣習と いった地域性、周辺の景観、使用者の嗜好やライフサイクル、あるいは使用者が置かれている状況などが考えられます。このような「デザイン」の考えに立って、私たちを取り巻く「空間」やそこに存在する「もの」「こと」のデザインを研究しています。身体に接する日用品、ストリート・ファニチャーからサイン、建築、街路、都市全体に至るまでのさまざまなスケールにおいて、美しく豊かに暮らすための生活の在り方を考えましょう。

二階堂 整 教授

  • 学位:文学修士
  • 出身大学:山口大学・九州大学大学院
  • 担当科目:「ことばとコミュニケーション」「社会言語学」

専門分野

社会言語学
方言学

若者の話す言葉を対象に、地域の言語の変化やメディアにおける言葉の使用実態を調査・研究しています。

主な研究業績

  • 「福岡の大学生の携帯メールにおける方言使用」『山口国文』32号、山口大学、2009年
  • 「地方議会会議録による方言研究」(共著)『方言の研究 1』ひつじ書房、2015年
  • 「あーね考」『山口国文』38号、山口大学、2015年

研究教育活動

メディアの発達で我々のコミュニケーションのあり方も変化してきています。その進行中の変化をみなさんといっしょに言葉の面からとらえていければと思います。

林田 真心子 准教授

  • 学位:社会情報学修士
  • 出身大学:九州大学、東京大学大学院
  • 担当科目:「メディア概説」「メディア・リテラシー」「地域メディア研究」など

専門分野

メディア論地域メディア実践

地域とメディア、私たちの関わりを主体的に結んでいくためのワークショップの考案・実践に取り組んでいます。また、私たちが表現することの特性について、とくに生産現場における技術やモノの存在に着目し、どのようなコミュニケーションが媒介されてきたのか、社会や文化との関わりという視点から研究しています。

主な研究業績

            
  • 「ローカルメディアが果たす役割と可能性 〜日常のストーリーを語り、地域をつなぐ〜」『MCDスタディーズ 福岡+みつめる』、2023年
  • 「6大学をつなぐオンラインワークショップ実践「私と地域とそのあいだ」 〜コロナ禍における地域とメディアとの関わりを考えるために〜」[共著]『福岡女学院大学紀要人文学部編 第33号』、2023年
  • 「「声」と「音のことば」をめぐる授業実践 ―「アナウンス表現研究」における試み―」『教育実践研究 第6号』福岡女学院大学教職支援センター、2022年
  • 『大学生のためのメディアリテラシー・トレーニング』[共著]三省堂、2015年
  • 「「送り手研究」の転回にむけて –アクション・リサーチとしてのメディア・リテラシー実践の可能性–」『福岡女学院大学紀要人文学部編 第22号』2012年

研究教育活動

私たちの何気ない日常とメディアとの関わりについて考えていくためのワークショップやフィールドワークを行っています。また、近年は地域メディアとの協働実践に取り組んでいます。そうした活動を通して、私たち一人ひとりが、メディアのある社会のこれからを共に考えていくための手がかりを、学生のみなさんといっしょにみつけていければと思っています。

藤山 智子 准教授  

  • 学位:比較社会文化博士
  • 出身大学:西南学院大学 九州大学大学院
  • 担当科目:「日本語教育概論」「日本語教材研究」「日本語教授法演習」など

専門分野

日本語教育第二言語習得

外国人の語彙習得、主に中国語母語話者の日本語の漢語習得への母語の影響について研究してきました。近年は日本語教師の実務経験から、日本語ボランティアの方々に「日本語の教え方」を教える活動に取り組んでいます。

主な研究業績

  • 「中国語を母語とする日本語学習者の語彙知識発達への母語知識の影響―漢語を刺激語とする連想課題を通して―」『東アジア日本語・日本文化研究』第22号 東アジア日本語・日本文化研究会 2017年
  •  「中国語を母語とする日本語学習者の語彙知識の深さと文章理解」『比較社会文化研究』第33号 九州大学比較社会文化学府 2013年
  • 「連想課題を用いた研究の外観―第二言語習得研究を中心として」「言語科学」47号 九州大学言語文化研究院言語研究会2012年

研究教育活動

日本語を教えることで、世界中の人々と交流することができます。日本語を教えることで、今まで気づかなかった日本語の姿を知ることができます。「日本語教育」について学ぶことが、みなさんの世界を広げ知識を深めるきっかけになればと思っています。

忠 聡太 講師

  • 学位:音楽修士
  • 出身大学:横浜国立大学、東京芸術大学大学院
  • 担当科目:「メディア文化論」「ネットワーク社会とコミュニケーション」

専門分野

近現代文化史

主にポピュラー音楽を対象として、20世紀以降の大衆的な文化の歴史を研究しています。さまざまなメディア技術がどのような社会的文脈から生成されたのかをふまえて、文化の混淆や実践方法の変遷について考えます。

主な研究業績

  • 「日本盤ライナーノーツの文化史」『アフターミュージッキング - 実践する音楽』東京藝術大学出版会、2017年
  • 「ジャンルの樹海」『ユリイカ 特集:cero』48号14巻、2017年
  • 「ファズとどこか遠くへ - 時空を超える倍音の表現史と「ニューロック奇譚」の反駁」『ユリイカ 特集:サニーデイ・サービス』50号1巻、2018年
  • 「ジャズの貫戦的熱伝導 - ジーン・クルーパ・トリオ来日公演にみる熱狂的実演文化の原風景」『私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか日本ポピュラー音楽の洋楽受容史』花伝社、2019年

研究教育活動

ポピュラー文化を研究するには、自身が抱く対象への愛を言語化して他者と共有することが不可欠です。好意や興味を単なる「好き」で自己完結させないように、関連する先行研究や文献資料を精査した上で口頭発表と論文の執筆を行い、その成果を学外へ広く問う機会をつくっていきます。