福岡女学院大学・福岡女学院大学短期大学部では、学則に定める理念・目的を達成するために「求める教員像」「教員組織の編成方針」を以下のように定める。

求める教員像

• 本学の理念・目的・教育目標を十分に理解し、協力できる者
• 本学における教育を担当するにふさわしい教育上の能力があり、その向上に努める者
• 教授、准教授、講師、助教、助手それぞれに必要な研究上の業績、実務家教員においては専攻分野に関する高度の実務上の能力を有し、継続的に積み上げる意思のある者
• 学生支援に対し進んで貢献する熱意があり、それを体現できる者
• 本学の研究倫理規準を遵守し、高い倫理観を持って研究に取り組む者
• 研究成果を社会に還元し、地域貢献に積極的に取り組む者
• 本学の運営に協力的・主体的な行動ができる者
• 本学の教育・研究・大学運営等あらゆる活動において、積極的に学生と関わり、職員と協働できる者

教員組織の編成方針

• 「各学校の設置基準」等関連法令に基づくとともに、教育目標やディプロマポリシー、カリキュラムポリシーなどの各種方針を実現するために、教育研究上の専門領域等のバランスを考慮し、必要な教員を配置する。
• 教員間で連携し組織的に教育・研究を行うために、教育課程や学校運営等において適切に教員の役割を分担する。
• 広く人材を求め、年齢・性別構成に配慮する。
• 教員の募集、任用、昇任等にあたっては、本学の諸規則および方針に基づき、公正かつ適切に行う。
• 組織的かつ多面的なFD・SD活動を行って、絶えず教員の資質向上を図る。

専門分野、教員配置

1. 人文学部の教育課程との整合性を重視しつつ、各学科の専門領域における優れた研究業績と深い人文学の素養を兼ね備えた教員を任用し、配置する。人文学部教員に求められるのは、現代文化学科においては、学びの柱である観光文化分野、交流文化分野、日本文化（国語教職）分野に関わる諸領域についての広い学術的関心と知識を有する教員であり、言語芸術学科においては、言語芸術について学際的な教育研究を行なうため、日本文学、英米文学、英語学（英語教職）、演劇学、社会学、宗教学の学問領域の関心と知識を有する教員であり、メディア・コミュニケーション学科においては、メディア、コミュニケーション、デザインにおける諸領域にわたる広い学術的関心と知識を有する教員である。これは、建学の精神に基づく人格教育を軸に、広い教養と深い学問知識とともに、実践的実務能力を併せ持った現代社会の要請に応え得る女性の育成という人文学部の教育上の目標を達成するためである。
2. 教員免許等の資格課程に配慮し、適切な教員配置を行う。
    

教育課程や学部運営における教員の役割分担

専門的研究領域と教育実績に基づいて教育課程の責務を分担する。また、専門知識及び学科・学部運営の経験と実績に応じて学部運営の役割を分担する。

教員構成

教育研究や大学運営における適切な教員の役割分担を可能にするため、広く人材を求める。また、同様の理由から、年齢・性別構成が偏ることのないよう配慮する。

教員の資質向上

教職員同僚との協働能力、学生との積極的な関わりの姿勢、学生の研究指導能力に重点を置いて教員の資質向上を図る。また、これらの能力、資質を向上させるためのものとしてFD・SD活動を位置づける。

専門分野、教員配置

1. 現代文化学科では、教育課程との整合性を重視しつつ、専門領域における優れた研究業績と深い人文学の素養を兼ね備えた教員を任用し、適切な教員配置を行う。人文学部現代文化学科教員に求められるのは、学びの柱である観光文化分野、交流文化分野、日本文化（国語教職）分野に関わる諸領域についての確かな専門的知識であると同時に、これら諸領域にまたがる知的関心と知識である。これは、建学の精神に基づく人格教育を基に、歴史と現在のつながりや地域と地域のつながりについて幅広く知識を習得するとともに、現代社会の諸問題について深く思考をめぐらせ、諸問題の解決を通じて社会の発展に貢献する人材の育成という人文学部現代文化学科の教育上の目標を達成するためである。

専門分野、教員配置

1. 言語芸術学科は、建学の精神に基づく人格教育を基礎に、幅広い教養と深い学問とともに、実践的実務能力を併せ持った社会の要請に応え得る女性の育成という人文学部の目標を達成するため、教育課程との整合性を重視しつつ、学科の専門領域における優れた研究業績と深い素養を兼ね備えた教員を任用し、配置する。言語芸術学科の教員に求められるのは、日本文学、英米文学、英語学（英語教職）、演劇学、社会学、宗教学の学問領域を有し、事象を学際的に見通す力の養成能力である。

専門分野、教員配置

1. メディア・コミュニケーション学科では、学科の教育課程との整合性を重視しつつ、学科の専門領域における優れた研究業績と深い人文学の素養を兼ね備えた教員を任用し、配置する。人文学部メディア・コミュニケーション学科教員に求められるのは、メディア、コミュニケーション、デザインの各専門領域における確かな専門的知識であると同時に、これら諸領域にわたる広い学術的関心と知識である。これは、建学の精神に基づく人格教育を軸に、広い教養と深い学問とともに、実践的実務能力を併せ持った現代社会の要請に応え得る女性の育成という人文学部メディア・コミュニケーション学科の教育上の目標を達成するためである。

教育課程や学科運営における教員の役割分担

専門的研究領域と教育実績に基づいて教育課程の責務を分担する。また、専門知識及び学科運営の経験と実績に応じて学科運営の役割を分担する。

教員構成

教育研究や大学運営における適切な教員の役割分担を可能にするため、広く人材を求める。また、同様の理由から、年齢・性別構成が偏ることのないよう配慮する。

教員の資質向上

教職員同僚との協働能力、学生との積極的な関わりの姿勢、学生の研究指導能力に重点を置いて教員の資質向上を図る。また、これらの能力、資質を向上させるためのものとしてFD・SD活動を位置づける。

1. 人間関係学部の教育課程との整合性を重視しつつ、各学科の専門領域における優れた研究業績と深い人間関係学の素養を兼ね備えた教員を任用し、配置する。人間関係学部教員に求められるのは、心理学科においては臨床心理、キャリア心理、人間関係の各コース運営に必要な専門的知識、子ども発達学科においては総合的学際領域としての子ども学に関わる諸科学分野からのアプローチと、子どもの発達を支える専門職・教員養成を主目的とする学科の教育活動に必要となる専門的知見である。これは、建学の精神に基づき、人とそのつながりについての幅広い教養と深い専門性をもって、自立的に社会貢献に取り組む女性の育成という人間関係学部の教育上の目標を達成するためである。
2. 教員免許等の資格課程に配慮し、適切な教員配置を行う。

専門的研究領域と教育実績に基づいて教育課程の責務を分担する。また、専門知識及び学科・学部運営の経験と実績に応じて学部運営の役割を分担する。

教育研究や大学運営における適切な教員の役割分担を可能にするため、広く人材を求める。また、同様の理由から、年齢・性別構成が偏ることのないよう配慮する。

専門分野、教員配置

1. 大学院人文科学研究科は、比較文化・臨床心理学・発達教育学専攻のそれぞれの専門領域に優れた研究業績と深い知識を兼ね備えた教員を任用し、配置する。人文科学研究科教員に求められるのは、比較文化専攻においては、日本語圏専修、英語圏専修の各コース運営に必要な専門的知識、臨床心理学専攻においては、臨床心理アセスメント、臨床心理面接、臨床心理的地域援助、臨床心理学的調査・研究、発達教育学専攻においては、教育学・心理学・特別支援教育学、またこれらから構成される発達教育学といった各分野における確かな専門的知識であると同時に、これら諸領域にわたる広い学術的関心と知識である。
   これは、人文科学分野において広い視野に立ち、精深な学識を授け、高度の専門性を要する職業等に必要な能力を養うという人文科学研究科の教育上の目標を達成するためである。
2. 比較文化専攻においては日本語教員、臨床心理学専攻においては、臨床心理士および公認心理師、発達教育学専攻においては、小学校教諭専修免許状および幼稚園教諭専修免許状を取得するように、教育課程は組織されている。そのために、こうした領域に十分に配慮し、教育を行うために適切な教員を配置する。

教育課程や学部運営における教員の役割分担

専門的研究領域と教育実績に基づいて教育課程の責務を分担する。また、専門知識及び専攻・研究科運営の経験と実績に応じて研究科運営の役割を分担する。

教員構成

教育研究や研究科運営における適切な教員の役割分担を可能にするため、適切な人材を登用する。また、同様の理由から、年齢・性別構成が偏ることのないよう配慮する。

教員の資質向上

教員同僚との協働能力、院生との積極的な関わりの姿勢、院生の研究指導能力の学修に重点を置いた、教職員の資質向上を図る。資格取得を含む教育目標の達成のために、組織的かつ多面的なＦＤ・ＳＤ活動を行い、たえず教員の教育力・研究力などの資質向上に努める。