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2022.04.16

国際キャリア学科

(授業紹介)「Junior Seminar」「Senior Seminar」(徐ゼミ、宗教-特にキリスト教-と社会・文化研究)

徐ゼミでは、主に宗教(特にキリスト教)と社会、文化を中心に学びます。周知のように、現代社会において宗教の社会的役割が注目されています。例えば、宗教儀式への参加、ボランティア活動への参加、現地文化の形成への貢献などです。徐ゼミは現代社会における宗教と社会、文化の関係についての理解を深め、様々なフィールドワーク、学外活動などを通して、卒業研究をまとめていきます。

3年次のゼミ

3年前期には、卒論研究の書き方について『大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方』(吉田健正著、ナカニシヤ出版)をもとに学習したうえ、学生各自の関心ある宗教と社会、文化に関連するテーマを設定し、設定した理由や検討している研究方法などについて発表します。3年後期には、設定した研究テーマを踏まえて、文献調査とフィールドワークを行い、収集した資料を整理し、研究発表を行います。以下は、現4年生の3年次のゼミの感想(代表)です。

C.Oさん(九州産業大学付属九州高等学校出身)

私の卒業研究のテーマは「承認欲求」です。「褒められたい」「認められたい」等、誰もが持つこの欲求の心理状況や現実問題、上手な関わり方について研究を進めています。徐先生のゼミは少人数制でコミュニケーションがとりやすく、内容に対する理解を深められるところが良いと思います。

 

K.Mさん(福岡県立筑紫丘高等学校出身)

ゼミでは他の学生の研究発表を聞くことで新しいことを知ることができ、毎回、新鮮な気持ちで参加しています。私はキリスト教から派生して宗教についての卒業研究を進めています。日本と外国の宗教に対する考えの違いなど知らないことばかりで、調べていて、とても楽しいです。

 

R.Mさん(福岡県立香椎高等学校出身)

以前から興味があったヴィーガン(完全菜食主義者)を研究課題に設定し、研究を進めていくなかで、食は様々なことに影響してくるということを学びました。詳しく掘り下げて調べ、とても楽しく研究を進めていくことができました。これからさらにヴィーガンや食、病気、宗教との関わりなどについて調べて、卒業論文をまとめていきたいです。

 

4年次のゼミ

4年前期には、3年後期に収集した資料を踏まえて、宗教学的、歴史学的、社会学的なアプローチからさらなる資料調査を行い、収集した資料・データに基づいて、考察と分析を行い、発表します。4年後期には、さらに研究を深め、その成果を学術論文として仕上げ、学期末に提出します。以下は、この春、卒業した五期生のゼミの感想(代表)です。

Y.Sさん(福岡県立嘉穂東高等学校出身)

コロナ禍でオンラインでのゼミが多く、不安でしたが、徐先生からこういうことを組み込んでみてはどうかなど、具体的なご指導をいただくとともに、他のゼミ生からも意見をもらうことができたので、最後まで研究を進めることができました。私の研究テーマは結婚式とキリスト教についてでした。結婚への興味から始めた研究でしたが、各宗教の歴史、文化などを研究することを通して知識が深まっていくことがとても嬉しかったです。実際に結婚式に関わる仕事をしている方にご協力いただき、現代のブライダル事業についてインタビューしたことが特に印象に残っています。文献やインターネットだけでなく、実際に関連する場所に行って、関連する人物にインタビューすることは、ただ調べるよりも具体的なことが知れるので、良い研究方法だと思いました。こんなにひとつの事に集中して研究する機会はなかなかないと思います。とても良い経験でした。

M.Hさん(明光学園高等学校出身)

徐ゼミでは、3年生から卒業研究に向けてのテーマ決めや資料集めを行い、毎回のゼミで先生からご意見やアドバイスをいただくことができます。私はキング牧師とマルコムXの人種差別解消への取り組みについて研究しましたが、先生からは関連する書籍や資料についてご助言をいただき、とても助かりました。ゼミでの長崎日帰り研修旅行もとてもいい思い出です。自分の興味のあることをゆっくりと勉強できる徐ゼミの2年間でした。

国際キャリア学科の他の3年次ゼミの紹介記事はこちらです。