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2022.02.10

心理学科

公認心理師を目指してVol.5 ~学部生と大学院生との「つながり」~

福岡女学院は「つながり」を大切にしています。「つながり」は、学院聖句にも示されており、大学の理念を指し示す言葉として掲げられています。大学生活の中では、たくさんの「つながり」がありますが、先輩・後輩の「つながり」も大事なつながりの一つです。
心理学科では公認心理師の必修科目である『心理実習Ⅱ』・『心理実習Ⅲ』の授業で、福岡女学院大学大学院生がティーチングアシスタント(TA)として学部生の実習体験をサポートしていきます。公認心理師を目指す学部生にとって、実習は期待や楽しみも大きいのですが、その一方で緊張や不安も伴います。そんな学部生にとって、大学院の先輩から具体的なサポートを得られることで、一歩先を歩く先輩の姿を自分と重ね目標としたり、身近な相談者として安心感を得られたりする体験につながるようです。また、大学院生にとっても学部生と共に学ぶことは貴重な体験になるようです。
今回、後輩をサポートする体験について院生から感想をよせてもらいました。素敵な感想をありがとうございました。

大学院生の声

今回、TAとして学部生の実習カンファレンスに入らせていただき、実習に臨む学部生の真摯な姿勢を間近で感じることができました。また、カンファレンスの中では、自分自身が学部生だった頃に感じていた不安や疑問と重なることもあり、自分の体験をもとに学部生の不安を少しでも軽減できるように心がけて話をしました。一方、自分の課題や気づきについて語る学部生の言葉を聴かせていただくなかで、私自身、再度学びを深める時間にもなりました。
さらに、学部生と共に参加した小学校実習では、実習後のカンファレンスで、子ども達との関わりにおいて疑問や感じたことを共有し、話し合いました。「この時どうすればよかったか」という疑問に対して、一つひとつ考え、様々な意見を交わすことで、私自身の実習の臨み方にも活かすことができました。学部生と共に互いに学び合う貴重な体験になったと感じています。

Hさん(大学院修士1年生 福岡女学院大学出身・久留米信愛女学院高等学校出身)

TAとして実習カンファレンスに参加しました。実習前には不安で緊張していた学部生も、実習後には体験や気持ちを自分の言葉でしっかりと伝えていました。言葉にすることで、実習先で関わった方々への理解が深まり、自分の体験や気持ちも整理されていく大切さについて改めて気づくことができました。
また、小学校での実習は、学部生と一緒に参加しました。実習中とは別にシェアの時間もあったため、学部生をサポートする中で、悩みを共有し、心の距離が縮まった嬉しさを大切に、連携を深めてよりよい支援につながるよう考えました。そうしたシェアの時間を持つことで大学生活や大学院のことについて話すなど、よい交流ができたと思います。

 Sさん(大学院修士1年生 福岡女学院大学出身・香住丘高等学校出身)

実習後のカンファレンスの様子:写真は2020年3月以前に撮影されています。