学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 人間関係学部
  4. 心理学科
  5. 公認心理師を目指してvol.4~福祉領域での実習体験報告!!~

2022.01.30

心理学科

公認心理師を目指してvol.4~福祉領域での実習体験報告!!~

『心理実習Ⅲ』は、公認心理師の資格取得を目指す学生が受講する必修科目です。受講学生は、保健医療・教育・福祉の3つの領域の中の一施設にて学外実習を行います。
実習生は感染対策を十分に講じながら実習現場に赴き、実際に子ども達や心理職として働かれる先生方の姿に触れ、また具体的なかかわりを通して、それぞれ豊かな体験と学びをしてきています。
今回は、発達に遅れや偏りがある就学前の小さなお子さんに対して、親子支援を行う施設での実習体験報告です。こどもの成長・発達への支援だけではなく、親子の関わりや親の心理支援も行われています。実習生は、小さなお子さんや保護者の方との関わりを通して、また現場の先生方が実際に親子を支援される姿に触れて、貴重な学びをしてきたようです。

『心理実習Ⅲ』実習生の声

4日間という短い期間でしたが、たくさんのお子さんや保護者の方々との関わりを通して、また先生方の臨機応変な働きかけや声掛けを実際に観察させていただけたことで、大変貴重な体験となりました。
特に、子どもの注意を惹きつけるための先生方の働きかけのバリエーションの豊富さに圧倒されました。また、私はこれまで1、2歳児のお子さんと関わった経験がなかったこともあり、実習初日は固まってしまっていたのですが、ある女の子が可愛らしい笑顔を浮かべながら私のもとにカボチャのおもちゃを持ってきてくれたことがとても嬉しく、少し肩の力が抜けました。それからは、先生方の真似をしながら、徐々に私のほうからも声を掛けて一緒に遊びを楽しむことができたと感じています。
視覚情報の支援が重要であることは事前に学んでいたのですが、実物や絵カードを用いた説明、足型、トンネルの入り口にはアンパンマンのカードなど、私が想像していた以上に活動の様々な場面で用いられていました。何度もトンネルの出口から入ろうとするお子さんに、アンパンマンにタッチしてからスタートするよう先生が声を掛けられたことで、入り口からしっかりと順番を守って入ることができるようになった姿があり、物事を理解する力が視覚情報によって、ここまで向上するのだと驚きました。
4日間という短い時間ではありましたが、目まぐるしく変わるお子さんの表情や先生方の働きかけの素晴らしさを肌で感じる実習となりました。

Oさん(伝習館高等学校出身)