学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 人間関係学部
  4. 心理学科
  5. 公認心理師を目指してvol.1~教育領域での実習体験報告!!~

2021.08.26

心理学科

公認心理師を目指してvol.1~教育領域での実習体験報告!!~

『心理実習Ⅱ』は、公認心理師の資格取得を目指す学生が受講する必修科目です。
受講学生は、保健医療・教育・福祉の3つの領域の中の一施設にて学外実習を行います。今年度も実習生たちはそれぞれの現場で実習をさせていただく機会に恵まれました。
実習生は感染対策を十分に講じながら実習現場に赴き、実際に子ども達や職員の方々の姿に触れ、また具体的なかかわりを通して、それぞれ豊かな体験と学びをしてきています。
今回は、適応指導教室で実習をさせていただいた受講生の声を一部、ご紹介します。

『心理実習Ⅱ』実習生の声

今回、適応指導教室で実習をさせていただきました。
そこで、不登校の児童・生徒さんが過ごす、あたたかい空間について実際に身をもって体験し、学ぶことができました。また、自分自身が発する何気ない言葉に注意を払い、相手や状況に適した言葉をどのように選択するか、そうした配慮の大切さにも気づくことができました。児童・生徒さん一人ひとりに合わせた接し方について考え、どのような話題を選ぶと相手が話しやすいか、逆にどのような話題は話しにくいか、考えながらコミュニケーションをとることができたように思います。
今回の実習を通して、一人ひとりに向き合い、一人ひとりを受け止めて理解することの大切さを学びました。今後、日常生活でも、相手がどんなことを思い、求めているかを大切に考えて行動していけるよう努力していきたいと思います。

O.Mさん(宮崎南高等学校出身)

今回、実習をさせていただけることへの感謝の気持ちを常に持ちながら実習に取り組むことができました。実習後には、毎回、現場の先生方から反省会をしていただき自分の行動や感じた思いを具体的に見つめ、言葉にして整理することができたと感じています。
とくに「支援者としてどう在りたいのか」という事について、実習を通して深く考えることができました。支援者を志すようになって以来、「安心」という言葉が私にとって大事なキーワードでしたが、今回の実習で先生方が子どもたちに与える安心感を実際に体験することができ、安心を抱くことができる背景を学べたことが一番の収穫だったように思います。また、現場での経験はダイナミックな刺激が多く、自分の子ども達に対する対応について、正直、不安を持つことも多々ありました。しかし、授業での事前学習やカンファレンス等の時間を通して「上手くこなそうとするのではなく、その場での気づきや体験を大切にする」という心構えについて学び、そうした心構えは実習をやり遂げるための大事なモチベーション・支えになったと感じています。

M.Hさん(明誠高等学校出身)