学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 国際キャリア学部
  4. 国際キャリア学科
  5. (授業紹介)「Current Business」2022年度-世界とつながる仕事について学ぶ

2023.01.20

国際キャリア学科

(授業紹介)「Current Business」2022年度-世界とつながる仕事について学ぶ

国際キャリア学科3年生以上を対象とする「Current Business」(担当:山口)は、世界とつながるビジネスや公務の第一線で活躍されてきた様々な業種の経営者や実務担当の方をお招きし、現場の視点から日本の産業や企業経営、国際展開などについてご講義いただくオムニバス形式の授業です。

2022年度の本講義では、製造業(輸送機器、水回り機器、アパレル)、銀行、保険、旅行、ホテル、貿易、海運、航空、物流、公的金融機関(福岡県信用保証協会)、官公庁(農林水産省)の各業種から20名の講師をお招きし、講義をいただきました。就職や就職活動を控えた受講生たちは毎回、真剣な表情で受講していました。

以下では受講生の感想(代表)をご紹介します。

M.Yさん(4年、福岡県立春日高等学校出身)

「Current Business」の授業を通して、様々な業界、業種について理解することができ、次第に就きたい仕事が明確になりました。その結果、自分がこれだけは譲れないという就職活動における軸を「社会の根底を支えるのに必要不可欠な仕事であること」と大きく決め、なかでも私たちの当たり前の暮らしを根底から支え、経済の血流として大きな役割を担っており、インフラストラクチャーとして社会に貢献していることに魅力を感じ、物流業界を中心に就職活動を行い、NX・NPロジスティクス株式会社より内定をいただくことができました

Y.Mさん(4年、福岡県立福岡高等学校出身)

様々な業界で活躍されている方々の講義が聴ける「Current Business」を履修し、多くの業界について学びました。「興味がある業界だったが、少し違っていた」「関心がない業界だったが、とても魅力的で自分に適していると思った」といったことがよくあります。先々、その業界を選択する・しないに関わらず、他の業界と比較したり、共通点から真の関心を引き出したりすることができるので、最初から選択肢を狭めないことが大切だと感じました。あわせて自己分析を同時並行で進め、自身の関心や適性を見極めることができました。おかげで「人や企業のパフォーマンスを最大限に引き出すことができる職場」という軸を定め、あまり状況に振り回されることなく、落ち着いて就職活動に取り組めました。その結果、目指していた日本生命保険相互会社より内定をいただくことができました

R.Uさん(4年、福岡県立筑紫高等学校出身)

様々な業界で活躍されている方々の講義が聴ける「Current Business」を履修し、なかでも金融業界で働かれている方のお話が印象に残りました。福岡県は中小企業が地域経済と雇用を支えていますが、多くの事業者が資金調達や資金繰りで悩みを抱えていることを知りました。銀行は融資などを通して事業者の方々の手助けになり、地域経済の発展に貢献できるところに魅力を感じ、就職活動では金融業界を中心に進めました。その結果、目指していた福岡中央銀行より内定をいただくことができました

S.Aさん(3年、福岡県立明善高等学校出身)

(公的金融機関:福岡県信用保証協会の吉田様の講義の感想)

信用保証協会の役割と業務内容について、詳しいお話を聴くことができ、日本の社会において非常に重要な存在であることを理解しました。また、中小企業が置かれている状況や公的金融機関に求められる人材像など、とても興味深く、将来に活かせるお話もいただき、大変、有意義な時間を過ごさせていただきました。福岡県信用保証協会では、男女全員が総合職で対等な立場で働くことができ、出産・育児休業が充実しているなど、女性がずっと働き続けられる勤務環境であることに非常に魅力を感じました。

K.Fさん(3年、福岡県立福岡中央高等学校出身)

(海運業:鶴丸海運の加藤様の講義の感想)

加藤様は、海運会社で働く魅力について「スケールが大きな仕事ができるため、その分、やりがいも大きい」「どこかしらで英語を使用する機会があるなど、海外と関わることができる」という二つのことをあげられました。私は仕事をする上でやりがいを大事にしたいと考えているため、やりがいをしっかりと感じられる仕事に就きたいと思いました。今回の講義では、これまでほとんど知識のなかった海運業界について学ぶことで、知識が深まるとともに視野を広げることができました。

H.Yさん(3年、福岡県立香椎高等学校出身)

(旅行業:ハルトラベルの古賀社長の講義の感想)

コロナ禍において旅行業が厳しい状況にあるのは知っていましたが、実際に旅行会社を経営されている方のお話を聞く機会はなかなかないので、とても貴重な時間でした。私が想像していた旅行業界の現状とは少し違いました。私はコロナ禍による旅行客の激減が最も大きな問題だと考えていましたが、他方でネット系代理店の台頭による対面型販売の旅行代理店の需要の減少が業界の構造を変えてきていることを学びました。旅行業界に求められる人材像もこれまではお客様の要望をどれだけ引き出せるかのヒアリンング力が主でしたが、これからはI Tスキルが重要になってくることもわかりました。新しい知識を数多く学べた講義でした。ありがとうございました。

Y.Eさん(3年、福岡県立山門高等学校出身)

(保険業:明治安田生命の方々の講義の感想)

生命保険に関する基礎知識と環境の変化に伴う業界の動きから就職活動についてまで、様々なことを学ぶことができました。特に、一番、印象深かったのは、求められる人材についてのお話です。「Current Business」では、毎回の講義で様々な業界についての研究ができ、採用側が見ているところや求められる人材像など、考えさせられることばかりで、自分が何をやっていけば良いのかを見直すことができています。

M.Oさん(3年、福岡県立小郡高等学校出身)

(ホテル業:リーガロイヤルホテル小倉総支配人室の小久保様の講義の感想)

講義を聴いて、ホテルで働かれている方々は立ち姿や身嗜みからお客様への細かな配慮まで、たくさんのことに心を配っていらっしゃるなと感じました。ホテル業にとても関心があったので、今回、お話が聴けて、本当によかったです。自分の就職活動について、改めて考えるきっかけになりました。

M.Oさん(3年、西南学院高等学校出身)

(金融業:西日本シティ銀行の立花様の講義の感想)

銀行での業務だけでなく将来のキャリア形成に必要な考え方まで教わり、非常に有意義な90分間でした。講義の後半は就職活動や将来のキャリア形成に向けてのアドバイスをいただきました。女子校ご出身の立花様は女子大にいる今だからこそリーダーの経験をしてほしいとおっしゃっていました。社会に出たら目上の人や男性が多く、女性のコミュニティにいる今こそ、自分の意見を堂々と伝える練習をしておく必要があるそうです。確かにその通りだと思いました。今、置かれている状況は社会人になるための第一歩になるという目的をもって行動していく必要があると感じました。立花様は、社会人になった際に必要とされる人材について、「一緒に働きたいと思える人」とおっしゃっていました。上司から注意や指摘を受けた後でも普段通り接することができたり、改善点を見つけ行動に移すことができたりすると、よい関係を築くことができると知り、アルバイト先や先生と接する時などに早速、実践していこうと思いました。今後もこの講義で学んだことを意識しながら日々を過ごしていきたいです。

Y.Hさん(3年、福岡県立須恵高等学校出身)

(製造業:タカギの古賀様の講義の感想)

私が特に印象的だったのは、古賀様が講義の最後におっしゃった「社会人って本当に楽しいですよ」という言葉です。就職活動を目前にしている今、社会に出て働くことに対して楽しさよりも不安な気持ちが大きいのが事実です。自己分析を通してタカギの企業としての勢いや熱意が自分に合うと思われた古賀様の体験談から、学生時代の経験を振り返り、自分を知ることの大切さを学びました。また、柔軟な考え方や目線を持ち、今を疑うことができ、周囲の人を大切にし、尊重し、人に頼ることができ、使命感を自分で見つけられる人が、集団の中で活躍していることを学びました。また、このような人々を支える人々がいて、様々な人が支え合って世の中が成り立っているという重要な視点も改めて学ぶことができました。この度は、貴重な講義をありがとうございました。

N.Kさん(3年、自由ケ丘高等学校出身)

(官公庁:農林水産省九州農政局の方々による講義の感想)

九州農政局の方々にお仕事の内容や職場環境だけでなく、日本の農林水産物・食品の輸出状況と政府の輸出促進施策について詳しいご説明をいただきました。講義では、農家の方が輸出に成功されるまでのご苦労やこれからの目標を掲げて取り組まれている様子がわかる映像も見せていただきました。農家の方が海外市場を開拓するきっかけをつくることのできる仕事はとても魅力的なものであると感じました。私は、公務員を志望していますが、今回の講義を聴いて、新たな道を見出すことができたと感じています。改めて、これからも公務員試験に向けた勉強を頑張ろうと思える講義になりました。

R.Mさん(3年、九州国際大学付属高等学校出身)

(製造業:HITOYOSHIの竹長取締役工場長の講義の感想)

アパレル業界に関心を持っているため、とても興味深く、もっとこの業界について詳しく知りたいと思うようになりました。商品完成までの実際を知ったことで、工場から始まるブランドとして、HITOYOSHIのシャツがさらに多くの人々に知られるような存在になってほしいと思いました。

M.Iさん(3年、聖和女子学院高等学校出身)

(商社:ドーワテクノスの吉田様の講義の感想)

ドーワテクノスの設立の背景や沿革から現在、取り組まれている新規事業まで詳しくご説明いただき、専門商社に関する知識を増やすことができました。講義を通して、同社が常に新しい分野にチャレンジし、お客様と社会のために事業を行うことを大切にされているのだと感じました。また、「人は宝」とおっしゃていたように、社員を大切にされていることにも魅力を感じました。

A.Yさん(3年、佐賀県立鹿島高等学校出身)

(航空運輸:日本航空ご出身の今村様による講義の感想)

今村様より日本の社会、経済や航空業界の現状、就職活動への取り組み方など大変、身になるお話をお聴きしました。興味深いお話ばかりで、90分があっという間の時間でした。就職活動に関するお話では、実際に航空会社の採用試験でどのような点を重視されるのかなど、貴重なお話をお聴きすることができました。今村様は企業のホームページを読み込むことが大事だとおっしゃっていましたので、何度も読み込むことで、その会社がどのような人材を求めているのか、自分がどう貢献できるのかなど、考えていきたいと思います。講義には、客室乗務員に内定された4年生の先輩方も出席されていて、大きな刺激をいただきました。3年生の今の時期から就職活動を見据えた取り組みを行い、後悔することがないよう全力で努めていきたいです。この度は誠にありがとうございました。

M.Uさん(3年、熊本県立熊本北高等学校出身)

(旅行業:ハルトラベルの古賀社長の講義の感想)

今は多くの業界がコロナ禍により打撃を受けており、私たちも将来について不安に思ってしまいがちです。しかし、長い目で見ると、いつかはコロナ禍が終息する日が必ず来ます。古賀社長の講義を聴いて、私はただ漠然と将来を不安に思うのではなく、自分が本当にしたいことは何か、自分自身と向き合いながら考え、軸をもって就職活動に臨んでいきたいと思いました。また、どんなことがあっても落ち着いて対応できる柔軟性を養っておこうと感じました。

R.Kさん(3年、熊本県立第一高等学校出身)

(製造業:ヤマハ発動機PV事業部の森田様の講義の感想)

森田様は講義の最後に私達に大切なアドバイスを下さいました。一つ目は「答えは一つではない、だからまずは目の前のことをやってみよう」ということです。私は大学に入っていくつかのアルバイトを経験しました。自分の不得意な作業ではミスをしてしまい、怒られることもありました。そんな経験のおかげで自分の得意不得意を知ることができたと思っています。二つ目は「やりたいことは伝え続ける」ということです。森田様は自分のやりたいことを人に伝え続けていたからこそ、それを実現することができたそうです。これは、諦めてはいけないということにも繋がると思います。自分の夢は一度や二度で実現できなくても、何かの縁で叶うかもしれません。そう思えば、どんな時でも頑張って働けそうです。三つ目は「定期的に振り返り、頭を整理する時間を作る」ことです。森田様は就職活動の際に、この時間を作ったことで自分の本当にしたいことは何か、そのために進むべき道はどれかを見つけることができたそうです。就職活動中はプレッシャーや不安を感じると思います。焦って進みたくもない道を選んでしまいそうになった時、このアドバイスは私を救ってくれると思います。講義をして下さるヤマハ発動機の社員の方は、皆さん、様々な経験をされています。自分の興味があるものを知り、積極的に活動されているように感じます。やはり行動することこそが成功のカギを握っているのだと思いました。

Y.Sさん(3年、大分県立別府翔青高等学校出身)

(製造業:ヤマハ発動機プロダクトデザイン部の長田様の講義の感想)

製品のデザインが実際にどのように生み出されているのか、今回の講義を聞くまでは想像ができませんでしたが、手がかり、手順があり、素敵なデザインに仕上がっていることを知ることができました。実際に企業の現場で製品をデザインされているインハウスデザイナーの仕事について知り、また海外駐在についても知ることができて、とてもいい機会になりました。ありがとうございました。

T.Kさん(3年、長崎県立佐世保南高等学校出身)

(製造業:ヤマハ発動機グローバルブランディング統括部の木村様の講義の感想)

木村様の入社後のキャリアのなかで特に印象深かったのは、インド駐在時のお話です。若い女性をターゲットとする新型スクーターの販売戦略の立案に際し、ターゲットにぴったりの女子大生を選抜し、そのライフスタイルを調査、分析し、認知、興味、検索、訪問、購入、経験、共有の過程毎の戦略を考え、実際に販売にまでつなげていくなど、とても興味が湧くお話でした。木村様は、インド駐在時に学んだこととして「良好なコミュニケーションで仕事の質が高められる」ことをあげられました。どの仕事でも人と関わりながら、一緒に仕事に取り組むことがベースにあるので、コミュニケーションはとても重要になってくると思います。木村様はまた「お互いのリスペクトがとても大切である」ことも学んだこととしてあげられました。様々な仕事や立場を経験することで、その役割、立場の大変さや重要さを知ることができ、お互いにリスペクトできる環境ができることで、仕事の協力体制も強まり、素晴らしいチームワークが生まれるのではないかと思いました。

P.Tさん(3年、福岡日本語学校出身、ネパール出身)

(製造業:ヤマハ発動機グローバルブランディング統括部の木村様の講義の感想)

Mrs. Kimura's lecture was very interesting. I thought that the lecture would be helpful for every student to find out their abilities and skills as well as to do their job hunting. Through her lecture I learned that foreigners are also working in the company. This fact made me happy, and it motivates me to develop more skills to be hired by the company. In fact, this lecture was one of the most important lectures for me. Since Mrs. Kimura’s lecture was based on her real experience, I was able to gain much knowledge about marketing skills. I also learned that in the global business, communication plays an important role. In order to work globally, we should develop our communication skills, understand other people's opinions and respect their ideas or interests. It was a wonderful lecture. I learned various important ideas and facts. It will be really helpful for me to develop my career in the global workplace.