2021年度は,春日市の教育委員会様と株式会社グルーヴノーツのテックパーク事業部様の協力のもと,無事にデジタルワークショップを終えることができました。
その様子を写真とともに報告します。
2021年3月26日,春日市の小学4年生を大学に招き,心理学科の学生が講師となってパソコンで絵を書いて動かす“ビジュアルプログラミングアプリ”のワークショップを行いました。
小学生が困っているときには,心理学科の学生が寄り添って,できないことができるようになるようにサポートしました。
今回は,2回のワークショップを予定してましたが,参加希望の声が多く,一日3回のワークショップを開催し,無事に終えることができました。
終了後は,関係者による活動の振り返りも行いました。
最後に,実際に活動に参加した心理学科学生の声をお届けします。
参加した学生の声
◆今回、デジタルワークショップを企画、開催して学んだことが多くありました。まず準備する段階では、イベントを企画したことがなかったので何から準備すべきなのか分かりませんでした。そこで、4人で話し合い役割分担をしました。その結果、効率よく準備を進めることができました。したがって、チームで動くには、情報を共有すること、優先順位を統一し役割分担を行うことが必要だと学びました。また、自分の役割を意識することが重要だと考えました。
次に、ワークショップ開催を通して、自分が理解していても小学生に伝えることは難しいことを実感しました。私が小学生だったらどう感じるかと想像しながら、言葉を選びました。ワークショップ終了後に小学生から「分かりやすかった」「家でもやってみたい」と感想をもらえたので、説明を理解してもらえたのだと思いました。相手の立場に立って考えることが重要だと考えました。また、私が小学生だった頃より、参加した子どもたちはパソコンを上手に使うことができていたと思いました。小さい頃からパソコン等を使っているからだろう考えました。
(福岡西陵高等学校出身、A.I.)
◆学生が主体となって企画から運営まで行うこができ、とても良い経験でした。子どもたちに楽しんでもらえるように、どのようなものが好きか、難易度はあっているかなどを考え企画することが難しかったのですが、やりがいがありました。宣伝チラシの作成でも、興味を持ってもらえるデザインを考え、様々な工夫を凝らしました。ワークショップでは、計画通りに進まずに何度か改善すべき点や困難が生じました。この経験からどのように対応し改善するか考え行動に移す力が必要だと感じました。「こうした方が楽しんでもらえるのではないか」、「効率がよいのではないか」など、実践して気づいたことはすぐに行動し改善を繰り返したことで、参加者にとても楽しんでいただけたと思います。このように企画から宣伝活動、運営、どの段階でも、相手の立場に立って考え行動に移すことが大切だと思いました。
(宮崎学園高等学校出身H.N.)
◆わたしは、デジタルワークショップを終えて、デジタルに対する理解と、地域の課題に向き合いながら行動することができたと感じます。小学生を対象にして、デジタルに触れる機会を増やし、ワークショップの内容を分かりやすく教えるために学生4人で力を合わせて意見を出し合い、自分たちにとっても満足できるワークショップを行うことができました。小学生に教えるためにはまず、自分たちが正確に理解することが大切だと思いました。また、誰が説明を聞いてもわかるように伝えるために、言葉遣いなどの細かいことにも気を配ることが大事だと感じました。このデジタルワークショップでは、とても貴重な経験をすることができたので、これからの人生に生かしていきたいと思います。
(人吉高等学校出身、F.I.)
◆今回のデジタルワークショップの経験を経て感じたことは、プログラミングの楽しさと小学生に対して教えることの難しさです。今回の経験で、初めてプログラミングに触れました。プログラミングは重要になってきているため、今回私自身も学ぶことが出来て良かったと感じています。イラストを書いて、それを動かすプログラミングはゲームのようで、私自身も面白く感じました。子どもたちと関わる練習のために実習にも参加しました。私は小学生と関わる機会がなかったため、初めはどのような会話をすれば良いか、どうのように教えれば良いかなどが全く分からない状態でした。実習を重ねる中で、テックパークの方の子どもたちとの関わり方を見て、学ぶことが出来ました。当日のワークショップでは、グループメンバーや先生と協力しながら子どもたちにプログラミングを教えたることが出来、全員が無事に完成し、「楽しかった」と言ってもらえた時は、良かったと感じました。プログラミングについて学び、小学生と関わることができ、春日市の方や地域貢献センターの方と協力をする経験を得るなど、新しいことを学べた体験だったと感じています。
(延岡星雲高等学校出身、K.K.)
多くの方々のサポートを頂きながら,無事に活動を終えることができました。関係者の皆様,ありがとうございました。
次年度もこの授業では学生を主体とした活動を行います。どうぞお楽しみに!
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