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2023.02.22

国際キャリア学科

(授業紹介)「Japanese Industry:日本産業論」(担当:山口)

国際キャリア学科(ICD)は、1年次に「Introduction to World Business(国際キャリア入門)」、2年次に「経済学入門」「国際マーケティング」、3年次に「会社法」、「Japanese Industry(日本産業論)」、「Human Resource Management(人的資源管理論)」、「カレント・ビジネス」など、将来、世界とつながる仕事で活躍するために必要なことを学ぶ経済・経営学領域のカリキュラムを揃えています。語学でもネイティブスピーカーの教員が担当する「Business Reading」、「Business Communication」や「中国語ビジネス会話」などの実践的な科目を設けており、海外からの留学生向けには「ビジネス日本語」も開講しています。

 

このうち、国際キャリア学科3年生を対象とする「Japanese Industry(日本産業論)」(担当:山口)では、戦前から太平洋戦争での敗戦、戦後復興、高度経済成長、石油ショックと安定成長への移行、プラザ合意からバブル景気、バブル崩壊と長期デフレ、アベノミクスとコロナ禍の現在までと、日本経済の変遷をたどりながら、各時代の経済を牽引した繊維、鉄鋼、自動車、電機、総合商社、金融など主要産業の歩みと現況を学びます。講義では、1年次に配布した「国際キャリア入門」の教材も活用し、年代毎に日本経済の動向について解説した英文を課題として読み解きながら、質疑応答を交えて学びます。受講生は事前によく予習していて、真剣に受講していました。

 

3年前期開講の本講義を受けた学生たちは夏季集中講義の「国際ビジネス・フィールドワークーJapanese Career Fieldwork」で国際ビジネスを展開している企業やそれを支援している官公庁、公的機関の仕事の現場で学びを深め、国際キャリア学科が経済界と提携して実施しているビジネス・インターンシップ(*)を経験します。その後、3年後期には「カレントビジネス」で国際ビジネスに関わる様々な業界で活躍されている経営者、実務担当の方々から各業界の現状や求められている人材などについて学びます。

 

*インターンシップのうち今年2月に実施したスターフライヤーでの研修はこちらをご参照下さい

以下は、「Japanese Industry」を受講した学生の感想(代表)です。

A.Kさん(福岡県立筑紫高等学校出身)

「Japanese Industry」の講義では、例えばよく知られている企業がどのような経緯を辿って現在の業界での立ち位置にいるのかなど、これまで考えてもみなかったようなことを詳しく学ぶことができ、毎回の講義で感心することが多かったです。この授業で学んだことを、これからの就職活動等で活かしていきたいと思います。

K.Oさん(福岡市立福翔高等学校出身)

世界史と日本史を同時に学んでいるような講義で、様々な日本の企業の歩みについても学ぶことができました。講義のなかで特に面白いなと思ったのは経済白書などで使われた言葉で、「もはや戦後ではない」などは覚えやすく、言葉だけでその時代の雰囲気なども読み取ることができました。日本の経済史や産業史に関する勉強は初めてですが、難しいところもあったものの、新鮮で、興味深い講義でした。

M.Tさん(福岡県立新宮高等学校出身)

「Japanese Industry」では、戦後日本の経済史を深く掘り下げて学ぶことができました。著名な企業の歩みなど、これまで知らなかったことをたくさん学べて、面白く受講しました。私は日本史について学ぶのが好きなので、これからも経済史、産業史について学んでいこうと思います。

S.Kさん(福岡県立新宮高等学校出身)

「Japanese Industry」の講義で学んだことは、現在、世界や日本で問題になっていることの要因を知るうえで重要で、とても興味深いものでした。特に、高度経済成長期とバブルに関する講義が面白かったです。今後もなぜ社会や経済がこのような状況になっているのか、より深く知ろうとする気持ちを持って学んでいきたいです。

Y.Eさん(福岡県立山門高等学校出身)

「Japanese Industry」の講義を受けて、戦後の日本がどのような体制、政策で経済を発展させてきたのかがよくわかりました。戦前、戦後に築かれた体制など様々な要因が重なり合って、高度経済成長期の日本は実質成長率が9%という飛躍的な成長を遂げたということを詳しく学ぶことができました。歴史から時代の傾向を読むことはこれからの私たちの将来の選択にも必要なことだと思います。これからも日本の経済、産業について学びを深めていきたいです。

H.Hさん(福岡県立輝翔館中等教育学校出身)

日本の経済の歩みに加えて、九州や福岡の経済や企業についても解説いただいたので、理解がしやすく、就職活動にも活かせることを多く学べました。周りの受講生も熱心にメモをとりながら聴いていたため、自分自身のモチベーションも上がり、より集中して授業に参加することができました。

T.Kさん(長崎県立佐世保南高等学校出身)

高校でも日本史には触れてきましたが、この授業ではとても深く掘り下げて学ぶことができ、毎回の授業で新たな学びの発見があり、とても面白かったです。興味のある分野でもあり、また知っておくべき、学ぶべき分野だと思っているので、この講義を選択して本当によかったです。

M.Iさん(大分県立別府鶴見丘高等学校出身)

近現代史は高校の時もほとんど学ばなかったため、この講義を通して初めて知り、学んだことがたくさんありました。戦前から戦後にかけての社会や経済の動き、他国との関係、その背景にあることなど、様々なことを学ぶことができました。

M.Sさん(福岡大学附属大濠高等学校出身)

1年前期の「Introduction to World Business(国際キャリア入門)」の時から継続的に山口先生の講義を受講させていただいていますが、本授業ではこれまでの講義で習ったことを活かして、さらに知識を定着させることができ、楽しく受講しました。私は歴史があまり得意ではありませんでしたが、この講義は流れが見えてきて、しっかり頭に入ってきました。これからも学びを深めていきたいです。

M.Iさん(九州産業大学付属九州高等学校出身)

日本の産業とその世界とのつながりについて学びを得ることを目的に受講しました。戦後の日本の経済史について高校までの授業では学ばなかった深いところまで理解することができました。ゼミで中東・北アフリカ地域の研究を行っていますが、1970年代の石油危機の要因や影響について多角的な視点から学んだことで、ゼミで研究していた内容とつながり、新しい発見ができました。これからも日本の経済と産業についてさらに理解を深め、学んだ知識を活かせるようにしていきたいです。

M.Iさん(中村学園女子高等学校出身)

色々な発見や驚きがあり、とても楽しく受講することができました。日本の歴史や経済などを学んで楽しいと思うことはこれまでなかったので、自分でも驚いています。特に、高度経済成長期と石油ショックに伴う安定成長への移行に関する講義は興味深かったです。

N.Kさん(自由ケ丘高等学校出身)

日本、そして日本の企業が戦前、戦後から今までどのように歩んできたのか、よく理解することができました。よく名前を耳にする企業がもともとは全く異なるビジネスを行っていたなど、新たな知識を得ることができ、面白かったです。この講義を受講していなければ経済史、産業史には関心を持たなかったと思います。これからも様々なことに目を向けて、学び続けていきます。