国際キャリア学科(ICD)は、1年次に「Introduction to World Business(国際キャリア入門)」、2年次に「経済学入門」「国際マーケティング」、3年次に「会社法」、「Japanese Industry(日本産業論)」、「Human Resource Management(人的資源管理論)」、「カレント・ビジネス」など、将来、世界とつながる仕事で活躍するために必要なことを学ぶ経済・経営学領域のカリキュラムを揃えています。語学でもネイティブスピーカーの教員が担当する「Business Reading」、「Business Communication」や「中国語ビジネス会話」などの実践的な科目を設けており、海外からの留学生向けには「ビジネス日本語」も開講しています。
このうち、国際キャリア学科3年生を対象とする「Japanese Industry(日本産業論)」(担当:山口)では、戦前から太平洋戦争での敗戦、戦後復興、高度経済成長、石油ショックと安定成長への移行、プラザ合意からバブル景気、バブル崩壊と長期デフレ、アベノミクスとコロナ禍の現在までと、日本経済の変遷をたどりながら、各時代の経済を牽引した繊維、鉄鋼、自動車、電機、総合商社、金融など主要産業の歩みと現況を学びます。講義では、1年次に配布した「国際キャリア入門」の教材も活用し、年代毎に日本経済の動向について解説した英文を課題として読み解きながら、質疑応答を交えて学びます。受講生は事前によく予習していて、真剣に受講していました。
3年前期開講の本講義を受けた学生たちは夏季集中講義の「国際ビジネス・フィールドワークーJapanese Career Fieldwork」で国際ビジネスを展開している企業やそれを支援している官公庁、公的機関の仕事の現場で学びを深め、国際キャリア学科が経済界と提携して実施しているビジネス・インターンシップ(*)を経験します。その後、3年後期には「カレントビジネス」で国際ビジネスに関わる様々な業界で活躍されている経営者、実務担当の方々から各業界の現状や求められている人材などについて学びます。
*インターンシップのうち今年2月に実施したスターフライヤーでの研修はこちらをご参照下さい。