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2022.03.15

心理学科

社会とつながる心理学 Vol.2 「JALとの連携」③

2021年度の「心理学プロジェクト演習」では,日本航空株式会社(JAL)と連携し,JALが提供する製品やサービスに付与する心理的な価値を考えていきます。受講生は少人数のグループに分かれて企画に取り組んできましたが,その最終報告会が,1/19(水)にJAL福岡支店において行われました。
当日,JAL福岡支店の方々は私たちを温かく出迎えてくださり,新型コロナウイルスの対策も十分にとった会場をご準備くださいました。学生たちは緊張した面持ちでしたが,しっかりとプレゼンテーションを行うことができました。たぶん,同行した教員の方が緊張していたと思います。それぞれのグループの発表後には,JALの方々からコメントや質問をいただき,企画の面白さや,企画を実現できる可能性などの観点から議論をしました。学生たちの声を紹介します。

私たちを出迎えてくれた非接触型体温計と消毒液,そして歓迎ボード

各グループの発表の様子

受講生の声

  • 企業でのプレゼンテーションは初めてでしたが、思っていたほど緊張せずに発表を行えたので良かったです。ただ、発表当日は原稿やスライドの方ばかり見てしまい、JALの方々の顔を見ながら発表できなかったことが、心残りです。相手にきちんと伝わったのだろうかと不安になりました。また、私のグループの企画提案はSNSを利用したものでしたが、SNSについての説明が十分ではなかったために、JALの方々にうまく意図が伝わらなかったように感じました。しかし、SNSは若者にしか考えられない発想だとコメントを頂けたので、とても嬉しかったです。JALの方たちから直々にお言葉をいただけたことは、とてもありがたく、よい経験になりました。
    グループのみんなもそれぞれ適材適所で取り組んでくれました。誰一人がかけてもこのような発表は出来なかったと感じるので、共同で考えるという難しさを知るとともに、楽しさも知ることができました。数少ない対面授業で、人数が少なかったからこそ、みんなと仲良くなることができ、コロナという状況の中、人と関われるありがたみも感じました。
    この授業では、ルーブリックを使って、自分たちの成長度合いを確認しながらすすめましたが、これもよい経験になりました。例えば、「自分には既に〇〇というスキルが身に付いている」と思っていても、実際にはまだまだだと感じる部分が沢山出てきて、私にはまだ伸びしろがこんなにもあるのだと、気付くことができました。この授業に参加したことで成長した部分もいくつかあるので、これからももっと伸び続けられるように意識をしていきたいと思います。具体的にいうと、特に自己管理力や「難しいと思ってもきっと解決できるはずだ」と自分を信じて解決できるまで努力を行うという力は、かなり伸びたのではないかと思います。何度も付加価値や実現可能性という壁にぶつかりながらも、最終的な企画提案にまとめるができたのは大きな自信につながりました。
    本当に、この心理学プロジェクト演習をとって良かったと思えました。

Sさん(福岡高等学校出身)

  • 本日の最終報告会はとても楽しかったです。私たちのグループの発表順は最初だったのですが、特に緊張することもなく発表することが出来ました。途中で音声トラブルもありましたが、全員で無事に終えられることが出来てとても嬉しかったし、達成感がありました。発表を終えた後に、JALの方が企画に対して、良かった部分や改善点を具体的に分かりやすく説明してくださったので、今後こういった機会がある際にぜひ参考にしたいと思います。
    この授業を履修しようと思った動機は、対面授業も少なく友達が出来る機会がなかなかないため、少しでも交友関係を広げられたらいいなという軽い気持ちからでした。実際に授業へ参加してみると、思っていたよりも大変で、企画を完成させられるかどうかとても不安でした。しかし、グループのみんなと協力し合うことでより良い企画を作ることができて、この授業を選択して良かったなと思っています。本当にありがとうございました。

Tさん(筑紫高等学校出身)

  • 私がこの心理学プロジェクト演習を履修しようと考えたのは、もともと人と話すことが苦手で、それを少しでも克服したいと思ったからでした。実際、グループで話し合いをするときも最初の方は自分から何か話し出したり、行動に移したりすることは少なく、聴く側に回ることが多かったです。
    しかし、後半になるとグループのみんなが優しかったこともあり、だんだん慣れてきて、自分から意見を言うことができたり、自主的にスライドを作ってみたりなど、積極的になることができました。また、授業外にも自主的に集まり、授業時間よりもフランクに話せたのではないかと思います。スライドや原稿についても、前期の必修科目である情報リテラシーの講義で学習したことを活かしながら、作成することができたので良かったと思います。
    最終報告会では、私たちが考案した企画を実際にやってみるとしたらどうなるのか、またこれからこのような企画提案をする際にどうしていけばより良いものになるのかなど、意見を聴くことができて、とても参考になりました。実際に企画の発表をしているときにはとても緊張していましたが、やり終わった後には達成感を覚えることができ、この心理学プロジェクト演習を通して、みんなで協力して何かをやり遂げるのは楽しいのだなと気づくことができたので本当に良かったと思います。
    このような貴重な機会をくださり、ありがとうございました。

Kさん(香住丘高等学校出身)

最終発表会を終えた後の集合写真