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2022.02.22

心理学科

社会とつながる心理学 Vol.2 「JALとの連携」②

2021年度の「心理学プロジェクト演習」では,日本航空株式会社(JAL)と連携し,JALが提供する製品やサービスに付与する心理的な価値を考えていきます。受講生は少人数のグループに分かれて企画をすすめますが,実際にJALで働く方々の「現場の声」を伺ったり,暫定的な企画案へのフィードバックをいただいたりすることは,より良い企画のためには不可欠です。
そこで,11/17(水)に,臨機応変で柔軟な意見交換ができるよう,受講生はInteractive Learning Studio教室に集合したうえで,オンライン会議システムを使って「意見交換会」を実施しました。受講生は緊張しながらも,企画案の簡単な説明や,懸念事項の質問,そして企画案に関する意見交換などを行いました。
学生たちの声を紹介します。

オンライン会議システムを用いた意見交換会の様子

受講生の声

  • 私たちのグループのプロジェクトは、JALの方々に好印象を持っていただけたようなので、今後の励みにしていきたいと思います。直接対話できる機会で現場を知る方の意見も聞けて、とても有意義ではありましたが、まだまだわからなかった点や課題点なども見つかりました。残り少ない期間ですが、メンバーと考えて進めていかねばならないなと思いました。方針はしっかりと決まったので、細かな部分の取り組みを決めていこうと思います。
    JALの方々のお話から、「JALならではの取り組みを行っていること」や、「どうしたらJALを利用してもらえるか試行錯誤していること」が、伝わってきました。しかし、採用され、実用されている企画の中にも、現実的にあまりうまくいっていないものもあるのだなと感じました。嬉しいことに10月から航空機を利用するお客様が戻りだしたそうなので、私たちもこの流れに乗っていけるようにプロジェクトに取り組んでいこうと思いました。

Kさん(三池高等学校出身)

  • せっかくの直接お話できる機会でしたが、私たちの質問の仕方や内容があまりよくなかったこともあり、十分な意見交換ができなかったことが反省点です。しかし、自分たちの案に対し、すごく興味を持って聞いていただけたことがとても嬉しかったです。まだまだ未熟ですが、興味を持っていただけたことで、背中を押してもらえたような気がして、さらにいい企画を作りたいという想いが強まりました。グループとしてもさらに協力して先に進んでいける気がします。

Iさん(祐誠高等学校出身)

  • 意見交換会での自分を振り返って、良かった点と悪かった点を整理して述べます。まず、個人・グループとしての良かった点としては、質問事項をたくさん準備していたものの、時間が限られていたので、臨機応変に、特に重要なものに絞って質問をすることができました。また、今までは緊張したら、声が震えてしまったり、小さくなったりしがちでしたが、人前で話すことへの苦手意識を減らすことができたように感じます。私たちのグループでは質問する役割とメモする役割を分けてはいましたが、他のグループの質問に対してもしっかりと耳を傾け、自分たちでも使える内容があるのではないかと、自分でも積極的にメモをとることができました。オンラインだったので、うなずく部分など大きく振る舞うことも意識できました。
    次に個人としての悪かった点について述べます。まず、質問をする際に、おかしな日本語や敬語になってしまった点が挙げられます。内容を伝えることは出来たけれど、細かいところでのコミュニケーションのスキルがまだ足りていないと感じました。また、緊張した様子の学生がいたので、声をかけてあげるなど、自分のことばかりではなく、周りの様子も見られる余裕を持って臨みたいと感じました。臨機応変に対応ができた部分と出来なかった部分が浮き彫りとなったので、自分の計画性のなさにも気づかされた意見交換会でした。
    まだまだ改善しなければならない点もありますが、私たちの提案内容に対して、JALの方から励ましの言葉をいただけたので、自分たちの案にとても誇りを持つことが出来ました。今後の課題としては、得た情報をもとに、コスト面も考えつつ、実現可能性のより高い方法を見出していくことです。心理学プロジェクト演習の授業回数も、残り少なくなってきていますが、計画的に、グループのみんなと協力しながら、楽しく活動を行っていきたいと思います。

Tさん(京都高等学校出身)