池田ゼミでは、観光を多角的に分析・検討できるようになることを目標としています。特に観光をメリット・デメリットの双方から分析し、観光地の現状及び実態を把握し、その地域が抱える問題点を捉え改善策を考えています。これまで池田ゼミの4年生は観光と社会の結びつきについて、企業との連携やフィールドワーク、旅行商品造成等の実践を踏まえながら学んできました。本日は2021年度に取り組んできた研究成果、そしてこれまでの研究活動をご紹介させて頂きます。
池田ゼミでは地元や地元愛を指す“local”、女子大生独自の目線をイメージした“ism”、そして私たちが大学で学ぶ観光“tourism”を併せた“localism”という言葉に、女子大生ならではの視点から地域の魅力を発信し、コロナ禍の新たな観光・地域づくりのきっかけになればとの思いを込めて「ニューロカリズム(New-Localism)」という名前をつけ、独自の観光のあり方の提案を試みました。
そして集大成となる2021年度は、本学が包括連携協定を結ぶ鳥栖市教育委員会様の依頼を受け、4年ゼミ19名が5チームに分かれ佐賀県鳥栖市を舞台に鳥栖及び福岡に在住のファミリー層をターゲットに鳥栖市を基軸とした近隣の市町村の観光資源を結びつけた観光モデルコースの作成に取り組みました。今回はテーマに「学び」を挙げ、地元の魅力を体感するなかで、単に「楽しみ」だけでなくこの旅を通して何か「新しい発見」があったということが、地域の観光資源の再発見のみならず、その地の”ファン”となる可能性を秘めているのではないかと考えました。
観光は他所の土地に旅行に出かけることだけではなく、実際に地域とそこで生活を営む人たちとの触れ合いのなかで生まれる何かを感じ、認め合うことにもその魅力です。自分たちで実際に現地を訪れて取材をさせて頂いたからこそ、そこで感じる本物の体験や現地での触れ合い、人々の思いを体感することができました。
ぜひ私たちの思いがつまったパンフレットを片手に、まだ知らない「何か」を探しに行ってみて頂けましたら幸いです。
▼完成したパンフレットはこちらから▼