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2021.06.04

国際キャリア学科

(International Students)授業紹介:「日本語ビジネス会話」

国際キャリア学科における日本語教育は、将来、日本語を使って世界を舞台に幅広く活躍したいという留学生のためにコミュニケーション活動能力を育成することを大きな目標としています。無論、その活動能力の基盤となるコミュニケーション言語能力の養成を主眼とした日本語の理解促進という側面にも力を注いでいます。

4年間のカリキュラムを通して日本語力を高めた卒業生は様々な業種の日本企業で活躍しているほか、上智大学大学院九州大学大学院に進学しています。以下は、日本語教育カリキュラムのうち1年生を対象とする「日本語ビジネス会話」(担当:大里)の授業紹介です。

「学生さんの“ビジネス”はまず勉強です。」

日本語ビジネス会話

国際キャリア学科では2021年度、11名の新入留学生を迎え、対面授業での学習開始となりました。それぞれに希望をもって入学した国際キャリア学科での学生生活のスタート、留学生の皆さんの目は輝きにあふれているように見えます。

 

本授業は「ビジネス」の語を冠していますが、1年生前期は将来のキャリアへつながる日本語力の基礎固めに力を注いでいます。これまで日本語能力試験N1を受験できる能力を備えた留学生でも「文法」で得点があがらないという事例があったので、最初は「文法メソッド」練習が中心のエクササイズを行っています。

 

1年後期からはトヨタ自動車やCOACH、NHKの連続テレビドラマの主人公としても取り上げられたチキンラーメンを開発した安藤百福など、ビジネスに関する題材を取り上げて学び、日本語力のさらなる増強を図ります。留学生の皆さんが本学での日本語学習を通して将来、幅広い分野で活躍できるキャリア力も身につけていただければと思っています。

以下は受講している留学生(1年生)の感想(代表)です。

S.Bさん(ネパール出身、えにし日本語学校出身)

「日本語ビジネス会話」では、日本語の会話だけでなく、それを通して日本に関する様々なことを勉強できます。授業のなかで大里先生は日本の文化や伝統に関する説明をたくさんして下さいます。先生にご提示いただいた例をもとに自分で文書を作り、それを読むことを繰り返しているおかげで、日本語のレベルが着実に上がっていると実感しています。

L.Xさん(中国出身、国際貢献専門大学校出身)

大里先生はいつも親切で熱心に私たちに日本語を教えてくださいます。大里先生の日本語クラスで日本語をより深く学びたいと思っています。特に、日本語の文法やリスニングが難しいと思っているので、授業を通してもっと練習していきたです。

K.Sさん(ネパール出身、九州英数学館国際言語学院出身)

国際キャリア学科での日本語の授業は楽しいです。日本語学校で学んでいた時よりも日本語のレベルは難しいですが、大里先生はわかりやすく教えて下さいます。この授業を通して、私は貴重な経験と知識を得るとともに、自信を向上させることができました。「日本語ビジネス会話」のクラスでは、他の国からの留学生とつながり、彼らの文化についても学ぶことができています。私たち留学生はそれぞれ異なるバックグラウンドを持って来日しましたが、この日本で同級生として結ばれ、日本の学生として生きることも学べています。

G.Sさん(ネパール出身、九州英数学館出身)

「日本語ビジネス会話」の授業はわかりやすく、勉強に対する意欲がより高まる授業です。大里先生の教え方はとても良く、どんなに難しいこともわかりやすく説明して下さいます。この授業は対面授業ですが、早く新型コロナウイルスの感染が終息して、全ての授業が対面になってほしいです。